2022年10月3日 (月)配信読売新聞
セミナーには接種に反対する人が多く、船木容疑者も逮捕後の調べに「コロナワクチンは危険だと思っていた。患者に生理食塩水を打ったこともある」と供述した。区には複数の患者から「副反応が出ない」などと相談があり、保健所が区民約50人に抗体検査の案内を送ったところ、受検した11人のうち3人は抗体値が低く、接種券を再発行して対応したという。
取材に応じた北区の60歳代女性は昨年7月、クリニックで接種を受けたが、副反応が全くなかった。「体質の問題か」と思ったが、同12月、知人から不正のうわさを聞き、抗体検査を受けてみると、抗体量を示す値が「0・01」で、「非常に少ない」とされる125を大きく下回った。
保健所に相談し、今年に入って再接種を受けると、患部の痛みや倦怠(けんたい)感などの副反応があり、抗体値も十分な結果が見られた。女性は「ワクチンを打ちたくないなら、接種を断ってほしかった。体の中に何を入れられていたのかと思うと、ぞっとする」と憤った。
セミナーには接種に反対する人が多く、船木容疑者も逮捕後の調べに「コロナワクチンは危険だと思っていた。患者に生理食塩水を打ったこともある」と供述した。区には複数の患者から「副反応が出ない」などと相談があり、保健所が区民約50人に抗体検査の案内を送ったところ、受検した11人のうち3人は抗体値が低く、接種券を再発行して対応したという。
取材に応じた北区の60歳代女性は昨年7月、クリニックで接種を受けたが、副反応が全くなかった。「体質の問題か」と思ったが、同12月、知人から不正のうわさを聞き、抗体検査を受けてみると、抗体量を示す値が「0・01」で、「非常に少ない」とされる125を大きく下回った。
保健所に相談し、今年に入って再接種を受けると、患部の痛みや倦怠(けんたい)感などの副反応があり、抗体値も十分な結果が見られた。女性は「ワクチンを打ちたくないなら、接種を断ってほしかった。体の中に何を入れられていたのかと思うと、ぞっとする」と憤った。