吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

mRNAワクチンは「本物の病原体ではなく、設計図」今知っておくべき知識 その2

2021年06月01日 05時52分23秒 | 日記
「元々ワクチンというのは、病原体そのものを弱めたものや、病原体そのものを殺したもの、または病原体の表面にある一部分などを、体に投与するという仕組みでした。 しかし、今回の新型コロナワクチンでは、新しいテクノロジーが使われています。最近のニュースでよく聞く「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」や「ベクターワクチン」がそれにあたります。 これらのワクチンは、「病原体のごく一部だけを作る設計図」を体に投与するものです。
  設計図(ののった物質であるRNAなど)を体に投与すると、私たちの細胞の中で、病原体の成分の一部が作られるようになります。今までは製薬会社の工場で作っていたような成分を、自分の体の中で作ることができるのです。 体の中で、設計図をもとに病原体の一部ができると、体はそれを「異物」であると誤認し、これに対して免疫が働くという仕組みになっています。」