テレビやインターネットでは、コロナで第7波が来たとして、また、同じように危機感を煽る報道を続けています。これだけ頭の悪い人たちがいたのでしょうか。極めつけは、反日左翼に振り切っている日刊ゲンダイデジタルの裏付けがないような、コロナの実態を理解しないまま記事です。報道の基本的な姿勢はこのようなことだと理解してください。
7月25日付けで「尾身会長がNHKで”職場放棄”の仰天発言!コロナ対策は自助で、犠牲は国民の「許容度」の問題」という記事です。(職場放棄の言葉はコメンテーターに言わせて、自分では責任を取らないようにしているのですよね。)
同記事では、冒頭に仰々しく、「新型コロナ政府分科会の尾身会長から、専門家とは思えない驚きの発言が飛び出した。」と読者を引きつけるような書き出しです。どの発言が専門家とは思えないのか、私には理解できませんでした。
国民は自分の判断で対応してほしい言われたことが科学的でないのでしょうか。現状は、コロナの薬はほぼ使えるものがない(外国製のものはありますが、軽症者のものはないのです。)のですから、対症療法だけです。分析したら軽症者や無症状者ばかりなので、食事のことや健康管理は自分で情報を取得して対応してよということでしょう。薬だってないのですから、熱を下げる薬か抗生物質をだすくらいですよ。素人の私でもわかります。ですから、この程度で我慢してねということですよね。それを理解して行動してくださいということです。
記事は、続けて、「24日のNHK日曜討論で尾身会長は「従来では国、自治体が国民にお願いし、国民が従うというフェーズだった。今は、いろんなことを学んできたので一般市民が主体的に自分で判断して、いろいろと工夫するフェーズに入った。」と強調したそうです。
それに対して、記事では、次のように批判しているのです。「コロナ禍の2年半、コロナの対策は的外れなものが多く、後手対応も目立った。」と書いています。何が的外れなのでしょうか。基本的な生活様式を守るように要請したことも的確ですし、ワクチンこそ外国製品しかなくて、後手の印象ですが、韓国と違ってきちんと国民に行き渡るように確保しています。ワクチンの接種の対応が遅れたのは、旧民主党が過去に事業仕分けして予算を削ったから国産のワクチンがないこととと、国会審議ではワクチン接種には慎重に対応しろと追及してワクチン接種を遅らせたからでしょう。感染者や死者・重傷者は、欧米と比較すると、さざ波程度ですよ。
さらに、記事は批判をやめません。おそらく、尾身会長の提案が日本の景気をよくするためになると考えたのでしょう。「政府に従った国民は多大な犠牲を強いられた。その張本人である政府分科会の責任者が、今度は「一般市民が主体的に」とは、視聴者が呆気に取られても不思議ではない」と書いています。まるで、過激派のアジ演説(聴衆を煽るために過激な発言などをすること。)ですよね。
政府の方針に従わなければもっとひどいことになっていたでしょう。しかも、法律的には陽性者に対する勧告などはできても、ほぼ任意の要請でしょう。政府の要請を聞いていない人も多くいましたよ。その人たちが感染しながらも経済を回していたのでしょう。もっと早く5類にすれば景気は回復が早かったのにという主張なら、賛成しますが、それは飛ばしています。
最後には、感染症の専門家と称する人のコメントを引用して、「世論に委ねるかのような尾身会長の発言は、もはや科学ではありません。たとえ、一定の犠牲に対し国民が許容していたとしても、それを”よし”とせず、科学的に最善の感染症対策を考えるのが専門家の仕事です。・・(中略)職務放棄したようにしか見えません。」(西武学園医療技術専門学校東京校校長 中原重臣から=感染症学)だそうです。おまえは中国の習近平かと突っ込みたくなりました。欧米では一日何十万人もの感染者が出ているのに、みんなマスクをつけていないのは科学的ではないのでしょうね。日本の科学者は説明してくださいよ。日本の報道も外国との比較が好きでしょう。説明して下さいよ。国民の許容度しかないでしょう。日本人は自分たちは頭がいいと思っているのですよ。精神的にやんでいる人を一杯出しているのに。
あなたの方が科学的ではないですよと突っ込みたいですよね。何が言いたいのか不明です。科学的に最善の感染症対策は、基本的生活様式しかなく、コロナで陽性になったら重傷者を除いて、熱を下げる薬と飲みたくない抗生物質しかありませんよということです。
何か、科学的に最善の方策があるなら、政府に提案したらいいでしょう。科学者なのですから。こんな学園に行く人もいるのだろうなと思いました。経営する幹部に了解も取らないで発言している反日左翼としか思えません。
TBSだかで、新潟県の自宅療養者が米がなくなるとか、米の入ったケースの映像を撮らせていました。療養期間中にはなくなるだろうと言いたいのです。配達してもらえよと思いました。県では陽性者の自宅療養者に支援活動をしていますが、手が回るわけないでしょう。保健所などは何人いると思っているのでしょうか。重傷者なら別でしょうが。しかし、このテレビ局は、わざわざ、感染者の自宅に入ってカメラを回していますよ。必要ありますか。
それと、多いのが旅行会社や沖縄県の業者に取材して、キャンセルが多いとか言わせている映像です。キャンセルが多いのは当たり前でしょう。こうしたら、安全にできますから、やりましょうという取材をさせるべきですよ。このような取材に応じるときには、自分で主導して、組み立てを考えてください。そして、あなたたちは、どのような趣旨でこの映像を使おうとしているのですかと聞いてくださいよ。危機を煽ろうとしているのですかと。私たちを応援する気はないのですかと聞いてください。
私も、感染対策に配慮しながら、31日から東京に遊びに行きますので、皆さんも自己責任でやりましょうよ。感染したら、都道府県のホームページに対策が出ていますよ。自宅療養者に対する支援策が書いていますが、これは症状に応じてですので、陽性判断をした医療機関の診察結果から連絡が遅くなることもあるのですよ。
報道は、このように、どのような流れで、どのような支援策があるということと、症状の程度に応じた支援策なのだということを国民に知らせるようにしたらいいのですよ。しないでしょうね。報道は、国民を守る気などないですからね。
今日は、日刊ゲンダイデジタルがあまりに作ったような記事を書いていたので、長くなりました。(インターネットで検索したら「日刊ゲンダイ クソ記事」というのが入っていました。)皆さんも、感染しないように、感染したら、どうなるのかくらいは調べておいてください。食料の準備はしておいたほうがいいですよ。