本当の私

日々感じた事を記録していきます。

母に本の読み聞かせ

2017年08月20日 | 認知症
認知症になって、少しずついろんなことができなくなってきている母。
そんな中でも、何かに興味持てれば、何かできることをとずっと探してきた。
絵を描いていた母は、色鉛筆での塗り絵を喜んでしていた。
が最近では、塗り絵のことは忘れてしまっているみたいだ。
そう言えば、体験記やちょっとしたエピソードなどの文章に喜ぶ事に気がついた。
自分では読まないが、読んでくれとせがむことがある。
短い文章だと、それで終わり?と残念がる。
何ヶ月か前、村上春樹のノルエーの森を読むと喜んでいたのを思い出した。
ノルエーの森は場面がっちょくちょく変わるし、時間が前後する。
記憶できない母にとって、展開についていけない所が多々あり、読むのをやめてしまった。
二、三日たって続きを読むとき、どの前の出来事を覚えていないので、ちょっと難しいと思ったからだ。

絵本を少し試してみた。
ただ、子供向けに書かれているものがほとんどなので、読み応えのあるものを探すのが難しい。
内容が少し簡単すぎるものが多い。

少年H いいかも。
今日、母に読んでみた。喜んだ。いくらでも読んで欲しい。というようす。
明日も、続きを読んであげようかな。