本当の私

日々感じた事を記録していきます。

ひと山越えれたかな?

2011年09月10日 | 日記
父と母の介護に携わってどれくらいになるかな?
最初は母の認知症の心配で、いろんな医者に連れて行ったりしていた。そうするうちに父の医者通いも私が連れて行くこととなり、定期的に行く医者に加えて、脳外科、歯医者、耳鼻科への通院もあり、医者通いだけでも忙しくなった。

そのうち、父の具合がだんだん悪くなり、母が父の介護をするようになった。出来るだけ母の負担を軽減するため、毎日のように実家へ通ったが、父がだんだん手がかかるようになり、母が中心に介護をするのも限界となる。私が泊まりで面倒見る事もあり、私はほとんど実家へ行っていた。

しかし、私が実家へ行って手伝っていても、母の負担が軽減するわけではないと言うことが分かり、どうしていいかわからなくなってしまった。父が呼べば、私より母が先に反応する。それを押えて私が母の代わりをするという格好だからだ。どうやっても、父と一緒に居る限り、母の気が休まることはなかった。介護保険もぴったりのサービスが見つからず、八方ふさがりの状態で、母の休養のためには、父と母を離すしか方法がないのだが、なかなかそれが実現できなかった。そこへ、母の姉(89歳で現役バリバリ)の助け舟。母が姉の家に泊まりに行ったり、姉と旅行したり、少し家を空けて遊びにいけることとなり助かった。その間、私が父の世話をしていればいいのだから。

ところが、今度は私が参ってしまって、もう父の世話が出来なくなってしまい、このままでは、共倒れになると思い、父に他人の力を借りようかと思う。どんな方法があるのか考えているんだけど?というと、その通りだと、大きくうなずき、入院する。と言った。以前から、院長に入院を勧められていたのだが、頑として拒んできた父だった。
2日続いて熱も出ていた事だし、病院に連れて行くと、入院しましょうという院長に、今日は嫌だと言い張る父。世話を出来る人がいない状態で、家に帰ったらどうしようかと悩んでいた所。父が3日後に入院する。と言った。仕事をしている妹が、それまでの間、父を看ると言ってくれた。涙がぼろぼろでた。

トンネルから抜け出た感じで、昨日は久しぶりに安心して寝る事が出来た。今まで手に付かなかった、家事も出来て、少し晴れやかになった感じ。まだ、介護が終わったわけではないが、とりあえず、ひと山越える事が出来そうだ。
神様ありがとう。

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