クィールちゃんのエピソードをお聞きしました・・
クイールとの出逢いですが、娘が11歳の時に、『盲導犬クイール』を読んで、主人に誕生日プレゼントは犬を買って!と、せがみました。お世話の大変さを知ってる私は大反対でしたが、ペットショップに連れてかれて、赤ちゃんだったクイールを見て『この子は家に来る!』と直感したのです。娘はブラックタンのダックスを探していて、主人はゴールデンレトを飼いたがっていました。ゴールデンレトの赤ちゃんとダックスの赤ちゃんはそっくりで、主人もこの子なら!と、その日に決まりました。
クイールはおぼっちゃま性格と、コミカルな動きでとても多くの人に可愛がられました。車も大好き♡で、旅行も色々行きました。ごみ出しまでも私が連れて居たので、ご近所さんからも有名犬で、臆病で甘ったれおぼっちゃま君は皆から愛されていました。優しいクイールは、多感な時期の娘にいつも寄り添ってくれて、娘を寝かしつけ終わるとリビングの私の元に戻ってくるんですよ!面白いですよね。失恋して泣いていた娘の涙をペロペロしたクイールの顔は今でも忘れません。息子はクイールと男同士でサッカーをしていました。まるで本当の兄弟ですよね。
当時、中学1年だった息子も22歳でパパになり、孫もクイールとボールで遊びました。私の娘は昨年9月に出産しました。娘の心残りは赤ちゃんをクイールにあわせられなかった事らしいです。11歳9ヶ月で虹の麓に行ってしまったクイールですが、いまだにその名前を呼ばれています。我が家に来る人はクイールのお骨の前で名前を呼び、私は玄関を開ける度に『クイールただいま!』と、孫はクイールと遊んでるようで、誰もいない場所にお菓子を置いたり、クイールに話し掛けます。不思議です。
亡くなった日、GWに留守がちだった私は、行くはずだった美容院をキャンセルしてクイールと過ごしました。家に遊びに来た孫とも沢山遊びました。そして、その夜倒れました。その2時間後、夜間救急センターで息を引き取りました。妊娠中の娘は映画を見終わって、私の電話に気が付き、病院に来た時に心臓マッサージの手を止めていただきましたので、クイールと最後の言葉は交わせませんでした。6日に10ヶ月目の月命日でした。
クィールちゃんが亡くなった日のお昼間に撮影された写真です。こんなに元気なのに。
にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村