過客

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ネ・ウテルの探究
歴史を観、今に生き、未来に向かう

茶屋の女(ひと)

2012-12-26 | 日記
彼女とは乗り合いバスの休憩の
引地橋茶屋で出会ったが
夏休みを利用しての旅行と言っていた
高知に観光するとのことであって
高知の観光について色々語った
僕はたまたま帰省する途中であったが
何となく会話が弾んでバスでも
色々な話をして楽しかった
高知に到着したらはりまや橋で降りた
一緒に大丸の横の食堂に入り
しばらく高知の話などをしたものだ
当時はレストランなどと言う
お洒落な所はなかったものだ
〇〇食堂とか〇〇屋とかであった
山口大学の学生だと言っていた
けっして美人ではなかったが
笑顔が可愛くってその雰囲気が
堪らなく好きなタイプであった
先日この引地橋茶屋を通った時に
40数年前の懐かしい思い出が甦る
国道33号線は高知市から
松山市に至る四国山脈縦断道
その昔には6時間ほど要した
曲がりくねった狭い道の酷道の
国鉄バスの旅であった
松山から乗ると三坂峠があり
そこで1回目のトイレ休憩があった
高知県側に入ってからが長い
途中に2回目のトイレ休憩場所
そこが引地橋茶屋という所である
今も昔と少しも変わらない
雰囲気が残っていてそれが嬉しい
でも今はこのバスも廃線になった
過疎化が進み寂しい感もある


本文はフィクションです
ハックションと笑ってください
コメント (32)
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