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映画「小さいおうち」

2015-03-02 12:08:30 | 日記

昨晩 テレ朝で地上波初放映

松たか子、黒木華(ベルリン映画祭最優秀女優賞銀熊賞)
ネタバレあり

戦前の東京山の手の丘の
上に建つ 赤い三角屋根の小さい家が舞台

主人は玩具メーカーの重役40代?
奥様は(松) 30代?連れ子をして再婚した
美しい女性
連れ子は男の子

その家に住み込む 女中(黒木)

現代 年老いて(倍賞千恵子) 大甥から手記を書くように
すすめられ その回想で始まる

女中は美しくて優しい 奥様に
憧れ 
奥様の幸せ、家族の幸せが 自分の幸せ
と思っていたのか
奥様に 憧れ以上のものを感じていたのか
忠心を尽くしている

その奥様が主人の会社の部下と
不倫の関係に
それを知り 女中は苦しむ

原作には 女中には主人夫婦に
夫婦関係はなかったと感じていたようだ

その不倫関係の男が 戦争に
その時に 女中は小さな嘘をつく
いや 奥様や不倫相手には
大きな嘘だったのかも
女中は一生苦しむ

ミステリアスでもあり引きこまれたが
松さんは綺麗だが もう少し謎めいた
美女のほうがよかったような・・・
不倫相手の 吉岡君も 大甥役の
妻夫木聡も

老女となった女中の手記の字が汚く
誤字だらけなのも違和感


黒木さんは上手い
日本アカデミー賞では 助演で受賞
確かに 主演ではないかな・・・


大甥が大叔母に あの時代にも庶民の
生活が普通に営まれていたのは
おかしいみたいなことを言うが
その時に 日本が大きな犠牲をはらうとは
庶民は考えもしなかったろう

監督の山田洋二さんは戦前の匂い
みたいなものを知っている世代
近い将来 戦前を知らない監督ばかりになる
ことを考えると 
けっこう貴重な映画

奥様と主人は空襲で亡くなり

女中と不倫相手は一生独身を
通した