以前、XPの高速化設定について書きましたが、その続きです。
今までレジストリの構造は気にしていなかったですのが、ユーザごとに環境が異なる点を、レジストリの構成で実現していることが分かった為、その構成を書いておきます。
以下は、こちらのサイトから抜粋して、高速化設定の為に、編集しています。
Windowsでは複数のユーザーがそれぞれ固有の環境を構築して利用することができます。 いわゆるマルチユーザー環境が実現されているわけです。
Windowsはレジストリ内に作成されている、下記二つのメインキーをうまく利用してマルチユーザー環境を実現しています。
・HKEY_CURRENT_USERS
・HKEY_USERS
また、全ユーザに共通のキーは、下記のキーに登録されています。
・HKEY_LOCAL_MACHINE
高速化設定で変更するのは、これら3つの設定に対して変更をします。
HKEY_USERS というメインキーの下層には、それまでにWindowsにログインしたことのあるユーザー名に対応するサブキー(S-1-X-XX......というキーになっています)が作成されています。 各サブキー内には各ユーザーごとの諸設定がすべて保存されています。
Windowsは起動時にHKEY_USERSからログインするユーザーの各種設定情報を取得し、HKEY_CURRENT_USERキーにコピーします。
ユーザーのログイン中は、HKEY_CURRENT_USERキー内の情報のみが参照・変更され、HKEY_USERSキーに保管されている他のユーザーの情報は一切その影響を受けません。
またWindowsの終了時にはログイン中にカレントユーザーの変更した各種設定情報はHKEY_USERSキー内にある該当ユーザーに対応するサブキー内に格納されます。
このような一連の処理によって、各々のユーザーに固有のWindows環境が実現されるわけです。
Windowsの起動時のレジストリ値の動きは、下記のようになっています。
-----------------------------------------------------
■Windows起動開始
↓
■ログインするユーザー情報の入力
↓
(1)HKEY_USERS から該当ユーザーの設定情報取得
↓
(2)HKEY_CURRENT_USERに、今取得したユーザー情報をコピー
↓
■ユーザー 固有の設定でWindows起動
↓
■ログイン中は HKEY_CURRENT_USER のみ参照/変更
↓
■Windows終了処理開始
↓
(3)HKEY_CURRENT_USERからユーザー情報を取得
↓
(4)HKEY_USERS内にある該当ユーザーのサブキーに情報を保存
↓
Windows終了
-----------------------------------------------------
上記(1)(2)、(3)(4)ような動きがあるため、高速化設定をする際には、HKEY_CURRENT_USERのキーだけを操作しても、本人の環境だけしか速くならない為、HKEY_USERSにあるキーも操作しないと、全ユーザの高速化にはなりません。
逆に、各ユーザごとに、デフォルト設定、高速化設定のように、ユーザに分けて設定することも可能です。この場合は、HKEY_USERS内の各ユーザキー(S-1-X-XX......)ごとの環境をユーザの利用状況に応じて変えることになります。
今までレジストリの構造は気にしていなかったですのが、ユーザごとに環境が異なる点を、レジストリの構成で実現していることが分かった為、その構成を書いておきます。
以下は、こちらのサイトから抜粋して、高速化設定の為に、編集しています。
Windowsでは複数のユーザーがそれぞれ固有の環境を構築して利用することができます。 いわゆるマルチユーザー環境が実現されているわけです。
Windowsはレジストリ内に作成されている、下記二つのメインキーをうまく利用してマルチユーザー環境を実現しています。
・HKEY_CURRENT_USERS
・HKEY_USERS
また、全ユーザに共通のキーは、下記のキーに登録されています。
・HKEY_LOCAL_MACHINE
高速化設定で変更するのは、これら3つの設定に対して変更をします。
HKEY_USERS というメインキーの下層には、それまでにWindowsにログインしたことのあるユーザー名に対応するサブキー(S-1-X-XX......というキーになっています)が作成されています。 各サブキー内には各ユーザーごとの諸設定がすべて保存されています。
Windowsは起動時にHKEY_USERSからログインするユーザーの各種設定情報を取得し、HKEY_CURRENT_USERキーにコピーします。
ユーザーのログイン中は、HKEY_CURRENT_USERキー内の情報のみが参照・変更され、HKEY_USERSキーに保管されている他のユーザーの情報は一切その影響を受けません。
またWindowsの終了時にはログイン中にカレントユーザーの変更した各種設定情報はHKEY_USERSキー内にある該当ユーザーに対応するサブキー内に格納されます。
このような一連の処理によって、各々のユーザーに固有のWindows環境が実現されるわけです。
Windowsの起動時のレジストリ値の動きは、下記のようになっています。
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■Windows起動開始
↓
■ログインするユーザー情報の入力
↓
(1)HKEY_USERS から該当ユーザーの設定情報取得
↓
(2)HKEY_CURRENT_USERに、今取得したユーザー情報をコピー
↓
■ユーザー 固有の設定でWindows起動
↓
■ログイン中は HKEY_CURRENT_USER のみ参照/変更
↓
■Windows終了処理開始
↓
(3)HKEY_CURRENT_USERからユーザー情報を取得
↓
(4)HKEY_USERS内にある該当ユーザーのサブキーに情報を保存
↓
Windows終了
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上記(1)(2)、(3)(4)ような動きがあるため、高速化設定をする際には、HKEY_CURRENT_USERのキーだけを操作しても、本人の環境だけしか速くならない為、HKEY_USERSにあるキーも操作しないと、全ユーザの高速化にはなりません。
逆に、各ユーザごとに、デフォルト設定、高速化設定のように、ユーザに分けて設定することも可能です。この場合は、HKEY_USERS内の各ユーザキー(S-1-X-XX......)ごとの環境をユーザの利用状況に応じて変えることになります。