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XP 高速化(2) レジストリ構成

2012年06月13日 07時39分09秒 | FMV-K5260
以前、XPの高速化設定について書きましたが、その続きです。

今までレジストリの構造は気にしていなかったですのが、ユーザごとに環境が異なる点を、レジストリの構成で実現していることが分かった為、その構成を書いておきます。

以下は、こちらのサイトから抜粋して、高速化設定の為に、編集しています。


Windowsでは複数のユーザーがそれぞれ固有の環境を構築して利用することができます。 いわゆるマルチユーザー環境が実現されているわけです。

Windowsはレジストリ内に作成されている、下記二つのメインキーをうまく利用してマルチユーザー環境を実現しています。

・HKEY_CURRENT_USERS
・HKEY_USERS

また、全ユーザに共通のキーは、下記のキーに登録されています。

・HKEY_LOCAL_MACHINE

高速化設定で変更するのは、これら3つの設定に対して変更をします。

HKEY_USERS というメインキーの下層には、それまでにWindowsにログインしたことのあるユーザー名に対応するサブキー(S-1-X-XX......というキーになっています)が作成されています。 各サブキー内には各ユーザーごとの諸設定がすべて保存されています。

Windowsは起動時にHKEY_USERSからログインするユーザーの各種設定情報を取得し、HKEY_CURRENT_USERキーにコピーします。

ユーザーのログイン中は、HKEY_CURRENT_USERキー内の情報のみが参照・変更され、HKEY_USERSキーに保管されている他のユーザーの情報は一切その影響を受けません。

またWindowsの終了時にはログイン中にカレントユーザーの変更した各種設定情報はHKEY_USERSキー内にある該当ユーザーに対応するサブキー内に格納されます。

このような一連の処理によって、各々のユーザーに固有のWindows環境が実現されるわけです。

Windowsの起動時のレジストリ値の動きは、下記のようになっています。

-----------------------------------------------------
■Windows起動開始

■ログインするユーザー情報の入力

(1)HKEY_USERS から該当ユーザーの設定情報取得

(2)HKEY_CURRENT_USERに、今取得したユーザー情報をコピー

■ユーザー 固有の設定でWindows起動

■ログイン中は HKEY_CURRENT_USER のみ参照/変更

■Windows終了処理開始

(3)HKEY_CURRENT_USERからユーザー情報を取得

(4)HKEY_USERS内にある該当ユーザーのサブキーに情報を保存

Windows終了
-----------------------------------------------------

上記(1)(2)、(3)(4)ような動きがあるため、高速化設定をする際には、HKEY_CURRENT_USERのキーだけを操作しても、本人の環境だけしか速くならない為、HKEY_USERSにあるキーも操作しないと、全ユーザの高速化にはなりません。

逆に、各ユーザごとに、デフォルト設定、高速化設定のように、ユーザに分けて設定することも可能です。この場合は、HKEY_USERS内の各ユーザキー(S-1-X-XX......)ごとの環境をユーザの利用状況に応じて変えることになります。



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