念願達成？ 塩嶺麦酒（その２）

前回の「塩嶺麦酒」の続きです


売店でベーコンポテトピザと地ビールを注文。ピザは注文を受けてから作り始めま
す。５分ほどで焼き上がり完成です。

　　　　　

ベーコンポテトピザは石窯焼きとあって、なかなかの出来でした。ピザの上にポテ
トサラダをのせて焼き上げているような感じです。結構なボリュームです。

　　　　　

お目当ての塩嶺麦酒です。タイプは明記されていませんでしたが、ピルスナーです
ね。酵母で少し濁っていますが、酵母に関わる香りは感じられません。ホップの香
りはそんなに強くありませんが、ピルスナーらしいしっかりとした苦味が印象的です。
また麦の風味も感じられ、バランスのとれた良いラガーだと思います。旨いです。こ
う旨いと一種類だけでなく、他の種類も飲みたくなります。確かここは３種類くらい造
っていたはずなのですが…。

この後、再び入口すぐの「味散歩の街」に戻り、別の種類のビールを探索しました。
すると醸造所の隣のレストランに３種のビールのタップがあるではないですか。

　　　　　

「塩嶺麦酒　ピルゼン」

　　　　　

「塩嶺麦酒　ウィーン」

　　　　　

「塩嶺麦酒　ボック」

あるじゃないですか。店員さんにお願いして飲むことに。
すると…、このタップの中で繋がっているのは一つで、しかもキリンのハートランド
とのこと。しかも現在、園内ではここの地ビールは販売していないとのことでした。
となると、さっき飲んだビールは一体何？！！！
店員さんによると、醸造士さんが辞められたため、塩嶺麦酒は現在醸造を休止して
おり、園内で販売している「地ビール」は、他のファームパークから取り寄せている
ものだそうです。

そうです、さっき飲んだビールは塩嶺麦酒ではなかったのです。念願達成と思った
のもつかの間の出来事でした。後から分かったのですが、どうやら大阪府の堺にある
「ハーベストの丘」のビールを取り寄せて販売しているみたいです。ん～、旨かっただ
けに残念。

今回のように遠路はるばる訪問してもビールを味わえないことはビール紀行につき
もの。是非、早いうちに醸造士さんを雇って、醸造を再開し、塩嶺麦酒を復活してほ
しいものです。



信州塩尻農業公園　チロルの森
長野県塩尻市大字北小野相吉5050
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