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ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

イギリスのビアフェスティバル(その1)

2009-02-17 00:08:31 | ビール紀行(イギリス)
日本のビール紀行は一休みして、番外編です。先日、東京リアルエールフェスティバルが開催されたこともあり、、イギリスのビアフェスティバルへのビール紀行です。イギリスのビアフェスといえば、Great British Beer Festival が思い浮かぶと思いますが、地方でもCAMRA主催でビアフェスティバルが行われています。その数も多く、季節も関係なく、一年を通して様々な都市でビアフェスが開催されています。もちろん Great British Beer Festival もいいのですが、地方のビアフェスは地方色があり、味わいがあって良いものです。そこで、数年前にイギリスの地方のビアフェスティバルにいくつか行ってみましたので、今回からはその様子をお伝えしたいと思います。イギリスのヨークシャー地方の、とある都市のビアフェスの模様です。

     

会場は市内の小さなホールです。開場前は日本と同様、待ちきれない人が列を作り
ます。しかし人数はそんなに多くありません。また意外にも皆さん静かで、これからビ
アフェスといった感じではありません。

     

まずは入り口で料金を支払います。ここでビアフェス専用パイントグラスとビール
リストをもらいます。ビールはチケット制でハーフパイント単位で注文することにな
ります。CAMRAの会員は割安で入場でき、この場で入会も可能です(勢いで入
会してしまいました)。ここでもらう専用グラスは毎年デザインが変わり、かつ都市
毎にその特色が反映されていて、いい記念になります。

     

     

会場内の様子です。カスクが中央に山積みになっていて、ほぼすべて開栓されてい
ます。またカスクにはビールの情報が書いたラベルが貼られています。カスクの数に
対してハンドポンプの数は少なく、グラビティでサーブされるものも結構多いです。

     

ヨークシャーではよくみかける Batemans のブース。このブランドとは関係ありま
せんが、写真右のカウンターの上に置かれたバケツですが、「募金箱」だそうで
す。グラスに残ったビールを捨てるバケツだと思っていました。

(続く)



CAMRA
http://www.camra.org.uk/ 
(イギリスのビアフェスティバルに関する情報はここを参照)
    
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イングランドの醸造所~Black Sheep~(その3)

2008-05-17 15:15:15 | ビール紀行(イギリス)
前回の「Black Sheep」の続きです


     

バーのカウンターの様子です。Black Sheepブランドのビール以外にも他社のタッ
プが並んでいます。Black Sheepは先述の3種のハンドパンプが3セット、合計9
本ありました。

     

例えば、こちらのようなタップ。サイダーのStrongbowや、フィリピンのSan Miguel、
オランダのOranjeboomなどの海外ブランドが置かれてました。

     

カウンター奥の蒸留酒のサーバーの上には、Black Sheepの瓶製品がディスプレイ
されています。前にも書きましたが、こちらの瓶製品の一部は日本にも輸入されて
います。

     

そしてお次は先ほどテイスターで飲んだ中で最も気に入ったRiggwelterをパイント
で頂きました。こういうビールはホントに何杯でも飲んでいられます。リアルエール
はパブに届いてから客に出すまでの間のコンディショニングが味を左右しますが、
ここはお膝元とあって非常にいい状態で提供されています。 

     

こちらのロゴがモチーフとなっているコースターです。センスいいです。個人的に
こちらのロゴのデザインがとても気に入ってます。

      

お土産にBlack Sheep専用グラスを購入しました。お土産用の袋もこのようなデザ
イン。頭の中が真っ黒になりそう。

イギリスの田園風景の中にある醸造所で頂くビール。イギリスらしいじゃないです
か。私のベストビール紀行の一つです。 



The Black Sheep Brewery
Wellgarth,Masham,Ripon
North Yorkshire
 
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イングランドの醸造所~Black Sheep~(その2)

2008-05-14 21:42:00 | ビール紀行(イギリス)
前回の「Black Sheep」の続きです


     

バーのあるビジターセンターに入ると、ここオリジナルのロゴの入った玄関マット
でお出迎えです。センスいい。期待が高まります。

     

ビジターセンター内です。奥がビストロのエリアで、手前がバーエリアになってい
ます。バーというよりも実質はパブです。この他、ブラックシープのロゴの入ったグ
ッズの売店が併設されています。

     

バーのハンドパンプです。提供しているビールは、Bitter、Special、Riggwelter
の3種でした。こちらのビールはその醸造方法で有名で、醗酵タンクがYorkshire
Squareと呼ばれています。Yorkshire Squareは、石造りの蓋のないオープンな
醗酵タンクで、最近は少なくなったようですがこの地方独自の醸造法だそうです
(但し、石造りのタンクは稀で、こちらはスチール製だと思われる)。

     

ます最初に注文したのがこちら、Triple Tasterです。醸造所ならではの「お試し
セット」です。各種ハーフパイントずつでてきます。一番左がRiggwelterなのは分
かるのですが、右の2つは区別がつきません。このRiggwelterは気に入りました。
アルコール度数5.9%と、イギリスのリアルエールにしてはかなり高くなっています
が、あのイギリスのエールの優しさはそのままに、ほのかなロースト香と程よいボ
ディ感が印象的な逸品です。もちろんイギリスらしいゴールディング・ホップの香り
を十分に楽しめます。ゆっくりと時間をかけながら飲みたくなる、何杯飲んでも飽き
ない、そんなバランスのとれた旨いビールだと思います。イギリスホップの香りが
最高です。

     

おつまみはやっぱWalkersのクリスプスですね。日本で言う、ビールに枝豆みたい
な取り合わせでしょうか。

(続く)



The Black Sheep Brewery
Wellgarth,Masham,Ripon
North Yorkshire

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イングランドの醸造所~Black Sheep~(その1)

2008-05-11 23:13:18 | ビール紀行(イギリス)
今回からは国を変えて、イギリスはイングランドの醸造所のビール紀行の記録です。イギリスといえばエールとパブの国です。ヨークシャー地方のパブで、近年ファンが増加しているビールの一つに「Black Sheep」があります。こちらはビールの味もさることながら、黒い羊を使った特徴的なロゴや商業的センスが光っていて、イギリスのビールにしては大変クールな醸造所です。日本でも最近は一部のビアパブで入荷するようになったので、知っている人もいるかと思います。イギリス滞在中に是非醸造所に行って飲んでみたいと思い、思い切って訪問してきました。これは4年ほど前の記録です。醸造所は北ヨークシャーの都市Leedsから50キロほど離れた田舎町であるMashamにあり、車やバスでしか行けないというビール紀行には大変厳しい場所です。近くにはヨークシャー・デールズという荒涼とした山岳地帯が広がり、観光がてらビールと宿泊を兼ねて訪れたい村です。

     

Motorwayをひたすら北へ疾走し醸造所を目指します。イギリスの高速道路は無料で
走りやすく、整然と整備されているので快適です。日本と交通法規も似ているので、
ほとんど違和感はありません。

     

ようやく到着。写真はありませんが、かなりの田舎です。でもそんな辺鄙な場所な
のに多くの観光客が来ています。イギリスの道路地図にはちゃんと「Black Sheep
Brewery Visitors Centre」と記載されているほどの観光名所です。

     

イギリスらしい石造りの建物がかっこいい。なかなか大きな建物です。この下の庭
では外でも飲めるようになっています。

     

反対側の醸造所の様子です。植物(蔦?)が建物にからんで、なかなかいい味を出
しています。

     

案内の看板です。醸造所見学もできるのですが、この日はバーで飲むことが目的。
ご覧のようにビストロも併設なんです。

(続く)



The Black Sheep Brewery
Wellgarth,Masham,Ripon
North Yorkshire

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