一級建築士の矛盾。其の二。

2009年03月30日 | ものづくり 家づくり

一級建築士の矛盾。其の二。

木造建築の見積書は少なくとも、仮設工事。基礎工事。木材費。大工工事。屋根工事。アルミサッシ。エクステリア。ベランダ。バルコニー。木製建具工事
左官工事。塗装工事。内装工事。電気工事。設備工事。タイル工事。敷物工事。防水工事。床暖房、暖冷房、雑工事。他、中略。
最近ではエコ給湯、太陽熱利用、IH、インターロッキング。など設備が充実し、それに伴い便利さや快適さを追求すれば当然費用も相当かかります。

木工事一つをとっても木拾いは何百項目。各業種の【内訳明細書】を合わせると1000項目以上になると思います。
相見積もりの場合これらの(詳細)内訳明細書(設計図)に基づいたものを比べるのが常識です。
こんなあたりまえのことをしないで、一式いくらの見積を比べて設計士と施工主とで話をしているとしたら・・・?これはとても滑稽です。
設計図(図面)のいい加減さや、何々工事一式いくら(なんぼ)の見積もりなど今時通用しませんね、とんでもないことです。

基礎配筋図の例をあげると、立ち上がり(基礎)が図面になかったり(欠損)要所要所の基礎伏図がでたらめだとしたら、これはもう家にはなりません。
それと、立面図では、一階二階の入りこんだ部分に縦線がなかったり、当然小屋伏図にも通してはいけないところに二階梁を入れるようになります。
最近では設計図もコンピュータで書きますが、やはり人間の目で確かめた上で建築確認申請提出するべきではないでしょうか。
平面図と展開図も一致しなかったり、これはもう常識では考えられない図面ですね。
図面を書いた本人が確かめたにもかかわらず納まりが分からないまま提出したとしたら大問題です。プロレベルではなく、素人です。

施工主も一級建築士の肩書だけで信用するのは大変危険です。

現実。事実に対して正直に対応し、対処しなければ専門家としての責任は果たせません。
こういう設計士に依頼する施工主にも自己責任はあると思いますが、やはりこんな非常識な一級建築士は何んとか厳しい行政指導をして頂きたいものです。
[設計士に一言]のうがきだけではいい家はつくれませんよ。

※ミスの積み重ね。ミスを犯していることすら気がつかない。
最後にはとんでもない結果になるという現実を施工主様にも早いうちに気が付いていただきたい。

追記。前ページを読んでいただくと話はつながります。


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