網戸張り替え修理。(工夫)

2008年03月19日 | リフォーム
                   網戸張り替えに工夫。

網戸張り替え。
今回は、網戸の張り替えを頼まれました。
これはいいものだと思いましたので、ブログで紹介します。
飼い犬に破られてしまった玄関の網戸。

このお宅では屋内で犬を飼っており、犬が玄関の網戸を破るので何か良い方法はないでしょうか、と言う事でした。
そこで、網戸の腰から下にパネルを使って張りました。

このパネルは、硬質ゴムをアルミパネルで両側から挟みこんで出来てます。これは適度な弾力性もあり、小型犬~中形犬にも十分対応し得る強さがあります。パネルの表面は、ツルツルしており、ペットがひっかいても大丈夫です。ペットが怪我する心配もないと思います。
ペットを室内で飼われてるご家庭では、網戸をペットが破って困るんだけど・・・そんなご家庭にお勧めしたいと思います。
弾力性、硬質性を両方兼ね備えた優れものです。
このパネルはYKKアルミパネルです。最寄りのサッシ屋さんか、アルミサッシを扱っている建具屋さんにお願いするといいでしょう。分からない場合は、工務店に相談すればサッシ屋さんと通じてますので、お答して頂けると思います。
(網戸を張り替えようかな、と、お考えのお宅にはいいかも知れませんね。)
この案を出してくださったお施主様(奥様に)
それに網戸修理、張り替えをしたサッシ屋さんにです。


                         
ペットを屋内で飼ってるご家庭におすすめの、腰から下にパネルを張った網戸です。
協力工事店:株式会社 湘南建具:サッシ部。

追記。3月24日
(安全性第一を優先してこその、ものづくり。一言付け加えさせていただきます。)
パネルの色は、シルバー、ブロンズ、ホワイト、ブラックがあります。メーカーによって多少色が違うそうです。
(正確な事はメーカーに問い合わせて頂くとありがたいです。)
この腰から下にパネルを張った網戸の問題点は、外付けサッシや内側に硝子戸、障子などのある場所には使えません。
パネルの厚みは3mm。これを網戸の内側に張りつけるため内側のサッシ(障子)に、こすれるので、障子の開け閉めが出来なくなります。
それと、パネルの上部(腰の部位)こぐち(パネルの断面)が出てしまう。(アングルを使う方法もあるが・・・。)小さいお子さんや、ペットが、怪我をする危険性もあります。
腰に框のある網戸だと、危険性は少なくなると思います。何れにせよ、もう少し改良が必要ですね。
腰から下パネル網戸。現在の処メーカーでつくってないのが残念です。
腰から下にパネルを張ると室内が暗くなる。と言うお施主様の指摘もありました。
透明のパネルを是非、各メーカーに考えて頂きたいと思います。


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ありがとうございます

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浴室サッシ取替え。(在来工法)

2008年03月06日 | リフォーム

浴室サッシ取替え。
在来工法の場合
築24年経った木造住宅です。
既存のサッシ枠本体や戸車がどの程度傷んでいるか、消耗しているのか、それに伴い浴室タイルも傷んでいるかどうかで工事のやり方が違ってきます。(脱衣場:洗面所の床も同様です)

6尺引き戸(3枚戸)を、6尺引き戸(2枚戸)に取り替える場合も本当に工事していいのか、判断に悩みましたが、サッシの戸車が外れたまま長い間使用し続けた為、サッシ本体にも摩擦による傷みがかなり見られ、サッシを枠ごと取り替える事にしました。

13年前にも浴室サッシ中折れドアを→6尺3枚引き戸に取替えたが、その時にはサッシ中折れドアに傷みなどはなく、事情により、やむなく取り替えました。
今回摩擦による消耗が見られたために再度6尺2枚戸に取り替えました。
(浴室サッシ。通常使用の場合は、もっと長く持ちます)

浴室サッシ取替え工事で気をつける点は、タイル切断時や、タイル剥がしを上手に行う。他の部分を傷めない(脱衣場:洗面所床も関係してくる)
必要最小限にコストを抑えるため必要適切な工事をします。

  摩擦でサッシが傷んでいる。洗面所のクッション
フロアーも一部剥がれかけてるのが分かる。

タイルを一枚剥がして、同じタイルがあるかメーカーに問い合わせる。



手摺を外してタイルをダイヤモンドカッターで切る。
                

余計なところを切らないように注意しながら切ります。

タイルを剥がしていきます。


うまく剥がしてサッシを取り外す事が出来ました。








☟新しいサッシ枠の取り付けです
6尺のサッシ枠は大きくて中々入りません。
いったんバラシて取り付ける場所で、組み立て直します。



ようやくサッシ枠が入りました


大工の仕事はここまでです。
これからはタイル屋さんの仕事です。


タイル屋さんが丁寧に古いタイルの欠片を取った後、
フェルト、ラス網(メタルラス)を張って下塗り補修をしていきます。
(この道45年の熟練したタイル屋さんです)



タイルをダンゴと一部圧着で張っていきます。



サッシの下バも丁寧に・・・メジも仕上げていきます。





タイル屋さんがメジの剥がれかけてるところを直してくれました。
タイル屋さんはとても親切です。
浴槽とタイルの境をテーピングしてコーキングを打ち込みます。




工事が終わりました。浴室と、洗面所の境にステンレス
見切りを取り付けて、クッションフロアーもこれで大丈夫です。
こうすれば余計なところを剥がさずに工事コストを最小限に
抑えることができます。 




タイルもピカピカになりました。


タイルを張った境目も分からないくらい、きれいに張れました。


                 
手摺を取り付けて


日頃から浴室サッシに限らず戸車を点検しましょう。
                


浴室サッシ取り替え工事完了。

協力工事店:(有)増田タイル店。


浴室基礎コンクリ高さ約1メートル。浴室と洗面所の境
(サッシ下バになる部分)を基礎コンクリで立ち上げているため、
腐ることはなく、全く異常は見られませんでした。
その結果、工事コストを必要最小限に抑える事が出来ました。
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※浴室サッシ戸車は、こまめに点検しましょう。