5人と1匹~お気楽家族~プラスα

らぶらどーる寝とり~ば~のれおんとその他大勢のにんげんのくらし。

・・・冷あせ(@_@;)

2006年09月22日 | うつ

これは 後日談になります。

17日の夜にチビSとの関係改善でぐっと良好な精神状態へと変化していった私ですが、

実は 土曜日から 薬を飲んでいませんでした。

それまでは 毎日きちんと決められた用量、用法を守って薬を服用していました。

薬さえちゃんと飲んでいれば きっと良くなるんだ!とそう思っていたからです。

私が処方されているのは

 ●レキソタン錠2mg             1日3回  各1錠

 ●アモキサンカプセル10mg     1日3回  各2カプセル

量的には少ないほう、らしいです。

薬効としては 不安や緊張を取り除く、心と体の調子を良くする

         気持ちを楽にして意欲を高める、 とあります。

でも、 正直なところ ここに書いてある薬効を実感できてはいませんでした。

それどころか、日内変動、週内変動も結構あって 気力体力を1日維持することはできず

苦しい思いをする事も多く テンションの低い状態の私でした。

 

そして、11日の事件、13日のクリニック受診での先生の対応、『認知療法』、

その他もろもろの日々の出来事で、

( 薬に頼ってるから いつまでも 良くならないんだ!! )

という、なかば 投げやりな気持ちもあって 薬を全部 捨ててしまったのです。

薬なんか飲まなくたって 考え方を変えれば 症状は良くなるんでしょ!みたいな

誰かに対してか、自分に対してかの当てつけだったと思います。

 

18日の祝日は 午前中は買い物にでかけて、

午後は久しぶりに家族全員揃って リビングで『名探偵コナン』の1番新しい劇場版のDVD鑑賞。なんで、こんな事がこんなに幸せな気持ちになるんだろうって

不思議なくらい 心安らぐ休日でした。

ただ、なぜか 胸がざわざわとして 落ち着かない感じはありました。

 

19日(火)は激動の連休明けで みんなそれぞれ 学校や会社に出掛けていきました。

私は9:30から歯科クリニックの予約(知覚過敏の治療で)

30分ほどで戻ってきてからが・・・・母と二人きり・・・・。

まずい、と思った時にはもう 母のとめどないおしゃべりの魔の手からは

逃れることはできなくなってしまうのです。

 

母と 接することが 苦手な私。母のおしゃべりは特に苦手。

本当は  本当の私は 自分の母親が大の苦手だなんて、酷い娘です。

 

どうしようもなくなった時、 母が観たがっていた『南極物語』のDVDを借りてきていたのを思い出して おもむろにTVをつけて 上映開始。

これで おしゃべりは 止まるだろうと、計算高い 娘です。

しばらく一緒に観ていましたが 犬が置き去りにされるストーリーなんて

絶対!!泣いちゃうので 途中でこっそり退席して、2階にあがって休むことにしました。

 

疲れたなあ・・・・・。

とりあえず、お昼寝でもしないと・・・とベッドに横になった時から

急激に体調がおかしくなり出しました。

激しい動悸、手足もかすかに痙攣して、全身の毛穴が開いて 冷や汗がでて

胸苦しいというか 息ができない感じで 過呼吸になりそうでした。

とても 横になんかなっていられず 起きてはみたものの

目眩がして 全身で脈を打ってるみたいな感覚、ちゃんと立って歩くこともできず

 

これは、まずい まずい 絶対まずい、救急車ものだ・・・・・

( どうしよう! )

なんとか扇風機の前まで行って スイッチを押して 風にあたって

ゆっくり大きく呼吸、しばらくして 少し落ち着いてきました。

PCの前まで行って 扇風機の風に当たりながら

薬の名前を検索にかけて 確かめました。

確か、どこかで、 勝手に服用を中止しない・・とかなんとか 読んだ記憶があったからです。

 

薬を捨てて 飲まなくなって丸3日、 それまで3ヶ月間飲み続けてきたこの体から

薬の成分がすっかり抜けたころでした。

 

急激に服用をやめたことからくる反動だったのか

それまで 実感できなかった 薬効の力を これ以上ない形で 思い知る事になりました。

素手で心臓をぎゅっと掴まれているような緊張感や 言い知れぬ不安感、激しい動悸に襲われて、 初めて 薬の作用を実感しました。

 

色んな案を考えましたが 結局 自分で車を運転して 午後1番に診察を受けて 薬を出してもらうしかない と、 必死で運転して仙台の街の真ん中まで行きました。

ほんとうに あんな震える手で よくも 行けたものだと 思います。

クリニックに辿り着いて 診察開始までの30分の長かったこと・・・・・・。

 

でも、

先生、ごめんなさい。 片付け物をしていて 薬の袋を紛失してしまった、なんて

苦しい嘘をつきました。

さすがに 捨てた、と 正直には言えませんでした。

きっと、そんなのは嘘だろうと バレバレの言い訳でしたから

先生はわかって いたでしょうけど。

 

ヤク中患者のヤク切れ?状態を味わって 十分 反省したので お許し下さい。

処方箋を急いで薬局に出して 駐車場で速攻 薬を飲みました。

「家に着くころには 落ち着いているでしょう」

はい、先生。 

 

お蔭様で あれから 再びまじめに服用しています。

こんな低いテンションな私でも 薬のお陰~と 現状を受け入れ付き合っていく心構えもできました。

まだ当分 この薬とこんな自分と 付き合っていかなくてはならないでしょう。

なにより 家族も こんな私に付き合ってくれているんですから。

 

感謝。