パリの美術館から子供のための はじめての美術館1回1作品 2023

パリ、オルセー、ルーブル美術館から1回1作品、小さいお子様とご一緒にシニアの皆様も。やさしい教養。

子供のためのオルセー美術館(27)セザンヌ、自分だけの絵 筆の動きはどっちに。

2023-06-08 02:27:00 | 子供のためのオルセー美術館

ここは
フランスのいなか
エクサンプロバンス

あっちにもこっちにも
葉っぱのかたまり
いろんなみどりがうつる池
あと、
むかしむかしの小さな橋


Adapted from Pavel Machotka


どうしたら自分だけの絵が
かけるだろう
セザンヌは たったひとり
ここにいました



こいみどりとピンクの土
まっすぐな木



水にはみんなうつってて
お日さまも
葉っぱからすこし

風だ
ふかい池のつめたいにおい





セザンヌは
近代絵画の父とよばれました
みんなのあこがれの画家でした

セザンヌがひとりでかんがえた
ふで🖌️のつかいかたを
見てみましょう



よこむきのブロックで水をかき
ななめの線で はっぱ
木はたてのブロックのかたちで
かきました

たくさんのブロック見つかったかな





Paul Cézanne

Aix-en-Provence 1839 - Aix-en-Provence 1906

Pont de Maincy Vers 1879

Huile sur toile

ポール・セザンヌ

マンシーの橋 1879


Pont de Maincy - Paul Cézanne | Musée d'Orsay




Adapted from Pavel Machotka, Cézanne: The Eye and the Mind. 


セザンヌの作品群の中でも、《マンシーの橋》は長い間、年代測定や場所の特定に問題があったが、現在では1879年末から翌年初めにかけて描かれたというのが一般的な見解となっている。
印象派の影響を受けているとはいえ、セザンヌの絵の中でこれほどまでに輝きを放つ作品はほとんどない。
空間を循環する空気、幾重にも反射して波打つ水面が感じられる。しかし、構図を織りなす長くまっすぐなストロークが、クロスハッチングのように斜めに働かされることで、後期の作品に見られる魅力的な官能的詩情も感じられる。
1880年代このアプローチは、特に風景画において常に探求され、発展してきたものである。空間と質量、形とその反射の表現はキャンバスの上で力強くも繊細なバランスを実現している。


Le pont de Maincy 1879-1880 (R436 FWN143)

R436 – Le pont de Maincy 1879-1880 (FWN143) Pavel Machotka (Cliquer sur l’image pour l’agrandir) Perhaps no use of the parallel touch is more s...

Société Cezanne

 


お読みいただきありがとうございました。またいつかのぞきにいらしてください。ありがとうございました。

本ブログ「子供のためのオルセー美術館・ルーブル美術館」でご紹介している内容は全て、美術館発信の事実に基づいたものをお話にしています。