コンクール

レミ門下生さん5人が出場するピアノコンクール聞いてきました。
「批評家」として私が絶対の信頼を置く実家の母、ヒロコサンもお誘いして。
テルサホールに到着したら、モニターで流れるショパンのワルツ。
ああ～間に合わなかった‥‥‥
だけど気持ち良さそうに弾いてる、よかったよかった。
と思ったら、ちーん。
このコンクール、本選なのに曲の途中でカットされる。
ええ～そんな。クライマックスに達する前に‥‥
聞いてるこっちはストレス溜まる。
あと、一小節なのにちーん。
こんなのアリですか？
ワタクシは事務局に猛抗議しようと思います。
もちろん匿名で。
まあ会場の皆さん「ちーんは感じ悪いです」と静かに不満を訴えてましたし。
そして
結果発表の前に会場を後にしました。
生徒さんたちよく頑張ったんで皆にねぎらいの言葉をかけて。
しかし一人の生徒には「その甘ったれた根性を治さない限り進歩はない」という
非情な言葉を浴びせたワタクシ。
まじガックリさせられた。彼の素敵さ65％くらいしか演奏に出てなかった。
「反省しなさい！」「‥‥‥‥はい。」
結果を後で知らせるよう吐き捨てるように言い会場を後にしました。
母を送り、私は家でバンバンピアノを弾きました。
あああああ
やっぱピアノは楽しいわあ！
彼はなんであんなに臆病チキンになったんだ～
1800万のスタインウェイ弾いてんのに～
ああああ私って最高にピアノが好き～～～
さすらいびとが残り12小節のところで携帯のベルが鳴る。
またカットかよ！
あのチキンくんだ。
「レミ先生、金賞でした‥‥県知事賞っていうのももらいました。
あんな演奏で‥‥信じられません」
「じゃ辞退しなさい！
ってのは嘘です。おめでとう！」
「次は自分のベストが出せるように強くなります」
65％で結果が出て、ラッキーだったけど
ほんとはもっとすごい子なんです。
まあ応援してる家族親戚友達に彼が恩返しが出来たから良しとしましょう。
ヒロコさん曰く
「あの曲は一発勝負みたいなとこがあるからね、だけど私はあのコースの中では一番良かったと思ってた。レミがぷんぷんして○くんにお説教してる時はかわいそうでその場から思わず離れたわ。」
あはは。
わたしったら‥‥偉くなったもんだ。
で今日の一番の感動は
Nちゃんのシューベルト。
美しい天国の音楽～酔いしれました。
ちーん、までは。最後まで聞きたかったなあ。
金賞1人／銅賞2人／努力賞1人／賞無し1人の結果でしたが
結果どうあれ、やっぱり音楽ってホンットいいですね～
（淀川長治の言葉に心底同意します。いいですね～　さいなら）