黄青(キアオ)が1月15日早朝とうとう天に召されました。享年10歳10ヶ月。
2009年春、我が家に来てからずっと全てを見守ってくれたキーちゃん。お喋りを覚え、お客さんが来るとインコ語で会話に参加し、その美貌は誰もが褒めてくれてキアオは私の自慢のインコでした。
相次いで家族がいなくなってからは、家で私を待ってくれてるのはキアオだけ。車の音が聞こえただけで激しく呼び鳴きし、最近は寝る前にちょっとだけエサを手で食べさせてあげるのが日課でした。お爺ちゃんになって赤ちゃん返りしたのか何だか甘えっぷりが半端なく、そしたらこの1週間は具合悪そうに寝ているばかり。一緒にいる時は私のジャケットの中に潜り込んで温まって。
だけど昨夜はもうお迎えが来たのがわかった。キーちゃんの頭の毛がみるみるカサカサになっていく。息はしているのに。呼びかけると目は開けるが、とても辛そうにまた目を閉じる。
キアオの亡骸をハンカチでくるみ、夫の遺灰の隣に置いて私は仕事に出かけた。8時半の大学の授業。午後は寒河江でユミちゃんと村山地区私立幼稚園研修会のコンサート。
自分の心に蓋をきっちりと閉めて仕事した。2008年チャッピーが亡くなった時にはあらゆる仕事場で泣いてしまい周りの人に説明するのに四苦八苦したから。今日は終わってから少し涙が出た。帰宅して明日のコンサートの練習終わり、ちょっとワインを飲んだらまた涙が出た。更に頂き物のシャンパンを開けた。献杯だ。本当は大泣きしたい。だけど明日も笑顔でコンサートするから、泣きはらした顔になるわけにはいかないから…
ぽっかりと空になった鳥籠を見ながら、天使になったキアオを想像してみる。亡き後もきっと幸せなはず。そして私を待っていてくれるはず。キアオに感謝。