レミのソラ

ピアニスト/作曲家 知野礼美のブログ。
http://remichino.wix.com/remichino

アムステルダムでリセット完了

2014-04-13 02:59:38 | 日記・エッセイ・コラム

20140331_104649
身も心も全て捧げたゴーウェストが終わって3日後、アムステルダムへ!
旅行の目的はただひとつ「リセット」です。
オンラインでチケット購入したコンセルトヘボウのコンサートの以外何の予定も立ててません。好きな時に起きて食べたい時に食べ、観たいものを観に行くという自由気ままな一週間。
ただし、貧乏旅行。
航空券と一緒に安ホテルも予約はしていったのですが、?高すぎ!
お小遣いの4万円を成田で換金したらたったの?275です。。
だけど。ワタクシ若いときからお金のない旅行には自信があります!
むしろ、大金持ってるより楽しいかも。

アムスは物価が高いと聞いていたので、色んなものをスーツケースに詰めて準備していきましたが、早速2日目に湯沸かしポットが壊れたので安売りスーパーHEMAで新しいポット(?10)やマグやお皿を買い、更にホテルからレンブラント広場に向かうお惣菜屋さんでパテやチーズなどを買って、ホテルの部屋もおうちカフェに整えました。

美術館。
今までこんなに楽しんだことはなかったかも。
生のままの作品が目の前にあり、しかも仰々しく飾られてない。
ロープなんてもちろんない。
これは有名なシャガールの作品ですよー的な押し付けがましいアピールがなく、気がつかなかったら通り過ぎる。実際通り過ぎる人多数。
美術を自分目線だけで鑑賞するって、本当に心が浄化される!
あまりに楽しかったので、美術館巡りをした。どこも?15。

コンセルトヘボウのホールの音響は、言葉にすると陳腐になるの承知でいうと、
『音に天使の羽がついて飛んでくる』
百聞は一聞にしかず。山形テルサの音の100倍の幸せを齎します。
これは聞いた人にしかわからないと思うのでここまで。

滞在中は天気も良く、外のカフェでお茶やお酒を楽しみました。
ほとんどのオランダ人は英語も話します。(ここがドイツと違って楽なところ)
へらへら話しかけてきたりしないけど、こちらが話すと嬉しそうに答えてくれます。
「おとといあなたの国の首相がアンネ・フランクの家を見に来た」とか
私がこっちで日本人に会ってないと言うと「赤線地帯に言うと日本人の男がたくさんいるわよ」などと教えてくれます。今更日本人に会いたくなかったので行きませんでしたが。

しかし一番まいったのは、現地の人の言う
「歩いてすぐそこ」
「アムステルダムは小さい町だからどこでも歩いていける」
一歩の幅が一体どれだけ違うんだか。
徒歩15分が、この小さな日本人には30分。
歩き過ぎて靴下に穴があきました。
(もともと捨てるつもりで持っていったので、靴下も大往生でちょっとうれしかった)

一週間一言も日本語を話さずにいたら、自分を取り戻しました。
鎧を脱いでやっと皮膚呼吸した感じ。
新年度、これで頑張れます。

写真は、帰りのスキポール空港。
外でアムスのソラを眺めながら帰りたくないなと思った瞬間
スズメが寄ってきた。
うちで待っているインコのきーちゃんを思い出し、やっぱり帰らなきゃと観念した。

いい休暇だった。