レミのソラ

ピアニスト/作曲家 知野礼美のブログ。
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5月怒濤の日々

2010-05-31 02:46:53 | 日記・エッセイ・コラム
今月の本番が終わった‥‥。よかった‥‥。
たった1ヶ月の間、一体何曲弾いたんだろう?

11日あおぞら幼稚園コンサート w/vln 7曲。
12日レミトリオ1時間プロで8曲。
20日あおぞら幼稚園コンサート w/fl 6曲。
22日ミロンガ初デビューのタンゴバンドは7曲。
27日あおぞら幼稚園コンサート w/vla 6曲。
29日/30日のユミちゃんと「気ままな鳥ライブ」では18曲。
かぶった曲はいっこもない。
だから単純に足し算してみると、、うわ。
 

52曲!!!
 

おおまいがあっ。。。。!

そして52のうち新曲は27曲(4曲はピアノソロ)
これは譜面追いかける眼力勝負。近年めっきり衰えた私の目は譜面台の奥行き加減で全く見えなくなるので、音符の大きさにより譜面台微調整する小技も駆使しなければなりません。
 

子どもの頃は同じ曲だけを毎日練習するのが退屈で、色々な曲を同時に出来たらいいのにと思ってたけど、
まさかそれが52倍にまでふくれあがるとは予想してませんでした。


同窓会

2010-05-27 02:29:09 | 日記・エッセイ・コラム
今週末はユミちゃんと「気ままな鳥が歌うのだ」ライブ。
合わせの間のおしゃべりで‥‥
「ドラマの同窓会、はまるのよ~」らしい。
あああれか。E子様も激してたな。
「これで3年は生きられるって、どーゆーこと!?」
これは見なくては。
同い年の彼女らが臭いセリフに鼻をつまみながらも毎週楽しみにしているのだ。
はい、今日はまず第1話。
タイトルは
「30年ぶりの再会…事件が始まり私は壊れた」
ふむふむ。
高橋克典のすぎやまくんが同窓会に遅れてやってきた。
リチャードクレーダーマンばりのかなり恥ずかしいピアノの曲とともに。
ふくしまくんとまりちゃん「僕たち愛し合ってしまったんだ。」
はあ。。。これか。ひどい臭気です。
斉藤由貴のおばさんっぷりとうそくさい三上博史。
おし、続いて第2話にいってみよう!
「愛と裏切りの捜索旅行」
黒木瞳の役名「相川さん」って‥‥DMCクラウザーさんこと根岸のあこがれの人と同じだ。
おやおや杉山くんと一緒に歩く相川さんのはしゃぎようったら。
と思ったらいきなり喧嘩。「あたしそんなに軽くないんだから」
そんな相川さんは家族で手巻き寿司。
「失業しても夫はまだ男だった。侮れないと思った。」
つっこみどころ満載の楽しいドラマです。


愛らしい‥‥

2010-05-07 01:23:22 | 日記・エッセイ・コラム
20100506153719


高校の駐車スペースに咲く八重桜。
チアガールズが放り投げたポンポンの残像のごとく。ワタクシの耳には彼女達のイェー!とかワォー!の幻聴が。
おや?
きのうのポゴレリッチに五感を犯されてしまったのか。
レッスンしてても音が映像や匂いや触覚につながってしまう。
さくさく弾かないで~じっくり味わいたいの~
。。。
ぽかーん。
。。。
今日のレミせんせい、なんか変だ。
。。。
生徒のリアクション見て、早く元の自分に戻りたいと思うのであった。


ポゴレリッチ@サントリーホール

2010-05-06 02:04:37 | 日記・エッセイ・コラム
20100505__


聞いてきました。
想像を絶するリサイタル。
時間の概念はどこにもなく、6分の曲も20分かかります。分解された音符の数々がブワブワとした泡のごとく響き濁り、時折耳をつんざく内声やらバスの轟音。聞いてるこっちは何の曲弾いているのかさえわからなくなります。
しかしあのスローテンポについていく集中力はレミにはありませんでした。
ショパンソナタの3楽章‥‥熟睡でした。
メフィストワルツは猛毒入りで一瞬ショック死。
前半プログラムだけで1時間半以上かかりました。
もうこりゃしらふでは聞けないと観念して、20分間の休憩時間に白ワインを飲む。
後半は突如追加したブラームスから始まる。
シベリウスは全く現代音楽になっちゃって、まじっすかこれ。
ガスパールのオンディーンはわりと普通に始まったかなと思ったら途中でまた「一音一音にフェルマータ」で眠気が‥‥。ステージも暗すぎるんです!作業灯くらいのうすぼんやりで顔もよく見えない。この辺はポゴも少し改善してもらわないと。信者じゃなくとも来てる人はいるんだから!
そして終了。
ゆっくり上半身90°までもっていき静止5秒くらいのやけにバカ丁寧なおじぎ。
またおじぎ。
信者スタンディングオベーション。
おじぎ、おじぎ、何回か。
アンコールなしでおわり。

 

感想。
これほど独特な音楽を会場で聞けてよかった。
感動は全くなかったが、やばい聞いちゃいけないものを聞いてしまった、みたいな。
死後の世界とか涅槃といったいわゆる「あっち側」に連れて行かれそうなピアノでした。