かくれカマ足を直そう‼part2 ニーナさんマスタークラス感想③

こんにちは！

ニーナ・アナニアシヴィリさんが講習会で何度も注意なさった、

隠れカマ足をなおすには？

答え合わせの前に、ニーナさんがどんなモノマネをしたか、お伝えしますね！

横のタンジュで、お尻を持ち上げて、足を内向きのままで横に出したニーナさん。

「私もそうなってるかも～」と思った方も多いのでは？

でも、「なんでお尻を持ち上げたタンジュが、カマ足って言われるかわからない？？」

のかも。

 

そのポイントは、足の形と、ターンアウト不足にあります。

日本人はO脚が多いですよね。

私の足は、パラレルで立つと両膝の間はくっつき、

両足首の間にはすき間があるので、ぱっと見るとX脚ですが、

ロンドンでピラティスの研修中、解剖学の授業で

「あなたは膝下が０脚よ」と言われ、 とてもびっくりしました。

言われてみれば、確かにヨーロッパ出身の同級生達は膝下まで真っ直ぐなのに、

私は膝下が内向きに捻れているのがわかりました。

これまで沢山の生徒さん達とレッスンさせて頂きましたが、

膝下O脚も含めると、ほとんどの人がO脚に当てはまりました。

 

じゃあ、O脚だとカマ足を直す事が出来ないの？

程度にもよりますが、一般的にはそんな事はありません！

日本人だけでなく、欧米のダンサーにもO脚の人は多いですし、

美脚と言われているプリマバレリーナの中にも よ～く見たら

O脚の方もいます！

 

 じゃあ、カマ足って言われないためには、どうすればいい？

ここで、もう一度、ニーナさんのモノマネを思い出してみましょう。

「横のタンジュで、お尻を持ち上げて、足を内向きで横に出している😅」

という事は、足は横に出てはいるけども、

お尻、太モモ、スネ、足、全てが内向きになっていて、

外向きにまわしてない=「ターンアウトしてない」という事なんです。

ロイヤルバレエ団のリカルド・セルヴェラさんも、

「パラレルだと０脚が目立つけど、

しっかり全てのパーツをターンアウトすれば、

わからなくなるよ～😊」っておっしゃってました。

 

ジャパン・グランプリのレッスン審査でも

横のタンジュで ポジションを長くキープ、という場面を

何度か拝見しています。

横のタンジュを 横から見ると、ターンアウト、カマ足等も

とってもわかりやすいんです。

皆さんも、鏡に対して 自分の横向きの姿が映るように立って、

横のタンジュをチェックしてみて下さいね！

 

実はもう１つ答えがあるのですが、

長くなったので、続きます～

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かくれカマ足を直そう‼ ニーナ・アナニアシヴィリさん マスタークラスの感想②

こんにちは。

ニーナ・アナニアシヴィリさん マスタークラスの感想の続きです。

 

皆さん、カマ足はダメってご存じだと思います。

でも、自分がカマ足にしてるつもりはなかったのに、実はカマ足だったら！？

今日は、そんな「かくれカマ足」のお話です。

 

ニーナさんが、講習会で何十回も連呼なさった

キーワードの一つが「カマ足！」

（生徒さん達の名誉のためにお伝えしますが、

皆さん書類選考を通過した生徒さん達で、コンクール入賞者も多いそう。

きっと日本の生徒さんの大部分は、ニーナさんにカマ足って言われると思います！）

 

何度言っても直らないので、ニーナさんが生徒さん達のモノマネを。

そうしたら、生徒さん達の足、脚が急に美しく！

ニーナさんもダー、ダー（そうです！）、ハラショ～（素晴らしい）と、

とっても嬉しそう。

 

あっという間に直ったという事は、直し方はそんなに難しくない！

でも、モノマネを見るまで直らなかったという事は、

自分の足が、ニーナさんから見たらカマ足という自覚が

なかったという事。

どこが悪いかわからなければ、直しようがないですものね。

その食い違いの原因は？

次回に答えを発表しますので、考えてみて下さい～☺

 

 

 

 

 

 

 

 

特待生アンケート(2) 第３期生 上村アンさん(デパルク バレエスクール)修正版

こんにちは。

先日アップした上村アンちゃんのアンケートの抜けていた部分が確認出来ましたので、再アップさせて頂きますね。

リメディアル・ピラティスでは、留学やプロを目指して

真剣にバレエに取り組む生徒さん達を応援するための特待生制度があります。

前回の特待生３期生Mさんのアンケート、沢山の方にお読みいただいたようで、

ありがとうございます

 

この７月で特待生期間を修了した上村アンちゃん（デパルク　バレエスクール）の

アンケートをご紹介させて頂きます。

バレエを上手になりたいけれど、どうしたら良いかわからない、

といった方たちの参考になったら嬉しいです

☆☆☆☆☆☆☆

Q１,ピラティス自習の頻度を教えて下さい。

（　毎日３０分程度 　）

 

 Q２,ピラティスを始めて、体や踊りに変化があったら、

具体的に教えて下さい。

 また、先生などから褒められるようになった、

または注意を受けなくなった点があれば教えて下さい。

●肋骨が以前ほど出なくなり腰の反りが落ち着いてきました。

●バレエの深呼吸が分かるようになり、ヴァリエーションなどを踊る時に楽になりました。

●腰がよく痛くなってたのですがピラティスのエクササイズをやって改善しました。  

●側湾症の私の体の左右差が良くなりました。

●ポードブラの注意をされなくなりました。

●普段の姿勢をもっと意識するようになりました。

Q3,該当する項目があれば、カッコ内にチェックを入れて下さい。  

（とても改善した◎、改善した○、あまり変わらなかった△）

足が上げやすくなった（前  △　）（横 ◎　）（後　○　）

引き上げがわかった（　◎　）

 軸が安定した（　〇　　）

回転がしやすくなった（　◎　　）

 ジャンプが飛びやすくなった（　　〇　）

ターンアウトが改善した（　　　〇　）

 つま先が更に伸びるようになった（　　◎　　）

ルルヴェの位置が上がった（　◎　　　）

肩が下がった、開いた（　　◎　　　）

 脇が強くなった（　　◎　　）

 左右差が改善した（　　◎　　）

 踊りが大きくなった（　　　◎　　）

 内ももが使えるようになった（　　◎　　　　）

体の痛みが改善した（　　◎　　）→痛かった場所をお書きください（　　腰　）

 体の使い方がわかった（      ◎          ）

、その他、何かあれば、お書き下さい。

 

 Q４、特待生を終えての感想をお聞かせください。

また、スタジオや特待生制度に関する感想、ご要望などがあればお書きください。

 

●まず　自分では全く分かっていなかった体の癖を指摘していただき、

正しい体の動かし方を徹底的に教えていただきました。

口頭で注意してもらってもなかなか修正できないものですが、

マンツーマンで丁寧に見ていただいて　

自分の体が少し分かるようになってきました。

レッスンはもちろん、普段の姿勢も意識をするようになり、

今までより効率的なレッスンが出来るようになったと思います。

高い目標に無理にチャレンジするのではなく、

今の自分に何が必要なのか（メンタル的にも）を認識して

地道な努力が必要だという事も気づかせていただきました。

このピラティスで得たものはこれからダンスをしていく上で

私にとって大切な宝になると思います。

どこに行ってもまず心を整えて、先生に教えて頂いた

ピラティスを続けていきたいと思います。

佐々木先生ありがとうございました。

 

☆☆☆☆☆☆☆

私も側弯がきっかけでピラティスを始めたので、

側弯の体の動かしにくさは身をもって体験しています。

アンちゃんが、側弯による左右差の改善を実感してくれたのが

本当に嬉しいです！

 

ロイヤル・バレエ団のリカルドさんやラウラさんが、

ロイヤルのプリンシパルでも側弯の人はいるし、

側弯でも素晴らしいダンサーになる事は出来る、とおっしゃってました

人一倍　手足の長いアンちゃん。

他の人より体のコントロールがとても大変ですが、

その体を使いこなせるようになったら、

誰にもまねの出来ない、スケールの大きな踊りが出来ると思います。

これからも応援していますので、頑張ってね

 

 

ニーナ・アナニアシヴィリさん バレエ マスター・クラスの感想

こんばんは。

前回、記事の特待生 上村アンちゃんのアンケート、

沢山の方にお読み頂きありがとうございました！

昨日はあいにくの大雨でしたが、ニーナさんのマスター・クラスを

見学させて頂きました。

会場の横浜赤レンガ倉庫、海の見える素敵な空間で、

夜景がとても美しかったです

 

ニーナさんはジョージア・国立バレエのTシャツに、

黒のぴったりしたボトムをお召しでした。

ニーナさんの脚のきれいな事！！

クラスに参加されてた小学生さんより細いんじゃないかしら？？と、思うくらい。

実際には小学生さんより細いなんて事はないはずですが、

そう見える位に　引き延ばされた美脚

クラスでは、ニーナさんがその秘密も明かして下さいました。

 

ニーナさんは、良くパートナーの方に「一緒にパドドゥが踊りやすい」

と言われるそうですが、

「今まで、何でそう言われるかわからなっかたけど、

たった今　その理由がわかったわ！

みんな力を入れすぎて、筋肉をがちがちに固めているから

体が重くなって　引きあがらないのよ。

それではパートナーが持ち上げられないわ。

もっと羽のように軽く。長～く引き伸ばして。」

 

一人の生徒さんに

「私の足を持ち上げてみて」とおっしゃいました。

まだ小学生と思われる生徒さんに、ニーナさんの脚を持ち上げるなんて

出来るのでしょうか？？

一回目。

やっぱり持ち上がりません。

二回目。

なんと軽々と持ち上がりました！！

一回目と二回目で、ニーナさんは脚の使い方を変えていたのです。

持ち上げた生徒さんは、きっと　その違いにびっくりしたと思います。

 

また、別の生徒さんの肋骨を抱えて、何度も何度も

体を持ち上げて下さいました。

生徒さんのボディが　薄く引きあがって、

クラスの始めと終わりでは別人のようでした。

（パドドゥを熟知したニーナさんだからこそ安全に出来ますが、

肋骨は骨折しやすいので、お友達どうしで試すのは危ないのでやめてね～。）

 

世界的なバレリーナに何度もリフトしてもらうなんて、うらやましすぎますよね！

こうした体験は、きっと月日が経っても記憶の中に強く残って、

上達を助けてくれると思います。

ある方が言っていたのですが、

「普通の食事は、一年前に何を食べたか思い出せないけど、

特別なディナーは月日が経っても記憶に残る」

きっとお教室の先生も、同じような注意もして下さっていると思いますが、

講習会は特別なディナーのような存在だと思います。

 

他にも、ニーナさんの高速フェッテに繋がる秘訣や

大きく踊るという事、小さい生徒さんを教える時のポイントなど

本当に盛りだくさん。

これまで英国ロイヤル・バレエ団の方がたや、

パリ・オペラ座バレエ出身の先生の講習会等も拝見させて頂きましたが、

ニーナさんならでは、温かく 親しみやすいご指導、大変興味深かったです。

バレエの先生にも是非　ご覧いただきたいと思いました。

生徒さんも、ニーナさんのお手本を見るだけでも、大変勉強になると思いますよ！

見学は、有り難い事に、なんと大人は１０００円、小学生以下は５００円だそう。

本日１0日の見学券は、１７時より販売だそうです。

長くなりましたので、続きます～。

ニーナ・アナニアシヴィリさんのオーラを盗め！？

こんにちは。

前回記事、コンクールに関するニーナ・アナニアシヴィリさんのインタビュー、

沢山の方にお読み頂いていて、とても嬉しいです！

 

ニーナさんの舞台をご覧になった事がある方は、

彼女が特別なオーラをまとっている事が、一目で

おわかりになったのではないでしょうか。

舞台の上から放たれる、暖かい光のようなオーラ

 

ジョナサン・コープさんがいつもおっしゃっている事なのですが、

「舞台の上では自分の全てが　さらけだされる。」

舞台では、踊りだけではなく、その人がどういう人間かが　

隠しても露わになる、という事だと思います。

ニーナさんのオーラが光り輝いて、暖かいのは、

ニーナさんの　人並み外れて優しいお人柄のせいではないかと感じます。

 

東日本大震災のための、ニーナさんのチャリティー・パーティーで、

ニーナさんは、思い出がつまった衣装や、ティアラなどを

チャリティー・オークションのために　沢山ご提供下さいました。

その中には、オーロラやドルシネア姫を踊った時のティアラや、

ニーナさんの代名詞とも言えるキトリを、初めて踊った時につけていた髪飾りも。

「このティアラをつけて世界各地で踊りました」と、名残り惜しそうに

御覧になってた姿は、今　思い出しても涙が溢れてきます。

 

人々の役に立つならばと、自分の大事なものを差し出して下さったニーナさん。

技術の練習はもちろん大事ですが、舞台上で光輝くヒントを頂くためにも、

是非　生のニーナさんに触れて頂きたいと思います。

ニーナさんの講習会は９月９日、１０日で現在　二次募集中だそうです。

https://www.facebook.com/ananiashvili2015?fref=ts