少し前の話になりますが、ニーナ・アナニアシヴィリさんのパーティに
お邪魔させて頂きました
Kバレエさんの海賊に、ゲストとして出演されたニーナさん。
素晴らしい音楽性、それを可能にする強靭なテクニック
見る人を幸せにする暖かいオーラ、
舞台上での圧倒的な華やかさと存在感
パーティでも本当にお美しく、
ニーナさんの周りには いつもスポットライトが当たっているかのようでした
先日、有り難いことに、
一般には公開されていないニーナさんのインタビューを
拝見させて頂く機会がありました。
コンクールという場の活かし方、日本のバレエのレベルとは!?という
大変興味深いトピックも
プロを目指して頑張っている生徒さん達に
是非 読んで頂きたい内容と思い、
一部転載のお願いをしたところ、快くお許しを頂けましたので、ご覧下さい
この場を借りてインタビュアーの岡田様、関係者の皆様に御礼申し上げます。
☆☆☆☆☆☆聞き手:岡田邦生様「キーパーソンに訊く」,『ロシアNIS調査月報』,一般社団法人 ロシアNIS貿易会(ROTOBO) ロシアNIS経済研究所,2015年8月号,p.83より☆☆☆☆☆
前略・・・
■ニーナさんが芸術監督を務められるトビリシの劇場では、
たくさんの日本人ダンサーを擁しておられます。
近年、ローザンヌなど世界各地の国際バレエコンクールで
日本人が入賞しており、日本のバレエの水準は国際的に見ても
極めて高い評価を得ています。
一方、日本でそうした事実はあまりよく知られていません。
先ほど、熊川さんのカンパニーの評価をお聞きしましたが、
全体として日本のバレエの実力は、実際に高いと言えるのでしょうか。
(ニーナさん)極めて高いと思います。
私のトビリシの劇場には、昨シーズンまでは8人の日本人
ダンサーがいました。
そのうちの2人は、外国の劇場に移籍したので、今シーズンは
男性3人、女性3人で、計6人になります。
さらに研修生の日本人もいます。資金的に余裕があれば、
より多くの日本人ダンサーを抱えることもできるでしょう。
日本人ダンサーが多いのは、もちろん彼ら、彼女らに
実力があるからですが、国際コンクールの果たす役割も大です。
最近は、コンクールが多すぎるという人もいますが、
私はそうは思いません。
なぜなら、コンクールは、バレエダンサーが、賞を争う場というだけでなく、
世界各地のバレエ団に関わっている審査員たちの目の前で踊ることが
できる場であるからです。
それぞれのバレエ団が必要とする人材は多岐に渡っており、それぞれ違います。
したがって、優勝するか否かよりも、
自分を必要とするバレエ団と出会えるか否かが、より重要なのです。
私の劇場で活躍する日本人ダンサーも、国際コンクールの参加者でもあり、
欧州へのバレエ留学生でもあります。
中略・・
日本はバレエ人口も多く、切磋琢磨されたなかの優秀な人たちが
海外に進出しており、それゆえに、国際的に注目されるダンサーが増えているのは、
不思議なことではありません。
☆☆☆☆☆☆
コンクールへの出場は、同じを振りを踊り続ける事による体への負担というリスクもあります。参加するのであれば、体のバランスを整えるトレーニングとケアは欠かさずに、目的を持って参加して、チャンスをつかんで欲しいです!
コンクール同様、ワークショップも学びの場であるだけでなく、
チャンスに繋がる場でもありますね。
ニーナさんのマスタークラスが9月9、10日に横浜で開催されます。
チラシに書かれている募集期間は過ぎていますが、現在二次募集中だそうです。
ニーナさんは本当に優しくて暖かい方ですので、
テクニックだけでなく、きっと多くの事が学べると思いますよ
プロ志望の方でなくても大丈夫だそうですので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
長くなりましたので、続きます~。