不倫のすすめ7（パターン2遊びの場合）

 

前回は、自分が既婚者で相手が独身である場合「その範囲内」で満足すべきなんじゃない？

というお話をしました。

 

1.会えること

2.スキンシップを持てること

3.コミュニケーションがとれること

 

少なくともこの３つが揃ってたら「今はこれで良し」にしときませんか？

ということでした。

でも、これって別に恋人じゃなくて単なる友達でも十分に可能な範囲なんですよね。

だからこそ、人は「それ以上」の「特別感」を求めるんだと思います。

 

私が不倫鑑定をうける場合、前回の記事のような話をしたうえで、ご相談者様に自分のエゴと向き合ってもらいます。

 

自分たちの関係の限度は分かっているけど、それでもできる限り相手の心を自分に縛っていたいんだ！！

 

本音、コレ↑↑↑　でしょ？

自分のエゴを誤魔化して鑑定していても話が通じません。

 

自分の立場や限度は分かっているけど、相手のハートをがっちり自分に向けておきたいんですよ。

だって大好きなんだから。

 

自分に離婚の目途がたっていようと、なかろうと、相手の心を自分に向けておきたいのは一緒です。

遊びでも本気でも気になる相手の心を自分に釘付けにしたいんです。

だって恋愛なんだから。

 

そこがクリアになれば話は早いんです。

 

「じゃ、相手の性格を分析しつつ、できるだけあなたに意識を向けてもらうためにはどうすればいいか占いましょう」

 

って話になります。

 

少し話が変わりますが、不倫するのに必要なことって何だか分かりますか？

「不倫するなら短期決戦！」と別の記事で大々的に書きましたが、長期にわたる場合において必要なことがあるんです。

 

それは・・・・「賢さ」です。

 

家庭のことは通常通りに行いながら、恋人との時間をやりくりしなくてはいけません。

バレないよう矛盾がないようにしないといけないんです。

また、ある程度のお金も必要になることがあります。

常に頭を使って立ち振る舞うことになります。

 

バレずに続けるのは特別な環境の人でない限り（単身赴任や既に別居中など）けっこうハードなものだという印象を受けます。

 

つまり、冷静な賢さが必要なんですね。

 

そして、不倫カップルで上手くいっている人たちは既婚者側がとっても「賢い」んですよ。

その「賢さ」を発揮するには感情的であったり主観的であってはいけません。

長期の関係でありながら感情的で主観的である間は、上手くいくことは稀です。

逆に、関係性が持ち直したり、上手くいっている不倫カップルは感情のコントロールが上手くできている方が多いようです。

 

今からご紹介するお話は、ご本人様の許可を得て掲載しています。

 

ご相談者様→既婚者

お相手の方→独身

 

この方の場合、鑑定をかさねながら現状の整理や感情のコントロールについて一緒に考えていきました。

私のところに来て下さるようになった頃は、上手くいっていなくて相手とコミュニケーションをとることが難しい状況でした。

ある段階で私は例の質問をして、その方の本音を伺いました。

「家庭を壊したり、離婚するつもりはありません」

 

清々しいほどハッキリと仰いました。

だからこそ、こちらも言えるんですよね。

「じゃ、その範囲で上手くやっていくことを考えましょう」と。

 

1.会えること

2.スキンシップを持てること

3.コミュニケーションがとれること

 

この３つを満たすには、まずは普通にコミュニケーションがとれるようにならないといけません。

この方の場合は、そこから立て直していく必要がありました。

最終的には全てを満たすことができて、良い関係を再構築できていました。

 

が、やがて時間の経過とともに関係性も変化していくことになります。

相手の状況が変わってきてしまうのですね。

いつまでも同じでいられるとは限らない。

相手が独身である場合、ココが難しいところです。

 

この方は仰いました。

 

「あの人は自分にとってお気に入りのオモチャだったんだ」

「誰にも渡したくない、とーってもお気に入りにオモチャだったんだ」

 

オモチャがなくても生きてはいけます。

だけど、愛着があり思い出があり、愛情もあります。

だからこそ、離れる時には胸が痛いし苦しくなるし悲しくもなる。

自分の立場と限度は痛いほど理解しているけど、だからといって胸が痛まない理由にはならないんです。

その範囲内で「大好き」なのですから。

 

ただ、私はこの人のこの言葉を聞いて「綺麗ごとなしに自分と向き合ったんだな」と感じました。

簡単なことではありません。

誰だって自分は悪者にはなりたくないし、自分の身勝手なところなんて見たくないんです。

 

だけど、この人は自分の好きな人のことを「オモチャ」と表現しました。

この言葉に不快な感情を持つ人は多いでしょうが、それこそが実態だと思うんです。

 

あえて、この言葉を使ったこの方は、とことんまで自分のエゴと向き合ったんだろうなと思います。

自分の中にある汚さや相手への感情をちゃんと見つめたんだと思うんです。

 

今は胸を痛めつつも心の中の整理をしていらっしゃいます。

 

不倫関係はハッピーエンドで終わることが少ない恋愛です。

周りにバレるかどうかはともかく、潜在的に周りを傷つけ裏切ることでもあります。

綺麗ごとなく、エゴむき出しの感覚といっても過言ではありません。

だけど、そんな自分としっかり向き合っている人は案外少いものです。

 

私は、不倫鑑定を受け付ける占い師です。

だけど、自分のエゴを見つめる作業はしていただきます。

この部分なくして、鑑定は進まないし、その人の学びもないと思うからです。

 

長くなりましたが、自分が既婚者で相手が独身者のパターンについて終わります。