前回の続きです。
前回は、
「この人とは本気の恋愛をしている!」と主張していても、離婚の目途さえたっておらず恋人とイイ感じを続けたいという場合、鑑定方法としては遊びのパターンと同じ方法で占うので「一緒だ」という話をしました。
でもね、キツイ言い方をすると鑑定方法が同じだけではなく根本的にそれって遊びと一緒じゃない?と思うわけです。
なぜなら、あなたが本気かどうかは別として、相手がどう思っているか?が一番大事だからです。
自分が既婚者で相手が独身の場合、相手があなたの「本気」をどれだけ信頼しているか?が重要だと思うんですよ。
例えば「今はまだ籍が入っているからあなたには迷惑をかけるけど、いつか必ず離婚するから!」と言った場合、その言葉の賞味期限はいつまでなのでしょう?
ずーっと言っているように「1年以内」で具体的な行動を起こした場合「本気」を示すことはできますよね。
だけど、その言葉を常に言いながら「5年」経っていたら?
この言葉をどこまで相手が信用してくれるんでしょう?
こうなってしまっているのなら、もう綺麗ごとはいいんです。
鑑定の方法は「いつ離婚するかなんてわからないけど、恋人を繋ぎ止めて楽しく過ごすためには?」という形になります。
離婚の意思が固まってから「離婚したらどうなる?」を占えばいいのであって、予定もないのに占うことなんてできないんです。
で、どうしてこんなにキツく書くかというと、前回でも書きましたが既婚者側も悩んでいるからなんです。
離婚の目途がたっていないのは自分なんだけど・・・・
相手ともっと親密になりたい
相手は自分のことをどう思っているのか?
ちゃんと好きでいてくれているのか?
相手からの連絡がだんだん減ってきた
もう自分のことには関心がないのか?
独身である相手には自分以外に本命がいるのか?
などなど、悩みごとは尽きません。
既婚者であるのは自分、相手は独身だからこそ他の誰かと恋愛も自由にできるし結婚だってできる。
そういう事実が関係性が長くなればなるほど浮き彫りになってくるんですね。
最初こそは夢中になっていた二人でも、だんだん落ち着いてくると相手の独身者側も「それなりの付き合い」をすることが多いです。
当然と言えば当然なのですが、自分の恋人は既婚者で離婚する様子はない。
だったら自分はいつまで待っていればいいんだろう?
どうせこういう関係なんだから自分は自分で楽しい関係を探してもいいんじゃないか?
すっぱりと別れる人もいるのでしょうが、そこは人間ですもの。情がありますよね。
既婚者さんのことも切れないし、一縷の望みをかけたい気持ちもあるのでしょう。
独身者さんは他の異性と仲良くしつつも適度に既婚者さんとの関係を継続するパターンが多いようです。
こんな風に腐れ縁ともいえるような形で関係が続いているなかでご相談いただくケースが圧倒的に多いのです。
で、ここで大事なのが冷静に状況を考えて、どこで満足をするべきか?ということなんです。
既婚者さんからこの状況でご相談いただく場合、ほとんどは「現状このままが一番無難」というラインなんです。
なぜなら、本人はいますぐ離婚する気はないんですから。
当然、家族や周りにバレるわけにはいきません。
そういう状況で、時々お相手さんと会ったり連絡をできているのなら、それでオッケーなんじゃないでしょうか?
逆に、それ以上何を求めるんでしょう?
私はご相談者さんに聞いちゃいますよ。
「で、今の状況でこれ以上相手に何を求めるんです?」
何度も言いますが、意地悪で言っているんじゃないんです。
相手がもっと自分に夢中になって四六時中連絡をしてきたり、それに応じなければ騒いだりするような人なら・・・・
隠せませんよ?
家にまで押しかけてきたり、駆け落ちしよう!と言ってきたらどうします?
今の生活が壊れますよ?
「そこまでは求めていません。もう少しでいいんです。相手が自分に本気だと分かれば安心なんです。」
そうおっしゃる方もいますが、相手に本気になってもらいたいなら、まずは自分が本気を示さないと。
離婚するつもりもないのに(少なくとも今すぐには)、自分に本気になって欲しいと言われて、逆の立場ならどうでしょう?
しかも、デキたてホヤホヤのカップルではなく、その状況がすでに数年経過しているカップルなら・・・。
離婚しないなら、その範囲内のお付き合いで満足するべきでは?
これが私の持論です。
その関係のなかでどのレベルが最大値なのか?
それを知っておくべきだと思うのです。
もちろん、何の障害もないカップルであれば相手に「自分と本気で向き合ってほしい」と思うのは自然です。
でも、そもそも不倫であり自分の方が既婚者で相手が独身なら・・・・
最初から制限があるんです。
だったら「その範囲内」でいうなら、どのレベルが最大値なんでしょう?
会えること、スキンシップを持てること、コミュニケーションがとれること。
だいたい、この3つじゃないでしょうか?
それでも、相手の状況によっては難しいこともあります。
なんせ、相手は恋愛自由な身ですからね。
既婚者である恋人がいつつも、ほかに良いお相手がいれば当然そちらに流れるのもアリでしょう。
だけど、相手の自由恋愛を制限するのは既婚者側のエゴでしかありません。
「あなたは自分という恋人がいるんだから、浮気してはダメ」と言っても、既婚者である本人に言われると「え?」となりますよね。
まったく説得力がないんですよ。
そして、既婚者側がこういう心境になっている場合、ほとんどの不倫カップルは上手くいっていません。
恋愛はエゴとエゴのぶつかり合いという側面もあります。
大事なのは本質を見極めて、どこで折り合いをつけるのか?
今自分が置かれている状況のなかでどのレベルでオッケーとするのか?ということなんです。
それが「不倫」という状況で「自分が既婚者」という状況であれば
1.会えること
2.スキンシップを持てること
3.コミュニケーションがとれること
この3つがとりあえず揃っているなら良しとしてみてはいかがでしょうか?
それ以上を求め始めると、たいがいバランスが崩れて苦しいだけのものになってしまいます。
そもそも、その原因と状況を作っているのは誰か?ということを考えると「それ以上」を求めるのは・・・・(ここはお茶を濁す(笑))
私の鑑定の場合、厳しいようですがこのあたりをハッキリご相談者様と確認します。
夢見る綺麗ごとだけでは中身のある鑑定はできません。
「私は相手に何も求めていないんです。」と言いながら「どうして相手は浮気するんでしょうか?」と仰る方はとっても多いです。※自分は既婚者、相手は独身なんですが・・・。
自分が既婚者であって離婚の目途が立っていないという事実。
相手は自由に恋愛ができる立場であるという事実。
自分は相手の中で一番でありたいという欲求があるという事実。
少なくともこのケースの場合、上記の3つの事実くらいは本人に自覚していただかないと鑑定をしていても話が通じません。
そのため、時間をかけてでもしっかりとご相談者様とお話をします。
憤慨してしまう方もいらっしゃいますが、事実の確認もできない場合は鑑定ができません。
大事なことは自分の願望をしっかり直視して、それを実現させるためにはどうすればいいのか?
を一緒に考えて鑑定を進めていくことです。
不倫に綺麗ごとはいらないんです。
自分たちの関係の限度は分かっているけど、それでもできる限り相手の心を自分に縛っていたいんだ!!
という本音を自分でも受け入れてください。
話はそっからです。
自分が既婚者で相手が独身者のパターンについて話が長くなりすぎていますが次回で締めたいと思います。
続きます。
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