今朝、目が覚めて
しばらく布団の中でまどろんでる時、
何故だか、ここ何年かのことを走馬灯のように
思い起こしていた。
50歳の秋、「林住期」という五木寛之の本を読んで、
その時フルタイムで働いていた忙しい会社を
辞める事を決意したんだっけなあ。。
それまでの十年は、子育てと仕事一辺倒で、
ひたすら、がんばった日々だったような。。
決意した次の年の春に会社を辞めて、
まず広島、岡山、姫路・・と旅をした。
広島で、小学校の時に住んでた所に行ってみたり、
それぞれの地の親戚を訪ねる旅だった。
そして、そうだ。ちょうどその後、秋から次の年の春、娘が里帰りして
二人目の孫のお産の面倒を見たんだった。
その間、年明けに、大阪で父が亡くなって、
その一週間前にとんぼ帰りでお見舞いに行けた日の事は
今も絶対忘れられない。
これは、私にとって大きな、大きな事だった。
その後、出産した娘と孫二人を盛岡に送り届けて、ほっとした隙間を埋めるように、
介護の仕事にチャレンジしたけど、
その仕事は、夏から秋までしか続かなかった。
でも、そこで得たものも、またとても大きかった。
そして、また年が明けた二月に今の仕事が見つかって、
その研修の最中に起きたのが、あの東日本大震災!!
そこからの一年は、無我夢中。
ちょうど、町内会の仕事に当たった一年だったし、
息子の受験もあって、そこへ没頭した一年。
他に何か考えそうになるのが嫌だった。
そして、息子の大学受験合格。
それが、ほぼ一年前。
それからの一年は、
夏の兵庫での同窓会、九月の信州、一月のイギリス、三月の大阪・伊勢、五月の日光、那須。
・・・そして、今に至る・・・やわ!!
人が産まれて、死んで、大災害に遭って、旅をして。。
何か、それまでの何十年もの日々、ずっとどこかにあった重しが
いろんな意味で、はずされた、
怒涛のような年月だったではないか。。
・・・なんてことを布団の中で考えていた。
しかも、その分だけ確実に年はとり、
身体も衰えた。
ううう。
そこは、あかん、あかん!!
身体が衰えるのは仕方ないけど、
できるだけ体力維持する努力、しなくっちゃ。
三浦雄一郎さんも、五十代で身体の衰えを感じ、
もう一度、身体を鍛え直したそう。
そして八十でエベレスト!!
そんな真似は、とてもできないけれど、
なんとか、自分なりに悔いのない日々を遅れるよう
努力だけはしないとなあ。。。
・・
とりとめもなく、
そんな事考えてた、まどろみの朝でした!
明日は、絶滅危惧種クマガイソウに会いにいきます!!