『パラレルワールド』到着

今日図書館から、リクエストしていた本が用意できた旨の連絡が入りました。
例の、ジョニーが読んでいたという『パラレルワールド』です。

『もしもし』（←私）
『こちら○○市図書館ですが…』
『あ！パラレルワールドですね！今伺います』

いつもはこの間にとても丁寧なやり取りがあって、
まず苗字を、次に申込者の名前を、ゆっくりとゆっくりと確認して下さいます。
『はい』を三回、『私ですが』を一回、『そうですか』を一回、
『分かりました』を二回、更に『はい』を３回言って終わるのが常です。

私は今日とても急いでいて…というか、今日に限らず、
なんだか最近生き急いでいるような気がしないでもないですが（笑）
人生は短いと悟ったせいなのか、のんびりゆったりといったことがすごく苦手になってきています。
年のせいなのかしら？（ブツブツ。。）

この電話をもらって３分後には本を受け取っていました。


本は《あとがき》から読む派です。
とある夏休み、課題は忘れもしない夏目漱石『坊ちゃん』でした。
私はあとがきだけ読んで読書感想文を書いたことがあります（爆）
なので『坊ちゃん』は読んだことがございませんの。。

このように、《あとがき》とは重要なもの。
その部分で内容の好み加減、興味具合、興奮予測を吟味する方は多いかと思います。

先ほど読んだ『パラレルワールド』の《訳者あとがき》は私の評価で１００点満点！
ここを読んだだけで『こちら最高級松坂牛のステーキです』と差し出されたような気持ちです。

元来ミステリアスなものが大好きですが、宇宙などはその最もたるものではないでしょうか？
そこへもってきてジョニーが読んでいると伺ってはまさに願ったり叶ったり。

このような本はそれこそ星の数ほどありますが、縁あって巡り合うのはほんの一部です。
ジョニーが縁で教えて頂いて今私の目の前にあるこの本に、
《あとがき》だけで十分ときめかせてくれる一級品のような手ごたえを感じました。

（あとがきより）
一流の物理学者が書いたれっきとした科学ノンフィクションだ。（中略）
下手なＳＦよりはるかに面白い。（中略）
片手で持てるようなこの本の中にこれだけの情報が詰まっていること自体、宇宙の神秘のようにも思えてくる。
情報の密度はまさにブラックホール並みではなかろうか。

（目次）




単語はややこしそうだけど、ペラペラめくってみたらとても易しそうな語り口でした。
“科学の予備知識なしに読むことができる”とあとがきにあります。
また『ターミネーター』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『マトリックス』などが効果的に紹介されているということです。

《あとがき》と《もくじ》だけで感想が書けるような気がします（笑）
それから、読んでから書け、という気もいたします（爆）

“宇宙は沢山存在する”なんて言われると、
ジョニーと同じ宇宙で良かったな♪と思うのが関の山ではありますが、
ジョニーの脳内を駆け巡った文章にどっぷり浸ってみたいと思います。