先週のGALETTe の池袋サンシャインの噴水広場のライブが実に一月以上空いていたアイドルのライブ鑑賞でした。アイドルって本当に日本的なかわいさを様式美まで高めてるなと実感したライブでしたが、その余勢をかって、ほぼ二か月ぶりにPIPのライブに行きました。
では怒涛のチェキをお送りしましょう。
トップは二か月ぶりのもかろん(柚木萌花)。ふっくらしたね、といったら髪のボリュームをへらしたとのこと。 . . . 本文を読む
錦織選手の活躍で、戦前の日本人も四大大会などで優勝(全英、男女混合)やベスト4進出などで世界ランキング上位の選手が多くいたことを改めて思い出した。慶應の経済学者小泉信三がテニス普及に貢献した。スポーツなどの文化と経済との関連を小泉は意欲的に考えていたのだと思う。
この関連で、錦織選手が82年ぶりに全仏ベスト8というニュースで、82年前の日本人選手が誰か書いてなかったので調べたら、佐藤次郎という人 . . . 本文を読む
中森さんの福田論から、西部邁氏の福田恆存論(現在『日本の保守思想』に収録)を再読して、西部氏の著作をすこしまとめ読みしている。この佐高氏との映画をめぐる対談はかなり面白い。黒澤明の『生きる』の主人公造形への突っ込みが特に興味深い。「自分の言葉を失った人」「人生を振り返るのが不自然に遅い人」という視点から、黒澤作品の歪みを摘出している。佐高氏が西部氏のフォローに回って、いろいろ文献紹介しているのも . . . 本文を読む
須賀敦子の名訳といっていいと思いますが、タブッキの『インド夜想曲』はとてもいい作品でした。タブッキのほかの作品や、また須賀敦子にも興味がでてきました。
それとトークイベントのために読んだバージェスの『時計じかけのオレンジ』。幻の最終章については賛否があるようですが、映画との対比で考えるとやはり面白いなと思いました。柳下毅一郎氏の解説も丁寧で、バージェスの本作に対する複雑な思いがわかります。『 . . . 本文を読む
福田恆存の名著『人間・この劇的なるもの』を現代のアイドル論として再解釈して提示する、中森さんの意欲作です。今回の河出書房新社の特集本に寄稿・再録された中では、片山杜秀氏や西部邁氏と並んで興味深い内容でした。アイドルの「自己の宿命」を生きるという意味での「自由」論や、アイドル現場での「儀式的なるもの」への言及など、福田の現代的再生として面白いと思いました。
ところで福田のこの『人間・この劇的な . . . 本文を読む