韓リフの過疎日記

経済学者田中秀臣のサブカルチャー、備忘録のための日記。韓リフとは「韓流好きなリフレ派」の略称。

『月刊IKKI』のComix Aroundthe World!

2012-05-28 20:52:44 | Weblog
 豊崎由美さんのTwitterでのつぶやきをみて気が付きました。『IKKI』は買うのは初めてですw。まさかこの連載がもう16回目だったなんでまったく知りませんでした。  これからは毎回チェックしようw。今回は、フランスのマンガ(つまりBD、バンドデシネ)の傑作『ムチャチョ ある少年の革命』です。この作品についてはここでもとりあげたので簡単な感想ですませんますが、ともかく素晴らしいのひとことです。 . . . 本文を読む
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綿矢りさ「ひらいて」

2012-05-23 03:18:50 | Weblog
 綿矢りさマイブームは続く。『新潮』2012年5号に偶然掲載されているのを見つけて同誌をおそらく30年ぶりぐらいに購入。この中編「ひらいて」は傑作。デビューしたての頃に、綿矢氏は「いつか大恋愛長編小説を書いてみたいですね」と語ったらしいが(『綿矢りさのしくみ』より)、その願望を果たしたように思える。  爆発壊滅的な少女に牽引される高校生三人(女ふたり、男ひとり)の三角模様。題名の「ひらいて」は心 . . . 本文を読む
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AKB総選挙は、北原里英メガ推し(『AKB48 総選挙2012ガイドブック』感想)

2012-05-18 21:33:30 | Weblog
 今回のガイドブックには、宇野常寛さんや中森明夫さんたちが予想順位を書いていて、ちょっと嫉妬してますが 笑 毎回面白いムックです。  さて個人的に今年の総選挙で誰かひとりにいれるとすれば、AKB48の枠を超えていると思っている高橋みなみさん以外では、なんといっても北原里英さん超推しでいきたいと思います。 ドイツ大使公邸でずっと隣でお話して、「この子は才能がある。しかもサブカルとか文芸の!」とそ . . . 本文を読む
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ももクロchan presents『ももいろクローバーZ試練の七番勝負2012』

2012-05-06 18:51:20 | Weblog
 昨年に続いて早くも七番勝負セカンドが出版された。矢追純一氏との勝負を観戦したひとりとしても、当時を思い出しぷぷぷと笑ったり、テリー伊藤氏の回にも行きたかったなあ、などと、去年のファースト本よりも大幅に大きな判型になった本書を読みながら思った。  しかし本文中にも出ているが、ももクロちゃんたちは人気が完全にでてしまい、去年のトークバトルのときにくらべると100倍増ぐらいの勢いである。いまではブッ . . . 本文を読む
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昨日読んだマンガ(2012年5月4日)

2012-05-05 00:08:05 | Weblog
 昨日読んだマンガです。なんだかマンガばかり読んでる印象ですが、まあ、そうかもしれません。笑。  大人買いですが、『ウルフガイ 狼の紋章』全12巻をまとめて読みました。平井和正といえば『デスハンター』の原作者として僕の個人史の中で特筆すべき存在の作家です。  その平井氏の原作をもとに、本シリーズもまた脚本と作画陣のただならぬ情熱で生み出された傑作マンガだと思います。  暴力&レイプ的なシーン . . . 本文を読む
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豊崎由美&栗原裕一郎「いつも心に太陽を 石原愼太郎で巡る現代日本文学60年史」第2回in荻窪velvetsun

2012-05-04 16:26:49 | Weblog
 昨日は、荻窪へ、表題のトークイベントの第二回を観に行きました。今回のお題は『太陽の季節』をめぐるもの。ちょっと遅れていったのですが、それでも大変に勉強になりました。前回もそうですが、石原愼太郎氏の活動を中心にみていくと戦後から現代までの文学、カルチャー、政治などの動向が非常にわかりすくなります。  それは多分に豊崎さんや栗原さんたちの分析と話術の貢献が大なのですが、石原氏もまた時代の象徴を半世 . . . 本文を読む
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昨日読んだマンガ(2012年5月1日)

2012-05-02 08:34:44 | Weblog
 昨日読んだマンガコーナーですw 点数もつけてみましたが遊びです。 弘兼憲史『係長島耕作』第二巻。点数70点 すでにヤング編(ただのヤング、主任)から課長島耕作になる手前を描いているのですが舞台は1980年あたり。よく指摘されることですが、課長編の最初はただのへたれ課長物なので、それとどのように接合していくのかが焦点ですね。ヤングから係長までへたれではなく、やる気まんまん芯がある男島耕作ですか . . . 本文を読む
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綿矢りさ『かわいそうだね?』

2012-05-01 01:35:35 | Weblog
 基本的に小説は読んで感銘したかどうかしか僕には書く能力がないんですが、なぜこの本を購入したかというと、たまたま『群像』を買ったら、綿矢りさ氏と大江健三郎氏の公開対談があってそこに応募したからですw  僕が最初に商業誌に文学関係の小文を寄稿したのは、綿矢りさ氏関連でもあったのもありますね。数年ぶりにこの人の書いたものを読みました。表題作はさほどでもなかったのですが、「亜美ちゃんは美人」はとてもい . . . 本文を読む
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