韓リフの過疎日記

経済学者田中秀臣のサブカルチャー、備忘録のための日記。韓リフとは「韓流好きなリフレ派」の略称。

映画『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&OOO(オーズ) MOVIE大戦 MEGA MAX』

2012-07-25 03:43:05 | Weblog
 久しぶりに見る仮面ライダー映画。これは面白かったなあ。特に仮面ライダーフォーゼって学園ものなのか。最近はまったくノーチェックだったのでこれはよさそう。本編も見てみよう。 . . . 本文を読む
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西村賢太『西村賢太対話集』

2012-07-16 23:01:40 | Weblog
 豊崎由美さんと栗原裕一郎さんの石原愼太郎トークイベントの席上で教えていただいた対話集。西村氏は石原作品のファンとのことで、この対話集でも石原氏本人と対談してます。  面白い対談集で、やはり芥川賞を受賞してその後どのように生きていくか、という視点でこの対話集は貫かれているといえるでしょう。「どう小説を書いていくか」ではなき「どう生きていくか」。  上原善広氏との対談や朝吹真理子氏、そして高橋三 . . . 本文を読む
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映画『ヒミズ』

2012-07-14 16:11:31 | Weblog
 原作は数年前に読んでましたが、この映画化作品はやはり別物だと考えた方がいいでしょうね。そして原作とはまた違う意味で、傑作だと思いました。特に東日本大震災が起きて間もない被災地の光景が印象的に物語の中に組み込まれていて、世界の終わりを暗示させます。『サクリファイス』や『ストーカー』に似たテイストとみたいな。  園子温監督の作品は、最近では『恋の罪』を見ましたし、またちょっと前には『愛のむきだし』 . . . 本文を読む
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映画『ヤング・アダルト』

2012-07-14 09:52:54 | Weblog
 劇場公開のときに時間がなくて見逃した作品。これは佳作。とてもいいね。シャーリーズ・セロンが彼女の“いま”でしか演じられないような役柄をうまくこなしているんだなあ、と見終って感じる。あまりに隙なく脇も含めて上手く演じているので、少し現実離れしている印象がするのも事実。ここらへん仮構って難しいなとも思う。一種のロードムービーなんだけど、その旅の果てにまた現状に戻るのがおかしい(ちょっとだけ傷ついて) . . . 本文を読む
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豊崎由美 『ガタスタ屋の矜持 寄らば斬る!篇』

2012-07-14 08:47:42 | Weblog
 豊崎さんから頂戴しました。ありがとうございます。「ガタスタ」とは、ヴァージニア・ウルフ由来の言葉で、「スタンプ」(評価)し、「ガタ―」(要約)する、というふたつの行為をまとめた言葉です。ウルフはこのふたつの行為をもって書評家を批判的にみているのですが、ウルフを尊敬する豊崎さんは、むしろこの「蔑称」ともいえるものを「誇りをもって名乗っていく所存」だと冒頭で宣言しています。  本書の多くは、現代の . . . 本文を読む
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宮崎駿『本へのとびら』

2012-07-13 22:58:52 | Weblog
 今日はトトロをテレビでやってたみたいですね。ちょっとだけみたけど、「まっくろくろすけ」はちゃんと別名があるのを思い出したw。トトロには続編があり、それは10年ぐらい前にジブリの森でみたなあ。  さて宮崎駿論を書くつもりなので、ちょこまかといろいろ資料を読んでいる。この宮崎氏の新書も出てからちょっと経つけれども読んで非常に興味深く思った。本書には、東日本大震災、原発事故の影響が色濃く反映し、著者 . . . 本文を読む
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カズオ・イシグロ『浮世の画家』

2012-07-13 22:37:18 | Weblog
 本家ブログの「ブータンの話」で、Twitterの方で、この『浮世の画家』が話題になりました。この小説はいまさら説明も不用でしょうけど、カズオ・イシグロのデビュー作ですね。戦中に愛国的な画風で一世を風靡した絵画家が、戦後一転してその画風ゆえにさまざまな悲哀や孤独を感じていくというものです。なにか劇的な事件があるわけではなく、ひっそりとした孤独の画家と娘たちその家族、そして過去に往来のあった人々との . . . 本文を読む
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