韓リフの過疎日記

経済学者田中秀臣のサブカルチャー、備忘録のための日記。韓リフとは「韓流好きなリフレ派」の略称。

昨日読んだマンガ(2012年5月1日)

2012-05-02 08:34:44 | Weblog
 昨日読んだマンガコーナーですw 点数もつけてみましたが遊びです。

弘兼憲史『係長島耕作』第二巻。点数70点

すでにヤング編(ただのヤング、主任)から課長島耕作になる手前を描いているのですが舞台は1980年あたり。よく指摘されることですが、課長編の最初はただのへたれ課長物なので、それとどのように接合していくのかが焦点ですね。ヤングから係長までへたれではなく、やる気まんまん芯がある男島耕作ですからね。ヤングとこの係長編は、本編??の社長編の100倍は面白いですね。社長編はもう読んでないです。

浅野いにお『おやすみプンプン』第10巻 点数90点

連載を追ってましたのでそれがまとまるとやはり購入します。この世の煉獄を描いているといっていいでしょうね。崩壊の予兆を感じさせながらも、ここまで来てしまいました。どうなるのでしょうか? 続きは。



伊藤悠『シュトヘル』第1巻 点数70点

モンゴル帝国成立期の中国辺境が舞台ですね。時空ワープもからんでます。『皇国の守護者』は未完的雰囲気濃厚なものでしたが、局地戦を描き切ったものとして面白い作品でした。今回は全面戦争ですね。次の展開が気になります。同じ中国全面戦争もので、僕が追っているのは『キングダム』ですが、こちらの方はなんで毎週このテンションが続くのか? と驚くほどの高密度です。それに迫ることができるのでしょうか?

石川優吾『スプライト』第1巻から第6巻まで 点数60点ぐらい

連載初期に読んでて退屈したので読むのやめてましたが、単行本でレンタルしてみました。そこそこ面白い展開ですが、時間の扱いが分かりにくいですね。最新刊を買うかどうか迷ってます。

土田世紀『ルート77 もうひとつの尾崎豊物語……』

栗原裕一郎さんのTwitter経由で知り読んでみました。尾崎豊には関心はないのですが、土田氏の『編集王』は毎週楽しみに読んでいました。ほかの作品も読みたい人なのですが、なぜかそんなにいままで読んでないんですよね。不思議です。この短編集は尾崎豊の歌を知らない、あるいは関心がなくとも、非常に凝った佳作が並ぶものです。土田氏は本当にいい漫画家だったなあ、と思います。あまりに短い人生です。神はその愛でる人をあまりにも早くそのもとに招くのでしょうか? 僕は神を信じませんがそんなことを思ってしまいました。ご冥福をお祈りします。



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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-05-04 23:46:39
http://www.iwanami.co.jp/shinkan/index.html
有害コミック撲滅!というものが出されるようです。
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Unknown (田中秀臣)
2012-05-05 00:05:30
The Ten-Cent Plague: The Great Comic-Book Scare and How It Changed America の翻訳ですね。かなり前に小野さんご自身から訳されてるとお聞きしましたが、ようやく出るんですね。楽しみです。
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