Four Season Colors

現代詩とスポーツ、エンタメ、時事など雑文を掲載
【詩集3冊(各110円)をAmazon「Kindleストア」で販売中】

ウラディミール・ バレンティン

2022-01-23 | 雑文
「元ヤクルト、ソフトバンクのバレンティン
がNPB復帰を断念「日本球界からは身を引
く」現役引退の可能性」(スポーツ報知)

言わずと知れた日本プロ野球のシーズン最多
本塁打記録保持者である、ウラディミール・
バレンティン。

王貞治、タフィ・ローズ、アレックス・カブ
レラの55本を超えて、現行の試合数ではア
ンタッチャブルレコードのような年60本。

当時のチーム状況をはじめ、この記録に難く
せのようなものをつける人はいる。

自分はスワローズファンであるが、バレンテ
ィンが他のチームであっても、この記録は無
条件にとてつもないと認めることができる。

ほぼ2試合に1度、投手の投げたボールをバ
ットで弾いて外野スタンドまで飛ばす。

こう言葉にすれば、ぱっと見、出来ないこと
もないかと思えてしまうが、すぐにいやいや
難しすぎるだろうとなる。

2013年のバレンティンは、打ってくれる
かもなどというものではなく、誇張ではなく
常に、「あ、打つ」という状態だった。

リアルタイムで追いかけていた、あの年のバ
レンティンは、最盛期のイチローのように、
どのコースの、どの球種だろうと打つ。

そこには、当然に思い出補正もあるのだけれ
ど、とはいえ大袈裟すぎるわけでもないのが、
この60本という記録である。

投票制度による日本の野球殿堂入りには、未
だ外国籍のプレイヤー表彰者はいない。

タフィ・ローズも、アレックス・ラミレスも、
今年も殿堂入りを果たしていない。

毎年、錚々たるプレイヤーが対象者となって
いるから、影響がないとは言わないが、外国
籍どうこうは議論のあるところではある。

それはそれとして、バレンティンはまだ引退
を明言したわけではないが、引退後は殿堂入
りに相応しいと思う。

3年連続ホームラン王であり、シーズン最多
本塁打記録保持者であるバレンティン。

スワローズの優良助っ人の中では、ジャイア
ンツに移籍しなかったという意味でも、素敵
な選手だった。


コメントを投稿