Four Season Colors

現代詩とスポーツ、エンタメ、時事など雑文を掲載
【詩集3冊(各110円)をAmazon「Kindleストア」で販売中】

はぴねす。

2023-04-27 | 
てにもつは ちいさめの

ふくふくの えんぎもの

てにもつは ちいさめに

ほどほどに こうふくに

てにもつは おおきめの

あつあつの おくりもの

てにもつは おおきめに

いろいろに こうふくに

ツキイチ映画館(2023年04月)

2023-04-24 | 雑文
月に一度は、映画館で新作を。2023年の
4月は、「AIR/エア」(アメリカ)。

今月も楽しみだなというような作品はなく、
予告編で消去法ならこれかなと思っていた本
作を無事チョイスすることに。

事実を基にした系の中でも、近代、現代系は
ハリウッド規模であれば、まあまあ大外れは
ないことが多い。

その代わりに大当たりも少ないのであるが、
この作品も例に漏れることなく、とても無難
な出来となっている。

舞台は1984年のアメリカで、当時はバス
ケットボール部門の販売シェアが弱小だった
らしいナイキ社。

そんなナイキが、部門担当を中心に、世界的
大ヒットとなるバスケットシューズ「エアジ
ョーダン」を生み出すまでのおはなし。

ただし、メインはシューズが物理的に生み出
される過程ではなく、選手マイケル・ジョー
ダンとの契約までの道のりとなる。

つまり、完全に事務方面のストーリーであり、
スポーツを題材とはしているが、スポーツの
要素は皆無といってよい。

また、まだ存命だからかどうかは知らないが、
戦略としてマイケル・ジョーダンが作中でし
っかりと登場することはない。

じゃあ、どうやって物語が展開するかとなる
と、ナイキ側の契約準備を中心に、家族や代
理人とのやりとりシーンだけで進む。

え、それで120分持つのとなるが、それが
どうして120分持っているのである。

しかし、観終わってみると、絶対に120分
もなかったよなという、そんな感想。

シェアの低い企業の苦悩はあるが、問題の交
渉もなんやかんや順調に進展するし、シュー
ズもあっさりと完成する。

場面も大半が会社内で印象に残る条件になく、
ジャンル的に音楽もおとなしめ。

じゃあ、つまらないのかとなると無難ではあ
るのでつまらなくはないが、面白いというほ
どでもなく、積極的におススメもしない。

会社の理念とか、昔は昔はというのなら、冒
頭に昔のシーンでも入れればよかったのに。

なんて、珍しく素人のこうすれば案が出てし
まうくらいに単調で、人物に、物語に深さが
ないように感じた。

少なくとも、(そんな人はほぼいないだろう
が)インビクタスのような作品を期待しては
いけないので注意。

マット・デイモンは、クセが少ないのに主演
も張れるすごい俳優だとあらためて認識して、
なんだかインビクタスが観たくなってきた。

LONGING

2023-04-20 | 
やけに夕日の似合った

真っすぐな背に見惚れ

いつかの旅の夢を追う

ステップの地は遠くて

ノマドを気取るばかり

求めるのはエクストラ

いつも夕日を目指して

まっ平らな地を流離う

やたらと旅の空は晴れ

ステップで背に乗った

ノマドを辿るサファリ

求めたのはエキストラ

漫画のあれこれ(2023.04.17)

2023-04-17 | 雑文
「新九郎、奔る! 第13巻」ゆうきまさみ
(小学館)を読む。

前12巻の発売日が1月なので、3か月後の
発売となり、時間が経つのも次巻が出るのも
早いもので。

まず、13巻は表紙から良く、やや地味目な
12巻から一転、30歳手前くらいの新九郎
が色彩豊かに描かれている。

一方で、中身はやや地味で、どちらかと言え
ば、今後の展開に向けた準備巻というような
内容に。

とはいえ、テンポの良さも読みやすさも変わ
らず、個性と感情の豊かな登場人物たちは増
々存在感を強める。

新九郎とともに幼少、子供時代を経て成長し
た人物たちは、大分その変化も緩やかとなり、
落ち着き始めている。

そうした中、今度は新九郎の嫁となる「ぬい」
や足利義尚、そして次なる世代の龍王丸の目
まぐるしい成長。

歴史ものの正統的な魅力を、豊富な経験を持
つ著者が、これでもかというくらいに表現す
る。

今後の準備巻だけあって、全体的に主人公周
辺の展開が多い13巻だが、特に第八十二、
八十三話の「都鄙和睦」。

室町と古河とのやりとりを、それだけにすれ
ば、それは説明クサく、つまらないものにな
りがちだろう。

しかし、そこで主人公を含め、その周辺をも
混ぜ、面白く分かりやすく。

そして終盤では申次となり、より歴史の表舞
台に姿を表す下準備が整う。

歴史ものとして幼少、子供時代はそれはそれ
で重要であるし、一つの作品として完成すれ
ば、必須の期間でもある。

それでもやはり、本番は壮年期以降であるこ
ことは間違いがないし、そこに差し掛かって
いるワクワク感は強い。

14巻の予告たった1ページでも、これまで
以上に歴史ものの魅力を感じてしまう。

次は秋頃の発売予定となっているから、13
巻とは異なり、少し長めの間隔となるようだ
が、次もきっと、あっという間である。

おそれみよ

2023-04-13 | 
かんぜんと スミワタル

エイゴウヲ あおぎみる

のこされた ノリトゴト

オソレミヨ おそれみよ

カンゼント すみわたる

えいごうを アオギミル

ノコサレタ のりとごと

おそれみよ オソレミヨ