Four Season Colors

現代詩とスポーツ、エンタメ、時事など雑文を掲載
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未成年による迷惑系動画

2023-02-27 | 雑文
今週も雑文することがないので、定期的に発
覚する主に未成年による迷惑系動画について
思うことを少し。

ただ、専門家ではないし、事の起こる原因は
ひとつではないので、以下は個人の感想程度
による。

まず、食べ物屋さんの調味料やカラトリーへ
の(当人いわく)いたずらは、それ自体に快
楽などが伴っているわけではない。

目的そのものは動画を共有することにあり、
一定の属性のグループが楽しむためのコンテ
ンツ程度の感覚でしかない。

つまり、あくまで当人たちにとっては、大食
い動画あたりと同じカテゴリーなのだろう。

そもそも、それ自体に快楽などが伴ったり、
何も知らない他者への秘めた楽しみならば、
バレては不味いから動画投稿にはならない。

なぜ動画にして投稿してしまうのか、という
意見があるが、動画にして共有するための行
為であり、でなければそんなことはしない。

すると次は当たり前に、やっていいこととい
けないことの判断が分からないのかという無
難な問いにあたる。

思い返せば自分も若い頃、仲間内での楽しみ
のために、よろしくない(当時の自分いわく)
意味のないいたずらをしたことはある。

それでも年齢に応じた平均的な社会性は身に
着けてきたから、とりあえず大多数と同じよ
うに無難に生きていけてはいる。

言うまでもなく、迷惑系動画は自分たちのよ
うな、当人たちとは属性の違う大人と共有す
ることを目的としていない。

それが仲間内の世界で収まらない可能性があ
るという想像ができないのは、明らかな社会
性の欠如に見える。

社会性を身に着けることは、必然性から自ら
学ばざるを得ない場合を除き、教育によって
達成される。

最近は、言葉通り世界が広がり、アスリート
を中心に若い世代が早くから社会に身を置く
ことが多い。

すると将棋の藤井さんや、野球の大谷さんの
ような、いわゆる若いのに大人な子らが生ま
れることになる。

無論、自分も含め大半は、どちらかといえば
迷惑系に近いのだろうけれど、恐らくその振
れ幅は昔に比べて広くはなっている。

その原因を断定的に閉鎖的な核家族化や学校
教育に求めるのは簡単だし否定もしないが、
感想程度なのでとりあえずここまで。

ペルーサ

2023-02-23 | 
わずか光の差し込む時間は

裏通りの瓦礫に腰を落とし

古い英雄の壁画を見上げる

燃えながらはためく帆布に

幸と不幸の差分を浮力とし

降り積もるは粗目の灰だけ

身動き取れない人の狭間で

何処からか届く産声を愛し

せめて傍らで賛美の歌声を

ツキイチ映画館(2023年02月)

2023-02-20 | 雑文
月に一度は、映画館で新作を。2023年の
2月は、「バビロン」(アメリカ)。

予告編を観た時から、公開月の競合次第で候
補だなと思っており、無事ほかに観たい作品
もなく2月の作品にチョイス。

予告を観る限りは、1900年代前半のハリ
ウッドがハリウッドになっていく様子を描く
ブラッド・ピットの出るハリウッド系作品。

だったのだが、これは恐らく興行面から相当
に意識的に予告編をハリウッド系に演出して
いる。

実際はジャンルの見えない、一つの作品とし
ての一貫性のない3時間映画であり、面白く
ないの前に好きではない作品だった。

ハリウッド系エンタメでもなく、時代記録系
でもなく、思想芸術系でもなく。

まず世界観への導入を図る冒頭で1割くらい
脱落しても不思議はなく、しかも逆効果なく
らいに無駄に長く飽きる。

しかもここで方向性を示したかと思いきや、
冒頭以降は同系のシーンはなく、やや大げさ
な感の1900年代前半の撮影描写が続く。

一応は成功や栄光と挫折、没落から懐古とい
うありきたりにありきたりのものが主題なの
だろうが。

結果としては1900年代前半のハリウッド
が描きたかったのではく、成功没落懐古の舞
台として選んだ程度の印象しか与えない。

終盤には主題を象徴するブラピのシーンもあ
るが、演出もセリフも特別はなく、ここだと
言わんばかりの押しつけがましささえある。

こうした系統で重要な人物描写、内面描写は
ブラピのみならず主要3人物とも押しなべて
薄い。

つまりエンタメとしても、時代ものとしても、
思想ものとしても相当に中途半端で、しかも
3時間となれば、没入などはほぼない。

観終わって残るのは、主題とは異なる3時間
の空虚と言っても言い過ぎではない。

唯一、音楽は良かったが、事前知識を入れな
い主義なのでラ・ラ・ランドの監督であるこ
とは鑑賞後の検索で知った。

なんにせよ、作品としての軸がなさ過ぎて、
おススメする層が見当たらないが、ワンチャ
ン、サウンドを求める方なのだろうか。

2023年は2連敗でのスタートとなり、自
分の選択のせいとはいえ、渇きは増すばかり。

漫画のあれこれ(2023.02.16)

2023-02-16 | 雑文
今週は特に雑文する内容もないため、先月発
売の漫画「新九郎、奔る!12巻」(ゆうき
まさみ)をこれまでのように褒め称える。

当初は年1冊くらいの予定だったが、いつの
間にか年2、年3くらいのペースになってお
り、9月以来の新刊となる12巻。

11巻に引き続き、後の北条早雲である伊勢
新九郎は、姉の子の駿河守護補任のため奔走
し、同時に太田道灌を中心に関東も描く。

ゆうきまさみの集大成(と勝手に思っている)
である本作は、12巻も変わらず面白く高品
質を保つ。

今のところ作中屈指の個性を持つ太田道灌は
そのまま、弟の弥次郎や細川九郎政元も順調
にその個性を成長させる。

主人公のみではなく、こうして周囲を固める
人物もすべからく年を重ね、成長から老いま
でを描き切る。

歴史モノは登場人物も多く、楽をしようとす
れば、特に見た目は節目節目での変更でも通
用はする。

そこを世界観を通して時間の経過をしっかり
と経過させ、歴史モノとしての流れを表現す
る。

そして、これまでも書いているが、どうして
も文字の多くなる歴史モノであっても、本作
は間違いなく漫画である。

文字を中心に代り映えしない絵を判子のよう
に添える歴史モノも少なくない中、少年誌で
あっても通用する漫画として成り立つ。

であるのに、歴史を題材にしたフィクション
系に振れてしまうこともなく、歴史モノのジ
ャンルも堅持している。

この先は、主人公である新九郎も若者の時代
を過ぎ、一人前の大人の時代を迎え、世界観
も戦国の色を徐々に帯び始るのだろう。

つまり、12巻まででも十分に面白いのに、
ここから益々面白さは増し、その質は約束さ
ていると言い切ってもよい。

歴史モノはガチガチの歴史モノしか認めない
という人以外は、年齢関係なくカジュアルに
漫画として存分に楽しめる本作。

二桁を超えたが、年2、3冊ペースなのでゆ
っくりでもいいので読んでほしいおススメ。

St.Vt.2023

2023-02-13 | 
不器用ながらの でこれーしょん

ニコニコしながらの らっぴんぐ

普段と違って ほんきばーじょん

ラブラブを願って いめーじんぐ

期待の高まる しちゅえーしょん

ドキドキ告る まいふぃーりんぐ

残念ながら いくすぷろーじょん

ワタワタしながら はんどりんぐ

甘酸っぱいさ いにしえーしょん

ドロドロしないさ えんでぃんぐ