CAVALIER WORD ~無頓着な言葉~

日常のどうでもいいこと・ささいなことを適当に無頓着に綴ります

滞納額のプチ情報

2010-11-24 22:15:57 | 税法
 税目の中でも消費税は滞納が多いと言われています。消費税は預かり金の性格が強いため、滞納が発生しやすい形態であることは確かです。同様の理由で源泉所得税も滞納されるケースが多くなっています。この点についても語りたいのですが、また後日時間があればにします。

 実際のところ消費税の滞納がどれくらいあるのか少し気になったので調べてみました。
 こうした情報も国税庁のHPにフツーに載ってるもんなんですね。

 平成21年度時点で滞納整理中(←滞納してるんだから早く納めてくださいよって催促している税額の合計をイメージしてください)の額が全税目合計で約1兆5000億円、そのうち消費税は約4500億円となっていました。
 滞納税額の約1/3が消費税です。法人税の約2倍、相続税の約3倍の金額になります。本当に多いですね…。事業者は消費者からの徴収だけはしっかりやって納税はしないんだからひどい話です(経営状況とかで致し方ないケースもあるっちゃあるんですけどね。でも滞納しちゃダメですよね)。
 因みに所得税(申告所得税+源泉所得税)は約7000億円でした。

 なお、滞納額は消費税も含め年々減少傾向にあります。滞納額のピークは平成10年で当時は約2兆8000億円の滞納がありました。半分くらい減少した感じでしょうか。今後もこの傾向が続いてほしいものです。 


国税庁HP 平成21年度租税滞納状況について
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2010/sozei_taino/index.htm

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