CAVALIER WORD ~無頓着な言葉~

日常のどうでもいいこと・ささいなことを適当に無頓着に綴ります

JR東日本 第2四半期決算短信公表

2010-11-01 22:41:05 | JR
 JR東日本のHPにて平成23年3月期第2四半期決算短信が公表されました。

 2010年3月期決算では景気悪化の影響もあり、売上高が4.6%減(2009年3月期決算比)の2,573,723百万円、純利益が35.8%減(同)の120,214百万円となりましたが、2011年3月期決算では2010年3月期決算に対し、売上高0.6%増、当期純利益15.6%増が見込まれています。いくらか回復傾向になってきているようです。

 「ミニ国鉄」と呼ばれるほどの規模を誇り、2兆円を超える売上高をあげているJR東日本ですが、JR東海・西日本とともに旧国鉄時代の債務を引き継いでいるため、いまだにその返済が続いています。完全民営化・上場は達成しているものの、負の遺産の清算にはまだかなりの時間がかかりそうです。
 なお、JR発足時からドル箱路線である新幹線を有しなかった九州・四国・北海道は一部または全部の債務が免除されています。業務の多角化と九州新幹線全通が間近となったJR九州以外の2社(特に四国)はかなり危ない様子です。JALのようなことが起こりかねないとも言い切れません…

 会計の知識はほとんど忘れかけているのにこんなことを発言するのは気がひけますが、JRに限らず鉄道会社の3月期決算の貸借対照表(B/S)はあんまりあてにならないと思っています。
 というのは、貸借対照表計算期限の翌日4月1日から新年度が始まり、大量に定期券が購入されるため、「現金及び預金」勘定が一挙に増加するからです。鉄道会社の3月31日締めの貸借対照表の流動資産と流動負債だけ見比べて財務状況の結論をくだすのは早計ではないでしょうか。



 記事のテーマ決めてなかったからぐだぐだになってしまいました…。すいません…

最新の画像もっと見る