CAVALIER WORD ~無頓着な言葉~

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E657系 常磐線に導入へ

2010-12-08 22:13:54 | JR
 以前より一部で噂になっていた常磐線用の特急型車両E657系について、東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)が2012年の春に導入することを正式発表しました。

 現在常磐線では651系とE653系により「スーパーひたち」「フレッシュひたち」が運転されています。特に651系は国鉄民営化・JR発足直後にそれまでの国鉄カラーのデザインを一新した斬新な車両として登場し、その装いから「タキシードボディ」とも呼ばれました。


651系


E653系

 新たに導入されるE657系は651系と同様に白を基調としたカラーですが、窓下に赤のラインを帯び、床下をグレートとした配色となっています。これまでのJR東日本にはない印象でどちらかというとJR西日本の683系に近い印象です。

 651系・E653系共に編成は7連(4M3T)と4連(2M2T)で、これらを組み合わせて※4連・7連・11連・14連の組成で運用されています。それに対し、新たに導入されるE657系は全て10連固定編成(6M4T・グリーン車あり)で最終的に16編成が導入される予定となっています。

 E657系の運用区間は上野-水戸-いわき間となり、651系「スーパーひたち」で上野-仙台間の運転はなくなります。この点は少し残念ですが、利用する人がほとんどいないことを考えると致し方ありません。
 E657系の運用区間から外れるいわき-仙台間については、特急空白地帯とはならずに、E653系が新たな列車愛称で特急運転を行うことになっています。E653系の通常の運用区間は「フレッシュひたち」として上野-勝田・高萩間となっているため、いわき以北の運用は初となります。これは個人的な予想ですが、いわき-仙台間で運用されるE653系は4連の編成のみになるのでないか思います。7連の編成は以前からの噂通り、「いなほ」の485系置換用としての新潟地区への転属が、利用者数を考慮すると自然ではないでしょうか。

 列車愛称については発表されていませんでしたが、「ひたち」の名前は残るでしょう(残してください)。そして、新たにE653系で運用されるいわき-仙台間の愛称も気になるところです。今後のJR東日本からの発表に注目したいと思います。


JR東日本HP
常磐線特急に新型車両を導入!~E657系特急型交直流電車~
※651系・E653系の編成の組み合わせは同一の形式のみで組成されます(例えば、651系7連+E653系4連という組み合わせはありません)。また、E653系の4連単独による運用、651系の7連+7連=14連の運用も基本的にありません。

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