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野球のみかた

Chicago 幻の"22"が遂にリリース

2008年06月29日 | ■音楽
【音楽】 驚きの新譜情報です。コンテンポラリー・ロックの王道Chicagoの幻の22"STONE OF SISYPHUS"が遂にリリースされます(関連記事はこちら)。当初予定からは少し遅れて7月下旬予定だそうです。この作品は私にとってはChicagoのベストアルバムと言っても良い作品です。既にほとんどの曲はベスト盤やメンバーのソロアルバムに収録されていますが、アルバムとしてリリースされなかったことをどれだけ悔んだことか…。このアルバムが制作されたのは1992年のこと。David Fosterが手がけた「16」以降、当時大流行していたAOR路線に転向して復活を遂げたChicagoには賛否両論ありましたが、AOR好きだった私には、巨匠Bill Champlinの参加に称賛を贈り、新生Chicagoを絶賛したものでした。しかし余りに同じような路線のアルバムが続き食傷気味だった時に、コンテンポラリーでありながらも骨太ブラスロックの入魂のアルバムに仕上がった「22」のリリースを心待ちにしていました。しかし相変わらずアホで理解のない当時のレコード会社の担当者のおかげでお蔵入り。しかもその後に契約も揉めて低迷していく彼らでした。その後のリリースはベスト盤のオンパレード。Chicagoの商品価値は下がる一方でした。正直、音楽を商品として論ずることには抵抗のある私ですが、それでも、こんなに良い作品を何故…という思いはありました。
 正直に言えば、この作品の完パケを当時、私はとあるルートから入手することができました。しかも出元はバンド・メンバーの一人というから驚きでした。これだけの作品がまさかお蔵入りするとは誰も思わなかったでしょうし、直に正規盤が出るものと親しい関係者に流したのでしょう。なんとあれから15年も経過してリリースされるなんて…当時このDATコピーを入手していた関係者ないしは関係者に近い方の執念が、今回の正規盤リリースの陰にはあるものと思われます。そんな関係者には感謝したいと思います。
 今改めてその当時の音源を聞き直しながらこの投稿をしていますが、バラエティ豊かなコンテンポラリーなChicagoロックが堪能できる好盤として、当時AORを追いかけていた方々には絶対に入手されることをお勧めします。今回のリリースがきっかけでChicagoが復活するなどとは思いませんが、こんなテイストの音楽をいつまでも愛しているファンは、少なくとも日本には数多く存在しています。また若いリスナーにとっても、安易なノリだけでは決っして作れない、本物のミュージシャンシップとは何かを考えさせてくれる作品として、ぜひ一度聞いてほしいアルバムだと思います。改めて正式にマスタリングされたCDを早く手にしたいものです。
 久し振り?というか、このブログでは初めて音楽ネタで熱く語ったかもしれませんね。たまにはこんなネタも語らないといけませんね(^o^)。


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