ジャイアンツ今季全日程終了。名脇役の村田善引退。

【スポーツ：プロ野球】　前日にリーグ優勝を決めたジャイアンツ。今季最終戦となるスワローズとのゲームが神宮球場で行われました。私の今年のプロ野球観戦も今日が最後ということで最後までプロ野球の醍醐味を堪能させてもらいました。ゲームはいつものオーダーで臨むSWに対して、予想通り主力を休ませる布陣で臨むG。先発投手は来季契約継続の最終テストのバーンサイド。5回を無失点と何とか結果をだすものの、打線はSW先発の川島亮に6回まで抑えられていました。続いて登板した久保が崩れて6回に2点を失うものの、続く7回にホームラン王のかかるラミレスの執念の一発で打線もようやく酔いが醒め(笑)、四球で塁を埋めた走者を坂本がタイムリーで返して逆転に成功。その後は林、豊田、山口と繋いで無事に最終戦を勝利で飾りました。途中、小笠原や高橋由、木村拓などのレギュラー陣も代打などで出場し、ファンに向けてのご愛顧感謝顔見世も無事に行われ、昨年とは違う一皮剥けた最終の采配をみせてくれました。また7回からは今季限りで引退するキャッチャーの村田善が守備につき、3塁側を埋めたGファンからは大きな拍手が起こりました。9回に打席がまわりレフトフライに倒れるものの、ベンチ前では全ナインが出迎え、高橋由から花束が渡されると、感涙にむせぶ表情がスタンドからでも分かりました。
　村田善といえば村田真、杉山らと長嶋監督時代からバッテリーの一角を担い、阿倍が入団してからも二番手捕手の座を守り続けていました。特に当時の工藤とのコンビは定評がありましたね。しかし2006年以降は一軍登録機会もめっきり減り、二軍ですら若手に出場機会を譲ることも多かったようです。今年も一軍ではほとんど出場機会もありませんでしたが、前日のゲームで右肩を負傷した阿倍に代わり最終戦に一軍登録を果たし、引退の日に無事に出場の機会を得ました。このような引退ゲームは私は初めてだったので、めちゃくちゃ感動してしまいました。良い場面に立ち会えたなと思いました。

　この日のゲームで全日程を終了したG。144試合を戦って84勝57敗3分。勝率.596と堂々の成績で2008年のシーズンを終えました。いよいよCSに向けた準備が本格化します。故障した阿倍の復帰は微妙ですが全戦力を結集して短期決戦を乗り越えてほしいものです。夢の日本一奪回を目指して、頑張れジャイアンツ！。