吉村昭さんの「海軍乙事件」を読みました。
4つの章になっており、最初の「海軍乙事件」は第太平洋戦争中に機密書類が奪われる話です。
日本国は米国に奪われていないと思い込んでいたが、戦後、米国に奪われて解読されていたという事実が明るみになりました。
米国は知らぬふりをしていて日本国の作戦を見破っていました。
次の「海軍乙事件」は連合艦隊司令長官、山本五十六を護衛していたパイロット、柳谷謙治さんの話です。
実際に吉村昭さんが生存していた柳谷謙治さんに会って聞いた話で、とても興味深い内容でした。
そして「八人の戦犯」は第二次世界大戦後の戦争犯罪人を日本政府が軍法会議をかけて判決し、連合国側に報告された話です。
その8人のうち生きている人の事情を聞くことができ、まとめられています。
こんな事件があったことも知りませんでした。
最後は「シンデモラッパモ」です。
日清戦争中にラッパを吹いている最中に被弾したが、ラッパを口から離さなかったという話です。
それが日本に伝わり美談となった。
そのラッパを吹いていたのは白神源次郎でしたが、後になって木口小平に訂正されたとのことです。
どの章も吉村昭さんの粘り強い調査のおかげで、このような事件があったことを伝えてくれ、
さらに「海軍乙事件」踏査メモや文庫版のためのあとがきにも、補足説明がされています。
読み易くて、とてもよかったです。
4つの章になっており、最初の「海軍乙事件」は第太平洋戦争中に機密書類が奪われる話です。
日本国は米国に奪われていないと思い込んでいたが、戦後、米国に奪われて解読されていたという事実が明るみになりました。
米国は知らぬふりをしていて日本国の作戦を見破っていました。
次の「海軍乙事件」は連合艦隊司令長官、山本五十六を護衛していたパイロット、柳谷謙治さんの話です。
実際に吉村昭さんが生存していた柳谷謙治さんに会って聞いた話で、とても興味深い内容でした。
そして「八人の戦犯」は第二次世界大戦後の戦争犯罪人を日本政府が軍法会議をかけて判決し、連合国側に報告された話です。
その8人のうち生きている人の事情を聞くことができ、まとめられています。
こんな事件があったことも知りませんでした。
最後は「シンデモラッパモ」です。
日清戦争中にラッパを吹いている最中に被弾したが、ラッパを口から離さなかったという話です。
それが日本に伝わり美談となった。
そのラッパを吹いていたのは白神源次郎でしたが、後になって木口小平に訂正されたとのことです。
どの章も吉村昭さんの粘り強い調査のおかげで、このような事件があったことを伝えてくれ、
さらに「海軍乙事件」踏査メモや文庫版のためのあとがきにも、補足説明がされています。
読み易くて、とてもよかったです。
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