公式サイト:機動戦士ZガンダムⅡ A New Translation 恋人たち
TV版『機動戦士Zガンダム』の15話「カツの出撃」から32話「謎のモビルスーツ」までを描いた新約Zガンダム3部作の第2作目.
第1作目と比べて,範囲が1.5倍になったのに尺が同じ95分ということもあって,前作以上の飛ばしぶりを感じさせるものがあった.ってか,あまりの飛ばしぶりに一瞬とまどうシーンがポロポロと.ホンコン・シティ,月面へのコロニー落としのところなんかは,いきなりシーンが変わってるためについていくのが半歩遅れる感じ.TV版を知らないと1回目では流れが掴みづらいのは前作以上か.
1作目ではオープニングの音楽があったのに,今回はそれがカットされていたのは驚いた.松竹とサンライズのロゴが出てくるシーンから本編の音楽が流れるところは,個人的に好きな演出なのでグットであった.Gacktファンには物足りないかもしれんが(笑)
前作よりも新作の比率があがってるように思う.それと,新作画と旧作画の入り乱れ具合が整理されてもいた.新作は新作,旧作は旧作でシーンを連続させられており,またエイジングの技術もあがってるために違和感が少しは緩和されていた.まぁ,それでもキャラクター造形の差がはっきりしているために,新→旧と交互にすぐに切り替わったりすると違和感があるのは仕方なしか.
第2作目の目玉とも言えるのが,ホンコン・シティでのカミーユとフォウの出会いであろう.初めて出会うシーンは新作で構成されていて綺麗なのだが,夜のキスシーンあたりは完全に旧作という仕様.できればこっちも気合を入れて新作にしてほしかったところだ.まぁ,新作になって気合十分になってたらなってたで,ちょっとこそばゆくなりそうだが・・・.旧作でも印象的なんでよしとするか.
そして,カミーユを宇宙に上げるときのラストシーンも新作画になっていてすごく嬉しい限りであった.展開を知っているために,カミーユとフォウの最後の会話シーンあたりから,段々と泣けてきて,そして宇宙にあげるためにサイコガンダムをガルダに突っ込ませて,大気圏突破用のブースターを渡そうとするフォウの必死な姿.全て新作なのが涙ものだ.もうこれを新作で見られただけでもお腹いっぱいなくらいである.
が,最後がちょっと気になるところ.後半になってフォウと再会するところはあるが,TV版がどうだったのかをうる覚えであるのだが,なんだか確実に死んでしまったような感じが・・・.もしかして,もう出てこなくなるのか?
そういや,フォウの中の人がTVとは違う人になってはいるのだが,そんなに違和感を感じるほどのものではなかった気がする.十分にマッチしていたんじゃないだろうか.まぁ,あまりに酷すぎると気になるんだろうけど(ハ○トとか○ヤトとか),気になる人は気になるのかな.
さて,冒頭で飛ばしぶりに戸惑うと書いたが,ほんとに戸惑ってしまう.
最初にベルトーチカ登場からシャアを宇宙にあげるシーンでも,ベルトーチカが来たと思ったら,次にはもうシャトルを目指してるし.そういえば,シャトル打ち上げのところでは,シャアの情けなさがたっぷり味わえたTV版と違って切られており,そのかわりにアムロの大活躍ぶりが目立っている.
最初の出撃こそ自信のなかったアムロではあるが,シャトルに乗せた百式で敵機と戦おうとしているシャアに対して,「守ってみせるよ」と言うシーンには決意というか,覚悟を決めたようなところがあってかっこよかった.そのすぐ後にアッシマーをあっさりと撃墜したところも,かっくいいとこだ.
で,このシャトル打ち上げの直後にいきなりホンコン・シティに行くのである.TV版だと,話数が分かれるために頭の切り替えが可能なのだろうが,映画1本として観ると,なんでここに来たんだ?という戸惑いを強く感じさせるものがあった.
どことなく,TVアニメの構成だからこそ問題なかった急な場面展開が,映画になると整合性を欠く結果になっているように感じさせる.ただでさえ尺が短いだけに,説明部分を新たに入れるだけの余裕がなかったのだろうが,もうちょっと尺を長くしてでも一言でもいいから説明があってほしかったところだ.
宇宙に上がって以降,Zガンダムの登場やパプティマス・シロッコの躍進,ヤザンの登場などがあるが,メインにあったのはサラか.ちなみに,サラに関してはどうでもいいので割愛だ(笑) あ,中の人に関しては,周りに比べたら下手な感じなのは仕方ないのだが,それが逆に,どことなく幼さを感じさせるようになっているのはよかったと思う.これは好みの問題かもしれんが,こっちの方がキャラ的に合ってる気がする.
今作もクライマックスは迫力十分である.
ヤザンが操るハンブラビの凶悪なまでの強さに翻弄されるZガンダムなんかはTV版と同様.ってか,この人の強さは半端じゃねぇな.ニュータイプでもないのにすごすぎだ.しかし,それでも映画の方ではZも頑張ってたような感じだ.次あたりでは,もっとマシに戦えそうな予感がする.
ハンブラビに追い詰められたときに,大量のビーム攻撃がどこからか受けるシーンでは,音響の迫力もあって目を見張るものがあった.その後に出てくる大量のガザCなんか,新作になっていることでかっこよく見えてしまった.TV版のときはしょぼいと思っていたのに・・・.
最後の最後に,ハマーン様が出てきたのはファンサービスというやつでしょうか.ついでに,白いガザCはイカしてますね.さすが,ハマーン様です.早くキュベレイに乗っとけ.
最後に勘違いしていたのだが,シャアのキリマンジャロでの演説シーンがカットされた!とか思っていたら,そのちょうど前のとこで終わったのね.だから,大量のガザC登場で終わったときはびっくりした.というか,この時点で1時間しか経ってないと思っていたので余計にびっくり.時間を忘れるくらいに熱中していたようだ.
TV版『機動戦士Zガンダム』の15話「カツの出撃」から32話「謎のモビルスーツ」までを描いた新約Zガンダム3部作の第2作目.
第1作目と比べて,範囲が1.5倍になったのに尺が同じ95分ということもあって,前作以上の飛ばしぶりを感じさせるものがあった.ってか,あまりの飛ばしぶりに一瞬とまどうシーンがポロポロと.ホンコン・シティ,月面へのコロニー落としのところなんかは,いきなりシーンが変わってるためについていくのが半歩遅れる感じ.TV版を知らないと1回目では流れが掴みづらいのは前作以上か.
1作目ではオープニングの音楽があったのに,今回はそれがカットされていたのは驚いた.松竹とサンライズのロゴが出てくるシーンから本編の音楽が流れるところは,個人的に好きな演出なのでグットであった.Gacktファンには物足りないかもしれんが(笑)
前作よりも新作の比率があがってるように思う.それと,新作画と旧作画の入り乱れ具合が整理されてもいた.新作は新作,旧作は旧作でシーンを連続させられており,またエイジングの技術もあがってるために違和感が少しは緩和されていた.まぁ,それでもキャラクター造形の差がはっきりしているために,新→旧と交互にすぐに切り替わったりすると違和感があるのは仕方なしか.
第2作目の目玉とも言えるのが,ホンコン・シティでのカミーユとフォウの出会いであろう.初めて出会うシーンは新作で構成されていて綺麗なのだが,夜のキスシーンあたりは完全に旧作という仕様.できればこっちも気合を入れて新作にしてほしかったところだ.まぁ,新作になって気合十分になってたらなってたで,ちょっとこそばゆくなりそうだが・・・.旧作でも印象的なんでよしとするか.
そして,カミーユを宇宙に上げるときのラストシーンも新作画になっていてすごく嬉しい限りであった.展開を知っているために,カミーユとフォウの最後の会話シーンあたりから,段々と泣けてきて,そして宇宙にあげるためにサイコガンダムをガルダに突っ込ませて,大気圏突破用のブースターを渡そうとするフォウの必死な姿.全て新作なのが涙ものだ.もうこれを新作で見られただけでもお腹いっぱいなくらいである.
が,最後がちょっと気になるところ.後半になってフォウと再会するところはあるが,TV版がどうだったのかをうる覚えであるのだが,なんだか確実に死んでしまったような感じが・・・.もしかして,もう出てこなくなるのか?
そういや,フォウの中の人がTVとは違う人になってはいるのだが,そんなに違和感を感じるほどのものではなかった気がする.十分にマッチしていたんじゃないだろうか.まぁ,あまりに酷すぎると気になるんだろうけど(ハ○トとか○ヤトとか),気になる人は気になるのかな.
さて,冒頭で飛ばしぶりに戸惑うと書いたが,ほんとに戸惑ってしまう.
最初にベルトーチカ登場からシャアを宇宙にあげるシーンでも,ベルトーチカが来たと思ったら,次にはもうシャトルを目指してるし.そういえば,シャトル打ち上げのところでは,シャアの情けなさがたっぷり味わえたTV版と違って切られており,そのかわりにアムロの大活躍ぶりが目立っている.
最初の出撃こそ自信のなかったアムロではあるが,シャトルに乗せた百式で敵機と戦おうとしているシャアに対して,「守ってみせるよ」と言うシーンには決意というか,覚悟を決めたようなところがあってかっこよかった.そのすぐ後にアッシマーをあっさりと撃墜したところも,かっくいいとこだ.
で,このシャトル打ち上げの直後にいきなりホンコン・シティに行くのである.TV版だと,話数が分かれるために頭の切り替えが可能なのだろうが,映画1本として観ると,なんでここに来たんだ?という戸惑いを強く感じさせるものがあった.
どことなく,TVアニメの構成だからこそ問題なかった急な場面展開が,映画になると整合性を欠く結果になっているように感じさせる.ただでさえ尺が短いだけに,説明部分を新たに入れるだけの余裕がなかったのだろうが,もうちょっと尺を長くしてでも一言でもいいから説明があってほしかったところだ.
宇宙に上がって以降,Zガンダムの登場やパプティマス・シロッコの躍進,ヤザンの登場などがあるが,メインにあったのはサラか.ちなみに,サラに関してはどうでもいいので割愛だ(笑) あ,中の人に関しては,周りに比べたら下手な感じなのは仕方ないのだが,それが逆に,どことなく幼さを感じさせるようになっているのはよかったと思う.これは好みの問題かもしれんが,こっちの方がキャラ的に合ってる気がする.
今作もクライマックスは迫力十分である.
ヤザンが操るハンブラビの凶悪なまでの強さに翻弄されるZガンダムなんかはTV版と同様.ってか,この人の強さは半端じゃねぇな.ニュータイプでもないのにすごすぎだ.しかし,それでも映画の方ではZも頑張ってたような感じだ.次あたりでは,もっとマシに戦えそうな予感がする.
ハンブラビに追い詰められたときに,大量のビーム攻撃がどこからか受けるシーンでは,音響の迫力もあって目を見張るものがあった.その後に出てくる大量のガザCなんか,新作になっていることでかっこよく見えてしまった.TV版のときはしょぼいと思っていたのに・・・.
最後の最後に,ハマーン様が出てきたのはファンサービスというやつでしょうか.ついでに,白いガザCはイカしてますね.さすが,ハマーン様です.早くキュベレイに乗っとけ.
最後に勘違いしていたのだが,シャアのキリマンジャロでの演説シーンがカットされた!とか思っていたら,そのちょうど前のとこで終わったのね.だから,大量のガザC登場で終わったときはびっくりした.というか,この時点で1時間しか経ってないと思っていたので余計にびっくり.時間を忘れるくらいに熱中していたようだ.
指摘ありがとです.