区の図書館で借りてきた、
『前立腺・膀胱・腎臓・腎盂・尿管ほか
患者と家族のための 泌尿器科のがんがわかる本』
(三浦猛著・神奈川県立がんセンター泌尿器科部長
横浜大学医学部臨床教授、医学博士。四海書房)を読みました。
2009年の4月に発行された、新しい本です
腎細胞癌の受診、診断、治療などの情報については、
国立がんセンター・がん情報サービスが発行している
「各種がん 腎細胞がん 受診から診断、治療、経過観察への流れ」
という無料の冊子が一番役立ちましたが(病院の相談室などに置いてあります)、
「もう少しガン患者の心理に踏み込んだ、分かりやすい本がないものか?」と
あれこれ調べていたので、「やっと出会えた!」という感じのご本でした。
文章の言い回しも優しい感じで、入門書としては最適だと思います
まず、第1部は「泌尿器科のがんになったときの基礎知識」。
この中で、「がんと診断されたときに確認しておくこと」という項目があります。
=====================================================
<がんと診断されたときに確認しておくこと>
◎がんの告知をどこまで希望するか。
◎相談したい人がいるか。
◎家族があなたへの直接の告知には反対でも、告知を希望するか。
◎自宅と病院は近いか。
◎気の合うかかりつけ医師はいるか。
◎いっしょに住んでいる家族はいるか。
◎家族にがんの人はいるか。
◎いま住んでいるのは自分の家か。
◎自分の年齢。
◎タバコを吸うか。
◎宗教を信じているか。
===================================================
・・・夫の場合は再検査の診断を聞かされた後(告知を受けた直後)に、
問診票のような用紙にこれらのことをいくつか質問されたり、
書いたりした覚えがありますが、告知を受けた直後だったので、
うまく考えがまとまりませんでした・・・
告知を受けるまでは「癌だなんて縁起でもない!悪いことは考えたくない!」と
思っていましたが、いまから考えれば、二人できちんと話し合っておくべきことでした。
また、泌尿器科の各がん別の「がん診断時に医師に確認しておくこと」も
今となれば「知っていれば良かった」と思われる項目でした。
=========================================================
<がん診断時に医師に確認しておくこと・腎臓がん>
◎何か自覚症状はあるか(はい・いいえ)
◎CRPは上昇しているか(はい・いいえ)
◎がんの大きさはどれくらいか
◎悪性度はどのレベルか(高分化、中分化、低分化)
◎進展度はどのレベルか(腎臓内、腎臓外)
◎がんが血管の内側に進んでいるか(はい・いいえ)
◎転移があるか(はい・いいえ)
◎反対側の腎臓に異常があるか(はい・いいえ)
========================================================
いきなり「悪性腫瘍だと思われます、云々~」と言われても、
その後インターネットなどで病気のことを調べても、
「最低限、患者が知っておくべきことは何か?」という情報は
現在、とても少ないと思います。
もしこれから手術を受ける方には参考になると思いますし、
夫も「次の検査のときに確認したい」と言っていました
さらに、1部の最後には「がんに負けない患者になるための心得」も
記載されています。
これはご家族の方にも大変役に立つと思います。
第2部は「泌尿器科のがんの検査・診断・発見・治療」です。
インターネットで入手できる範囲の情報+αという内容かもしれませんが
こちらを読めば、腎臓がんの基礎知識は完璧です
難しい用語については、後ろに解説があります。
第3部は「Q&A 泌尿器科のがんのここが知りたい」です。
告知を受けたあと、頭が真っ白になり、
医師の言葉をよく覚えていなかった、
何を質問すればいいのかさえ分からなかった、と
がっかりしていた去年の自分に読んであげたい内容でした
「Q 兄弟はひとりもがんではないのに、なぜ自分だけが?」
「Q 腎臓がんで片方の腎臓を取っても大丈夫ですか?」
「Q がんの治療に医療費はどれくらいかかりますか?」
など、実用的な質問から、
「Q がんに効く民間療法や健康食品はありますか?」
「Q 先生はがんの告知をされたらどうしますか?」
という「聞いてみたいけど、聞けないよ~」という感じの質問まで
記載されており、著者のガンに対する捉え方がよくわかります。
夫は、「Q 先生はがんの告知をされたらどうしますか?」に対する
答えに共感していました。
「がんと一生つき合う覚悟をします。仕事は無理をしない範囲で
続けると思います。免疫療法、民間療法は受けません。
玉川温泉にもいきません。他人の闘病日記は読みません。自分は自分です。」
・・・この答えに共感できるなんて、夫は強いなぁ、と思いました。
私は闘病日記も読みまくるし、玉川温泉にも行きたい派です
怪しい業者に騙されないようにしなくちゃ~
*************************************
退社時間メモ
PM 21:10 (忘年会あり)
PM 22:30 帰宅
*************************************
体調メモ
少し酔っぱらって帰ってきた
足裏・頭皮マッサージをしてAM24:30就寝
『前立腺・膀胱・腎臓・腎盂・尿管ほか
患者と家族のための 泌尿器科のがんがわかる本』
(三浦猛著・神奈川県立がんセンター泌尿器科部長
横浜大学医学部臨床教授、医学博士。四海書房)を読みました。
2009年の4月に発行された、新しい本です
腎細胞癌の受診、診断、治療などの情報については、
国立がんセンター・がん情報サービスが発行している
「各種がん 腎細胞がん 受診から診断、治療、経過観察への流れ」
という無料の冊子が一番役立ちましたが(病院の相談室などに置いてあります)、
「もう少しガン患者の心理に踏み込んだ、分かりやすい本がないものか?」と
あれこれ調べていたので、「やっと出会えた!」という感じのご本でした。
文章の言い回しも優しい感じで、入門書としては最適だと思います
まず、第1部は「泌尿器科のがんになったときの基礎知識」。
この中で、「がんと診断されたときに確認しておくこと」という項目があります。
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<がんと診断されたときに確認しておくこと>
◎がんの告知をどこまで希望するか。
◎相談したい人がいるか。
◎家族があなたへの直接の告知には反対でも、告知を希望するか。
◎自宅と病院は近いか。
◎気の合うかかりつけ医師はいるか。
◎いっしょに住んでいる家族はいるか。
◎家族にがんの人はいるか。
◎いま住んでいるのは自分の家か。
◎自分の年齢。
◎タバコを吸うか。
◎宗教を信じているか。
===================================================
・・・夫の場合は再検査の診断を聞かされた後(告知を受けた直後)に、
問診票のような用紙にこれらのことをいくつか質問されたり、
書いたりした覚えがありますが、告知を受けた直後だったので、
うまく考えがまとまりませんでした・・・
告知を受けるまでは「癌だなんて縁起でもない!悪いことは考えたくない!」と
思っていましたが、いまから考えれば、二人できちんと話し合っておくべきことでした。
また、泌尿器科の各がん別の「がん診断時に医師に確認しておくこと」も
今となれば「知っていれば良かった」と思われる項目でした。
=========================================================
<がん診断時に医師に確認しておくこと・腎臓がん>
◎何か自覚症状はあるか(はい・いいえ)
◎CRPは上昇しているか(はい・いいえ)
◎がんの大きさはどれくらいか
◎悪性度はどのレベルか(高分化、中分化、低分化)
◎進展度はどのレベルか(腎臓内、腎臓外)
◎がんが血管の内側に進んでいるか(はい・いいえ)
◎転移があるか(はい・いいえ)
◎反対側の腎臓に異常があるか(はい・いいえ)
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いきなり「悪性腫瘍だと思われます、云々~」と言われても、
その後インターネットなどで病気のことを調べても、
「最低限、患者が知っておくべきことは何か?」という情報は
現在、とても少ないと思います。
もしこれから手術を受ける方には参考になると思いますし、
夫も「次の検査のときに確認したい」と言っていました
さらに、1部の最後には「がんに負けない患者になるための心得」も
記載されています。
これはご家族の方にも大変役に立つと思います。
第2部は「泌尿器科のがんの検査・診断・発見・治療」です。
インターネットで入手できる範囲の情報+αという内容かもしれませんが
こちらを読めば、腎臓がんの基礎知識は完璧です
難しい用語については、後ろに解説があります。
第3部は「Q&A 泌尿器科のがんのここが知りたい」です。
告知を受けたあと、頭が真っ白になり、
医師の言葉をよく覚えていなかった、
何を質問すればいいのかさえ分からなかった、と
がっかりしていた去年の自分に読んであげたい内容でした
「Q 兄弟はひとりもがんではないのに、なぜ自分だけが?」
「Q 腎臓がんで片方の腎臓を取っても大丈夫ですか?」
「Q がんの治療に医療費はどれくらいかかりますか?」
など、実用的な質問から、
「Q がんに効く民間療法や健康食品はありますか?」
「Q 先生はがんの告知をされたらどうしますか?」
という「聞いてみたいけど、聞けないよ~」という感じの質問まで
記載されており、著者のガンに対する捉え方がよくわかります。
夫は、「Q 先生はがんの告知をされたらどうしますか?」に対する
答えに共感していました。
「がんと一生つき合う覚悟をします。仕事は無理をしない範囲で
続けると思います。免疫療法、民間療法は受けません。
玉川温泉にもいきません。他人の闘病日記は読みません。自分は自分です。」
・・・この答えに共感できるなんて、夫は強いなぁ、と思いました。
私は闘病日記も読みまくるし、玉川温泉にも行きたい派です
怪しい業者に騙されないようにしなくちゃ~
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退社時間メモ
PM 21:10 (忘年会あり)
PM 22:30 帰宅
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体調メモ
少し酔っぱらって帰ってきた
足裏・頭皮マッサージをしてAM24:30就寝