糸魚川ジオパーク!!

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花崗岩(かこうがん)

2012年10月17日 05時42分20秒 | 日記

今日は朝から強風が吹いています…

バルコニーで育てているランタナが風にあおられて少しかわいそう

このランタナ、アジサイを小さくした様な花なのですが咲く時期によって

花の色が変わります。

2鉢あるのですが夏の暑い時には1つは白い花、もう1つはピンクだったのに

寒さのせいか今は白い花は黄色に、ピンクだった花はオレンジとピンクの混合に

変わりました。

柑橘系の香りもするので気に入っています


写真の石は花崗岩(かこうがん)、磨くとみかげ石になる石です。

糸魚川市では2種類の花崗岩があるようで東側の花崗岩は白と黒(写真左)

西側の勝山(かつやま)海岸ではピンクや緑、白と黒が混ざった綺麗な

花崗岩があります。(写真右)



こちらが勝山海岸です。

大きな岩は全部花崗岩です。

日本海に一番近い滝、落水の滝(おちりみずのたき)もあって幻の滝と言われています。



この勝山の花崗岩はなぜ緑やピンクの色が付いているのでしょう?

学芸員さんに聞いてみました。

ピンクの部分はカリ長石(かりちょうせき)で自然界のカリウムがあると

ピンクになるそうです。

黒い部分は長石、緑の部分は斜長石(しゃちょうせき)が変質して緑になるそうです。

花崗岩は深成岩で冷え方によって結晶が荒くなったり、細かくなったりするらしく

この勝山の花崗岩はゆっくり時間をかけて固まったため四角や長方形の

結晶がハッキリ見えるそうです



こちらは鉄分があるため磁石にくっつきます

勝山の花崗岩も磁石にくっつくそうです。

火山活動でできた石という事なので海にも近いし海底火山なのかな?と思ったら

調査の結果、海底火山では無かったそうです。

日本の花崗岩にはもっと色々な種類や色があるそうで、冷え固まる時間や環境で

色々な色に変わるのですね~

ランタナではないけど自然って素晴らしい!

考えるとおもしろいですね

糸魚川はいろいろな鉱物の宝庫です。

ぜひ遊びに来てくださいね