この秋から始まった、朝の連続テレビ小説「おむすび」の舞台として、豊かな食材で注目を集めている糸島。その味覚を手軽に楽しめる場所が、福岡パルコ本館地下1階にある「うみの食堂」です。このお店では、糸島野菜と長浜鮮魚を使った料理を提供しており、福岡の食文化を一度に味わうことが出来ます。
オススメは、メインのおかずを2種類選べる定食。「糸島野菜」「肉」「魚」のジャンルから好きなものを2種類選び、自分だけのカスタム定食を作るシステムです。季節限定のメニューや日替わりのおかずも豊富で、訪れるたびに新しい味わいを楽しめます。おかずは、全部で数十種類あり、同じジャンルから2種類を選ぶことも可能です。
私は「日替わり野菜おかず」と「日替わり魚おかず」を選びました。野菜のおかずは、玉ねぎが丸ごと煮込まれた一品でした。すき焼きのタレを薄めたような甘辛いダシがしみ込んだ玉ねぎと、一緒に煮込んであった牛肉の相性が抜群で、実質的には「野菜」と「肉」の両方が味わえるメニューとなっていました。そして、魚のおかずは、白身魚にタルタルソースがかかったフライで、骨がなくて食べやすかった。
定食には「ご飯」「味噌汁」「漬物」がセットで付いてくるほか、ちりめんや昆布を主体とした「ふりかけ」が置かれており、好きなだけかけて、ご飯を楽しむことができます。ご飯はおかわり自由となっており、満腹感は約束済み。この内容で1,080円という価格は、天神にしてはリーズナブル。しかも、ランチだけでなく、夜も同じ料金で楽しめるとは良心的です。
「うみの食堂」は、身近な友人や家族だけでなく、県外から訪れる友人知人にも教えたくなる、そんなお店です。