参議院でも消費税増税法案が可決され、消費税増税が確定した。
民主・自民・公明の増税3党が合意して、衆議院で通過してたのだから、既定路線といえば既定路線。しかし、非常に悔しい。
○2012年消費税増税法案 参議院賛成議員一覧 - 選挙 - livedoor Wiki(ウィキ)
リンク先のリストを見ると、憎き賛成者の名前がズラリ。中には、相原久美子や江崎孝のような自治労の走狗もいるが、そんな公務員の代弁者のクズ議員が消費税増税に賛成するのは、まぁ当たり前。不思議なのは、消費税増税に反対していたリフレ派エコノミスト議員・金子洋一が法案に賛成票を投じ、その上、消費税増税法案への賛成討論を行っていることだ。
○金子洋一・民主党参議院議員(神奈川選出)の消費税増税法案に対する賛成討論
=====【引用ここから】=====
これを読んで、
「よし、消費税増税に賛成しよう」
と思った人はいるのだろうか?
全く説得力がない。
増税で生じた税収を、個人から自助努力、勤労意欲を奪う巨大なムダ=「社会保障の充実」にすべて充てるという愚かさ。消費税増税で生じる諸問題を列挙しながら、その諸問題への具体的な解決策を挙げていない。「消費税引き上げがわが国経済に与える影響は大変大きなものであることには疑問の余地が」無いにも関わらず、「必要な法制上の措置を含めて精力的に検討する」という官僚的答弁を貰っただけでは、何の保障にも担保にもならない。
私は金融緩和に懐疑的で、リフレ派の意見に首をひねってきた人間だが、リフレ派の「増税は不要。経済に悪影響だ。」という主張だけは買っていた。リフレ派議員達に、消費税増税を防ぐ役割を期待していた。しかし、こいつらは全く役に立たなかった。この金子は「賛成することによって党の中でリフレ政策を推進する影響力を確保するため」に、消費税増税の害悪を認識しながら消費税増税に賛成した。
しかも、社会保障の充実というオマケつき。
もう、どうしようもない。
・・・しまいには、「消費税増税でコストプッシュインフレを起こしてデフレ脱却」とか言い出しそうだ。
民主・自民・公明の増税3党が合意して、衆議院で通過してたのだから、既定路線といえば既定路線。しかし、非常に悔しい。
○2012年消費税増税法案 参議院賛成議員一覧 - 選挙 - livedoor Wiki(ウィキ)
リンク先のリストを見ると、憎き賛成者の名前がズラリ。中には、相原久美子や江崎孝のような自治労の走狗もいるが、そんな公務員の代弁者のクズ議員が消費税増税に賛成するのは、まぁ当たり前。不思議なのは、消費税増税に反対していたリフレ派エコノミスト議員・金子洋一が法案に賛成票を投じ、その上、消費税増税法案への賛成討論を行っていることだ。
○金子洋一・民主党参議院議員(神奈川選出)の消費税増税法案に対する賛成討論
=====【引用ここから】=====
消費税増税法案が可決した。もとより民自公三党が推進しており否決は望めないことからこの法案に賛成した。賛成することによって党の中でリフレ政策を推進する影響力を確保するためだ。今後、日銀法改正やインフレ目標を実現し、消費税引き上げ時期までに円高デフレ脱却を達成するために活動していく。
【賛成討論1】(以下は、今日の社会保障と税の一体改革に関する特別委員会で採決直前に私が行った賛成討論の原稿です。)民主党の金子洋一です。会派を代表して賛成の立場から討論をいたします。賛成の理由の第一は、消費税引き上げ分の5%がすべて社会保障にあてられることです。
【賛成討論2】特に、「社会保障の充実」に約2.7兆円が使われ、子育て支援をはじめとする多くの事業が強化されます。また、多くの同僚議員から取り上げられた附則18条2項の規程についても、ムダな公共事業にはびた一文使えない、使わないということが明らかになりました。
【賛成討論3】第二に、経済成長への配慮があることです。なんら対策を打たなければ、5%分の消費税率引き上げはデフレ下のわが国経済に大きな悪影響をもたらしてしまいます。
【賛成討論4】しかし、今回の法案では、景気条項として、10年間の平均で年間名目3%、実質2%の経済成長をめざし政策努力を行うことや、緊急の事態が起きた場合には、税率引き上げ停止を含んだ処置をとることとされています。
【賛成討論5】第三に、消費税率引き上げに伴う転嫁対策や駆け込み需要などへの対策が検討されていることです。私の質疑の中でも取り上げましたが、中小企業では税率引き上げ分の価格転嫁が難しい問題、社会保険診療が非課税である医療機関の損税の問題、住宅などの駆け込み需要と取得課税の問題、
【賛成討論6】自動車関係諸税の抜本的見直し、揮発油税などのタックスオンタックスの問題などへの対応を、必要な法制上の措置を含めて精力的に検討する旨のご答弁をいただきました。
【賛成討論7】もちろん、今回の消費税引き上げがわが国経済に与える影響は大変大きなものであることには疑問の余地がありません。賛否を迷っている方も多いと思います。お気持ちお察しいたします。
【賛成討論8】しかし、参議院での与党過半数割れなどの複雑な事情に対応する上で完全無欠な法案はあり得ません。力を合わせてできるだけ悪影響を減らし、政策効果を強化していくことがわれわれ国会議員に課せられた使命です。私は円高デフレ脱却をめざし、金融緩和の実現に全力で取り組んでいきます。
【賛成討論9】以上、みなさまのご賛同を心からお願いいたしまして賛成討論を終わります。(了)
=====【引用ここまで】=====【賛成討論1】(以下は、今日の社会保障と税の一体改革に関する特別委員会で採決直前に私が行った賛成討論の原稿です。)民主党の金子洋一です。会派を代表して賛成の立場から討論をいたします。賛成の理由の第一は、消費税引き上げ分の5%がすべて社会保障にあてられることです。
【賛成討論2】特に、「社会保障の充実」に約2.7兆円が使われ、子育て支援をはじめとする多くの事業が強化されます。また、多くの同僚議員から取り上げられた附則18条2項の規程についても、ムダな公共事業にはびた一文使えない、使わないということが明らかになりました。
【賛成討論3】第二に、経済成長への配慮があることです。なんら対策を打たなければ、5%分の消費税率引き上げはデフレ下のわが国経済に大きな悪影響をもたらしてしまいます。
【賛成討論4】しかし、今回の法案では、景気条項として、10年間の平均で年間名目3%、実質2%の経済成長をめざし政策努力を行うことや、緊急の事態が起きた場合には、税率引き上げ停止を含んだ処置をとることとされています。
【賛成討論5】第三に、消費税率引き上げに伴う転嫁対策や駆け込み需要などへの対策が検討されていることです。私の質疑の中でも取り上げましたが、中小企業では税率引き上げ分の価格転嫁が難しい問題、社会保険診療が非課税である医療機関の損税の問題、住宅などの駆け込み需要と取得課税の問題、
【賛成討論6】自動車関係諸税の抜本的見直し、揮発油税などのタックスオンタックスの問題などへの対応を、必要な法制上の措置を含めて精力的に検討する旨のご答弁をいただきました。
【賛成討論7】もちろん、今回の消費税引き上げがわが国経済に与える影響は大変大きなものであることには疑問の余地がありません。賛否を迷っている方も多いと思います。お気持ちお察しいたします。
【賛成討論8】しかし、参議院での与党過半数割れなどの複雑な事情に対応する上で完全無欠な法案はあり得ません。力を合わせてできるだけ悪影響を減らし、政策効果を強化していくことがわれわれ国会議員に課せられた使命です。私は円高デフレ脱却をめざし、金融緩和の実現に全力で取り組んでいきます。
【賛成討論9】以上、みなさまのご賛同を心からお願いいたしまして賛成討論を終わります。(了)
これを読んで、
「よし、消費税増税に賛成しよう」
と思った人はいるのだろうか?
全く説得力がない。
増税で生じた税収を、個人から自助努力、勤労意欲を奪う巨大なムダ=「社会保障の充実」にすべて充てるという愚かさ。消費税増税で生じる諸問題を列挙しながら、その諸問題への具体的な解決策を挙げていない。「消費税引き上げがわが国経済に与える影響は大変大きなものであることには疑問の余地が」無いにも関わらず、「必要な法制上の措置を含めて精力的に検討する」という官僚的答弁を貰っただけでは、何の保障にも担保にもならない。
私は金融緩和に懐疑的で、リフレ派の意見に首をひねってきた人間だが、リフレ派の「増税は不要。経済に悪影響だ。」という主張だけは買っていた。リフレ派議員達に、消費税増税を防ぐ役割を期待していた。しかし、こいつらは全く役に立たなかった。この金子は「賛成することによって党の中でリフレ政策を推進する影響力を確保するため」に、消費税増税の害悪を認識しながら消費税増税に賛成した。
しかも、社会保障の充実というオマケつき。
もう、どうしようもない。
・・・しまいには、「消費税増税でコストプッシュインフレを起こしてデフレ脱却」とか言い出しそうだ。