生きる意味の研究
グレン・ウィリストン&ジュディス・ジョンストン著 より
~ 根本的な治癒 ③ ~
真の「治癒」とは、患者自身による能動的なプロセス(過程)である。
そのためには、肉体的、心理的、感情的、
そして精神的エネルギーを、すべて一点に集中させることが要求される。
自己のすべてのエネルギーが統合される時、
治癒のプロセスが始まるのである。
感情は自由に使いこなすことができる
最も創造的な治癒器具のひとつであり、
感情が全面的に関与していなければ、
治癒を促すことができない。
能動的に自己を治癒させるためには、
病気を作りだした感情(病因)と、
少なくとも同じ分量の感情を、治癒(結果の根絶)のために
注ぎ込まなければならないのである。
誰にも、自分を癒してもらうことはできない。
自分を癒せるのは、自分だけなのだ。
医療は、治癒の手助けをすることはできる。
しかし、病気克服するのは、結局、私たち自身の責任である。
たとえそれが、突然こじらせた風邪であったり、
慢性の偏頭痛や、感染性の肝炎であろうと、
病気を克服するのは、
あくまでも私たち自身なのだ。