生きる意味の研究
グレン・ウィリストン&ジュディス・ジョンストン著 より
~ 根本的な治癒 ④ ~
自分の肯定的なエネルギーのすべてを
健康回復のために使うことは、
いかなる外的療法よりも、はるかに効果的である。
これは、
「特定の疾患の治癒薬品と、
プラシーボ薬(編集者著:有効成分を配合していないが
外見上は区別がつかない擬似薬)とが、
実際には同じ効果をもたらす」という劇的な研究結果が
多数報告されていることからも、明らかである。
信念と個人の責任感、
これこそが、治癒には欠かせないものなのだ。
また、これまでは、病気の「治癒」にばかり重きが置かれて。
「予防」にはあまり関心が払われてこなかった。
もしも、私たちが危険信号に早く気づいていれば、
病気の原因となる否定的なエネルギーを
解消することができるだろう。
危険信号は、夢の中にはっきりとあらわれることもあれば、
毎日の会話の中で暗示されたり、
抑えがたい漠然とした不安として感じ取られることもある。
このような危険信号に気づくことが、
自分自身に対して、そして他人に対して私たちに課せられた、
最も重要な責任なのである。
ホリスティックな医療、
つまり「現在の症状を治癒するのではなく、
患者個人全体の治癒を目的とする治癒法」
を目指している医療団体に興味が集まり始めていることは、
私たちが病気の真の原因に目を向け始め、
「自分自身」という真のヒーラー(治療士)の存在に
気づき始めたことを示す、
喜ばしい証拠である。