原文
http://www.nwffacim.org/default.aspx
February 27, 2003 ©NWFFACIM
新しい質問者:
ここ数日間貴方の言う事を理解しようと、一生懸命になっています。
RAJ:
一生懸命?
質問者:
貴方は数回にわたって(アドルフ)ヒットラーが目覚めている(現在覚醒している)と言いました。
RAJ:
そうです。
質問者:
ヒットラーは、物凄く沢山の残忍な行為の責任を負い、それらを体現した者です。
RAJ:
彼一人で、それが出来た訳ではありません。
質問者:
確かに彼が一人でした事ではありません。 しかし彼はそのシンボルであり、代表であり、(少なくともファシストの)リーダーでした。
当時連合軍は「NO, これを放任する事は出来ない」と言い、それを物凄く頑強に言った為、第二次世界大戦が起こりました。
この戦争では沢山の人が亡くなり。戦争中に酷い事が沢山行なわれました。 連合軍がNOと言った時の激しい力がヒットラーの目覚めに役割を果たしたのですか?
そして、これ(NOと言い戦争をした事)がその当時の世界にとって一番癒しをもたらす事だったのですか?
RAJ:
なかなか危険な質問を貴方はしています。
それ(連合軍との戦争)がヒットラーの目覚めの手助けをしたと言うことも可能です。
しかしそれは、精霊は「起こっている全ての出来事」を「目覚めようとしている者」の為に使う事が出来ると言う意味でのみ、手助けをしたと言う事ができるのです。
しかし、例えばアメリカとその朋友国がそろって揺ぎ無く「NOとサダム・フセインに言う」事が、彼の目覚めを誘発すると考えて、「NOと言う行為は出来だけ激しくした方が良いのだ」と考えてしまうのは止しましょう。
私が、貴方達全員に知ってほしいことが何だか解りますか?
彼が行なった残虐行為から短い時間しか経っていないのに、ヒットラーが目覚めていると聞いて多くの人が驚いています。
サダム・フセインでも(死んでから何年も経ってからではなく)明日目覚める事が可能なのです。
貴方達一人ひとりも、明日目覚める事が可能なのです。 それを覚えていなさい。 この気付きが、貴方の理解を助けるでしょう。
何故なら(この事を覚えていれば)貴方が物理的力と共にNOと言った時、「瞬間的知覚のシフト」の可能性に貴方がオープンで居られるからです。 (貴方がこの事を覚えていられれば)彼(例えばサダム・フセイン)が「瞬間的知覚のシフト」を体験する可能性に対して、貴方はオープンで居られるのです。 そして彼は「瞬間的知覚のシフト」を必要としています。
貴方が言っている、第二次大戦時に連合軍がNOと言った揺るぎ無き力は、「分離がかなり解けた」世界平和への熱望だった、と表現する事も出来ます。
以前も言ったとおり、真理と神と生命を表しているものへの希望が分離していなくなったなら、その希望は一瞬にして満たされます(実現します)。
これが、「NOと言うべきところで、NOと言えるように」そして「Yesと言うべきところで、Yesと言えるように」係わりを持ちなさい、と普段から私が言っている理由の一つです。
YESとNOがこの様に言えるようになって、(貴方が軍隊で前線にいる時でも、家にいる時でも、)貴方達のプライベートでない思考、プライベートでない決意が「癒し」の為に繋がれる様に。 それは懲罰ではなく癒しです。 そして、それは贖いの可能性を示すものです。
誰かが伝染性の強い病を得たなら、彼は隔離される事になります。 何故でしょう?
その本当の理由は、貴方が神の子としての自分の不可侵性に対して無意識だからです。
貴方が、自分は「神が作らなかったもの」の影響は受けないと知っていたなら、伝染病者を隔離する必要は貴方にはありません。
これは問題を修正する(伝染病者を癒す)訳ではありません。
しかしこの気付きを得れば、貴方は伝染病者に、今までとは違うやり方で接する事が出来ます。
伝染病者の近くにいて、その病に伝染しない方法を貴方が知らない限り、貴方は彼を隔離し、それから癒しが出来るように試みるべきです。
貴方の現在の成長の過程、貴方の現在の目覚めの過程、での状況を理解できるようにする必要があるのです。 と同時に「神が成っているリアリティ」をクリアに見えるよう、祭壇に向き合って、それが(愛の行為つまりアトーンメントである)愛のギフトとして現れられる様に。
現在様々な人達が、色々な意味で粗野な(スピリチュアルではない)「問題」を閉じ込めようとしています。 何故なら、貴方達にはそれ(問題への対処)をこれ以上スピリチュアルに行なう手段を有していないからです。
だから貴方達は、自分達で出来る方法でこれをしなければいけません。 と同時に私が今晩一番初めに言った事も覚えて置いてください。
修正とは癒しの事であって、懲罰ではないと覚えて置いてください。
貴方の意識の焦点を癒しに、変容に、再生に、贖いに当て続ける事を忘れない様に。
もし癒しが(貴方の)ゴールであったなら、 癒しをもたらそうとする全ての行為が、そのゴール(癒し)を反映し体現する事に成ります。
別の質問者:
戦争が起こってもですか。 もし戦争が起こってしまっても、その目的が癒しと変容であり懲罰(報復)でないというアイディアを保てば(癒しがもたらされるのですか。)。
RAJ:
はい。 「危害を加え続けようという意志」を無理やり力で封じ込める行為でも(、それをするときの意識が「癒しに」保たれていたなら、癒しをもたらす事が出来ます)。 貴方がその行為を戦争と呼ぶなら、それも可能でしょう。
質問者:
「正しい意志を持ってするべき事」を私がサポートできるよう、明確に理解しておきたいのです。
RAJ:
私が言いたいのは、貴方の世界の中で「係わり合いを持ち、YESそしてNOと言う立場をハッキリ表明する人」が増えれば増えるほど、ミサイルがライフルが発射される可能性は減るのです。
神を反映しそれを示す事に対してYESと言い、そうしていないものに対してNOと言うのです。
この様にして立場を明確に取れる人(投票する人)が地球に増えれば、紛争がエスカレートする可能性はそれだけ減るのです。
しかし人類のマインドの中で、その様な決心(勇気)が持てないなら、ミサイルは絶対的に発射されることになります。 そして弾丸が飛び交い、物理的力による封じ込めを成功させる事が不可欠になります。
貴方は、神を反映していない者、愛の反対の事を攻撃的に行なっている者を見て、「私がスピリチュアリティーの最上のレベルからNOと言えるように成るまで、これにNOと言うのは止めましょう。」と言っていてはいけないのです。 貴方は、今有効な(自分の手の中にある)方法で(それがどの様な方法であっても)NOと言わなければいけないのです。
質問者:
貴方はこの件に関する色々な混乱を(少なくとも私にとって)修めてくれたと思います。 ありがとう。
別の質問者:
んー。 私はまだ納得できません。 普通、大きな規模で行なわれたものは、大概個人的なレベルの事柄にも現れると思います。
戦争の恐れが現れる数ヶ月、いや半年前から警告のメッセージが私には聞こえていたと思います。
(私はそれをどう扱っていいのか解りませんが、)そのメッセージとは、
『「相互合意された定義」(を信じることへ)の誘惑、そして独善性と個人的権力、
という二つの事が我々を閉じ込めており、それらに我々の意識がこだわっており、それらが我々を檻の中に閉じ込めている。』 です。
私の意識の中で、それらの点に関する癒しが出来たと思っています。
でも私は世界状況の中にこれを(癒しが行なわれている事)を見れていません。
それでも、私は努力を続けています。 何が正義か(自分には個人的に解っている)、自分こそが正しいという、と言うような思考に囚われそうに成るたびに注意しています。
戦争に係わっている人達は、自分こそ邪悪な世界の中の正しい者だと感じている様です。
これが私にとって今でもジレンマ(どうにも出来ない苛立たしい事)なのです。
ACIMの本が存在するのは、この様なジレンマがあった時、自分の意識の中で自己正当化したいという欲を無くす為、個人的力を執行して事態に対処したいという欲を無くす為だと思います。
これが私がワークしている事です。状況の裏側で、これら二つの事柄が修正の要に成ると考えています。
これで言いたい事を言い終わりました。
RAJ:
この質問に関しては比較的短く答える事が出来ます。 独善性(自己正当)と個人的パワー(権力)は独りよがりな、自分勝手なものです。 それらは常に、自己を中心に据えていて、自分は(人より)正しいと考え、自己の為にパーソナルなパワーを求め続けます。 簡単に言えば、これがエゴの性質なのです。
そしてエゴには拡張(Extension、愛を広げ流れ出させる事)が出来ません。 エゴには何かを抱きしめる事ができません。 エゴには、他者の利益を自分の利益の前に考える事が出来ません。
アトーンメント(贖罪)は愛の行為であって、その他のものではありません。
それは夢(幻想)を打ち破る特定のものなのです。 何故なら愛の行為は自分勝手なものでは無いからです。
それは人の「自己」には関係していないものです(それは分離した自己とは繋がっていないものです)。
それ(愛の行為=アトーンメント)には、関係を持つ事、あるいは繋がりが必要なのです。
それは、人と人の間に築かれた繋がり以上のものなのです。 それは、愛の真の姿で満たされる為に、貴方が父と根源的に繋がることなのです。(貴方が父と根源的に繋がっている事を再発見することなのです。)
そしてそれが誘発する様々な愛の表現が自然と現れ、貴方が他者を抱擁出来るように成り、孤独が破られるのです。
これが私が今夜言いたい事なのです。
修正とは、癒しが必要とされているところに癒しをもたらす事で、懲罰ではありません。
それには、「修正が必要とされているところに、修正をもたらそうとする」皆の意志が係わりあわなければいけません。 自己正当化や個人的権力などは置き去りにして、親切心と友情を知らせなければいけないのです。
この世界の全ての国は、友情を再確認するべき(仲直りするべき)友人を持っています。
友情を築くべき「敵」ではなく、忘れてしまった古い親友、永遠の友達との終わりの無い友情を思い出さなければいけません。
要約して言えば、そういうことなのです。
もし二人の友人が両方とも友情を忘れてしまい、片方の人が恐れのあまり信頼を無くして、友情の呼びかけが行なわれても敵意しか見せられなかったなら、
友人を心にかけられるだけクリアに成れた人、もう一度友情を広げる事が出来た人は、(自分に対する)信頼の欠乏に対して反応してしまってはいけません。 そして、時間をかけて(と感じられるでしょう)友情を示し続けなければいけません。 努力してそれを続けなければいけません。
友情の歴史と親切心が世界の中で体現され行動に移されるように。
これを、より怖がっている友人が自分の恐れを手放せるようになるまで続けなさい。 そうなるまで継続し続けなさい。 それがゴールです。
もし怖がっている友人が、自分の恐れを危害を加えるような行動として表現する様なら、それが行動に移されないようにする事が重要です。
何故でしょう。 それは、古い友情の再発見が起こる過程で、どちらへも危害が及ばないようにする為です。
これで貴方の質問に答えた事になりますか?
質問者:
はい。ありがとう。
RAJ:
次の週から新しいセクションに入ります。「最後の審判の意味」。 いいタイミングですね。
I love you.
私が貴方を愛したように、お互いを愛しなさい。
それから、先週の話をもう一度聞いてみなさい。 サダム・フセインとどの様に係わりあえばいいか、ハッキリと話してあります。
来週もお会いしましょう。
***********************************************************************
Transcribed by Dougoz Completed, edited and checked by Janis2003 Paul Norman Tuttle, Northwest Foundation for “A Course in Miracles”
PHONE: 360-638-0530 FAX: 360-638-0531 WEBSITE: http://www.nwffacim.org/ E-MAIL: info@nwffacim.org
http://www.nwffacim.org/default.aspx
February 27, 2003 ©NWFFACIM
新しい質問者:
ここ数日間貴方の言う事を理解しようと、一生懸命になっています。
RAJ:
一生懸命?
質問者:
貴方は数回にわたって(アドルフ)ヒットラーが目覚めている(現在覚醒している)と言いました。
RAJ:
そうです。
質問者:
ヒットラーは、物凄く沢山の残忍な行為の責任を負い、それらを体現した者です。
RAJ:
彼一人で、それが出来た訳ではありません。
質問者:
確かに彼が一人でした事ではありません。 しかし彼はそのシンボルであり、代表であり、(少なくともファシストの)リーダーでした。
当時連合軍は「NO, これを放任する事は出来ない」と言い、それを物凄く頑強に言った為、第二次世界大戦が起こりました。
この戦争では沢山の人が亡くなり。戦争中に酷い事が沢山行なわれました。 連合軍がNOと言った時の激しい力がヒットラーの目覚めに役割を果たしたのですか?
そして、これ(NOと言い戦争をした事)がその当時の世界にとって一番癒しをもたらす事だったのですか?
RAJ:
なかなか危険な質問を貴方はしています。
それ(連合軍との戦争)がヒットラーの目覚めの手助けをしたと言うことも可能です。
しかしそれは、精霊は「起こっている全ての出来事」を「目覚めようとしている者」の為に使う事が出来ると言う意味でのみ、手助けをしたと言う事ができるのです。
しかし、例えばアメリカとその朋友国がそろって揺ぎ無く「NOとサダム・フセインに言う」事が、彼の目覚めを誘発すると考えて、「NOと言う行為は出来だけ激しくした方が良いのだ」と考えてしまうのは止しましょう。
私が、貴方達全員に知ってほしいことが何だか解りますか?
彼が行なった残虐行為から短い時間しか経っていないのに、ヒットラーが目覚めていると聞いて多くの人が驚いています。
サダム・フセインでも(死んでから何年も経ってからではなく)明日目覚める事が可能なのです。
貴方達一人ひとりも、明日目覚める事が可能なのです。 それを覚えていなさい。 この気付きが、貴方の理解を助けるでしょう。
何故なら(この事を覚えていれば)貴方が物理的力と共にNOと言った時、「瞬間的知覚のシフト」の可能性に貴方がオープンで居られるからです。 (貴方がこの事を覚えていられれば)彼(例えばサダム・フセイン)が「瞬間的知覚のシフト」を体験する可能性に対して、貴方はオープンで居られるのです。 そして彼は「瞬間的知覚のシフト」を必要としています。
貴方が言っている、第二次大戦時に連合軍がNOと言った揺るぎ無き力は、「分離がかなり解けた」世界平和への熱望だった、と表現する事も出来ます。
以前も言ったとおり、真理と神と生命を表しているものへの希望が分離していなくなったなら、その希望は一瞬にして満たされます(実現します)。
これが、「NOと言うべきところで、NOと言えるように」そして「Yesと言うべきところで、Yesと言えるように」係わりを持ちなさい、と普段から私が言っている理由の一つです。
YESとNOがこの様に言えるようになって、(貴方が軍隊で前線にいる時でも、家にいる時でも、)貴方達のプライベートでない思考、プライベートでない決意が「癒し」の為に繋がれる様に。 それは懲罰ではなく癒しです。 そして、それは贖いの可能性を示すものです。
誰かが伝染性の強い病を得たなら、彼は隔離される事になります。 何故でしょう?
その本当の理由は、貴方が神の子としての自分の不可侵性に対して無意識だからです。
貴方が、自分は「神が作らなかったもの」の影響は受けないと知っていたなら、伝染病者を隔離する必要は貴方にはありません。
これは問題を修正する(伝染病者を癒す)訳ではありません。
しかしこの気付きを得れば、貴方は伝染病者に、今までとは違うやり方で接する事が出来ます。
伝染病者の近くにいて、その病に伝染しない方法を貴方が知らない限り、貴方は彼を隔離し、それから癒しが出来るように試みるべきです。
貴方の現在の成長の過程、貴方の現在の目覚めの過程、での状況を理解できるようにする必要があるのです。 と同時に「神が成っているリアリティ」をクリアに見えるよう、祭壇に向き合って、それが(愛の行為つまりアトーンメントである)愛のギフトとして現れられる様に。
現在様々な人達が、色々な意味で粗野な(スピリチュアルではない)「問題」を閉じ込めようとしています。 何故なら、貴方達にはそれ(問題への対処)をこれ以上スピリチュアルに行なう手段を有していないからです。
だから貴方達は、自分達で出来る方法でこれをしなければいけません。 と同時に私が今晩一番初めに言った事も覚えて置いてください。
修正とは癒しの事であって、懲罰ではないと覚えて置いてください。
貴方の意識の焦点を癒しに、変容に、再生に、贖いに当て続ける事を忘れない様に。
もし癒しが(貴方の)ゴールであったなら、 癒しをもたらそうとする全ての行為が、そのゴール(癒し)を反映し体現する事に成ります。
別の質問者:
戦争が起こってもですか。 もし戦争が起こってしまっても、その目的が癒しと変容であり懲罰(報復)でないというアイディアを保てば(癒しがもたらされるのですか。)。
RAJ:
はい。 「危害を加え続けようという意志」を無理やり力で封じ込める行為でも(、それをするときの意識が「癒しに」保たれていたなら、癒しをもたらす事が出来ます)。 貴方がその行為を戦争と呼ぶなら、それも可能でしょう。
質問者:
「正しい意志を持ってするべき事」を私がサポートできるよう、明確に理解しておきたいのです。
RAJ:
私が言いたいのは、貴方の世界の中で「係わり合いを持ち、YESそしてNOと言う立場をハッキリ表明する人」が増えれば増えるほど、ミサイルがライフルが発射される可能性は減るのです。
神を反映しそれを示す事に対してYESと言い、そうしていないものに対してNOと言うのです。
この様にして立場を明確に取れる人(投票する人)が地球に増えれば、紛争がエスカレートする可能性はそれだけ減るのです。
しかし人類のマインドの中で、その様な決心(勇気)が持てないなら、ミサイルは絶対的に発射されることになります。 そして弾丸が飛び交い、物理的力による封じ込めを成功させる事が不可欠になります。
貴方は、神を反映していない者、愛の反対の事を攻撃的に行なっている者を見て、「私がスピリチュアリティーの最上のレベルからNOと言えるように成るまで、これにNOと言うのは止めましょう。」と言っていてはいけないのです。 貴方は、今有効な(自分の手の中にある)方法で(それがどの様な方法であっても)NOと言わなければいけないのです。
質問者:
貴方はこの件に関する色々な混乱を(少なくとも私にとって)修めてくれたと思います。 ありがとう。
別の質問者:
んー。 私はまだ納得できません。 普通、大きな規模で行なわれたものは、大概個人的なレベルの事柄にも現れると思います。
戦争の恐れが現れる数ヶ月、いや半年前から警告のメッセージが私には聞こえていたと思います。
(私はそれをどう扱っていいのか解りませんが、)そのメッセージとは、
『「相互合意された定義」(を信じることへ)の誘惑、そして独善性と個人的権力、
という二つの事が我々を閉じ込めており、それらに我々の意識がこだわっており、それらが我々を檻の中に閉じ込めている。』 です。
私の意識の中で、それらの点に関する癒しが出来たと思っています。
でも私は世界状況の中にこれを(癒しが行なわれている事)を見れていません。
それでも、私は努力を続けています。 何が正義か(自分には個人的に解っている)、自分こそが正しいという、と言うような思考に囚われそうに成るたびに注意しています。
戦争に係わっている人達は、自分こそ邪悪な世界の中の正しい者だと感じている様です。
これが私にとって今でもジレンマ(どうにも出来ない苛立たしい事)なのです。
ACIMの本が存在するのは、この様なジレンマがあった時、自分の意識の中で自己正当化したいという欲を無くす為、個人的力を執行して事態に対処したいという欲を無くす為だと思います。
これが私がワークしている事です。状況の裏側で、これら二つの事柄が修正の要に成ると考えています。
これで言いたい事を言い終わりました。
RAJ:
この質問に関しては比較的短く答える事が出来ます。 独善性(自己正当)と個人的パワー(権力)は独りよがりな、自分勝手なものです。 それらは常に、自己を中心に据えていて、自分は(人より)正しいと考え、自己の為にパーソナルなパワーを求め続けます。 簡単に言えば、これがエゴの性質なのです。
そしてエゴには拡張(Extension、愛を広げ流れ出させる事)が出来ません。 エゴには何かを抱きしめる事ができません。 エゴには、他者の利益を自分の利益の前に考える事が出来ません。
アトーンメント(贖罪)は愛の行為であって、その他のものではありません。
それは夢(幻想)を打ち破る特定のものなのです。 何故なら愛の行為は自分勝手なものでは無いからです。
それは人の「自己」には関係していないものです(それは分離した自己とは繋がっていないものです)。
それ(愛の行為=アトーンメント)には、関係を持つ事、あるいは繋がりが必要なのです。
それは、人と人の間に築かれた繋がり以上のものなのです。 それは、愛の真の姿で満たされる為に、貴方が父と根源的に繋がることなのです。(貴方が父と根源的に繋がっている事を再発見することなのです。)
そしてそれが誘発する様々な愛の表現が自然と現れ、貴方が他者を抱擁出来るように成り、孤独が破られるのです。
これが私が今夜言いたい事なのです。
修正とは、癒しが必要とされているところに癒しをもたらす事で、懲罰ではありません。
それには、「修正が必要とされているところに、修正をもたらそうとする」皆の意志が係わりあわなければいけません。 自己正当化や個人的権力などは置き去りにして、親切心と友情を知らせなければいけないのです。
この世界の全ての国は、友情を再確認するべき(仲直りするべき)友人を持っています。
友情を築くべき「敵」ではなく、忘れてしまった古い親友、永遠の友達との終わりの無い友情を思い出さなければいけません。
要約して言えば、そういうことなのです。
もし二人の友人が両方とも友情を忘れてしまい、片方の人が恐れのあまり信頼を無くして、友情の呼びかけが行なわれても敵意しか見せられなかったなら、
友人を心にかけられるだけクリアに成れた人、もう一度友情を広げる事が出来た人は、(自分に対する)信頼の欠乏に対して反応してしまってはいけません。 そして、時間をかけて(と感じられるでしょう)友情を示し続けなければいけません。 努力してそれを続けなければいけません。
友情の歴史と親切心が世界の中で体現され行動に移されるように。
これを、より怖がっている友人が自分の恐れを手放せるようになるまで続けなさい。 そうなるまで継続し続けなさい。 それがゴールです。
もし怖がっている友人が、自分の恐れを危害を加えるような行動として表現する様なら、それが行動に移されないようにする事が重要です。
何故でしょう。 それは、古い友情の再発見が起こる過程で、どちらへも危害が及ばないようにする為です。
これで貴方の質問に答えた事になりますか?
質問者:
はい。ありがとう。
RAJ:
次の週から新しいセクションに入ります。「最後の審判の意味」。 いいタイミングですね。
I love you.
私が貴方を愛したように、お互いを愛しなさい。
それから、先週の話をもう一度聞いてみなさい。 サダム・フセインとどの様に係わりあえばいいか、ハッキリと話してあります。
来週もお会いしましょう。
***********************************************************************
Transcribed by Dougoz Completed, edited and checked by Janis2003 Paul Norman Tuttle, Northwest Foundation for “A Course in Miracles”
PHONE: 360-638-0530 FAX: 360-638-0531 WEBSITE: http://www.nwffacim.org/ E-MAIL: info@nwffacim.org