目覚め。

チャネリングされたイエスの言葉とACIM。

03-02-27#2

2009-10-11 14:04:43 | Chapter 02
原文
http://www.nwffacim.org/default.aspx

February 27, 2003 ©NWFFACIM


聴講者からの質問:
例えば、私にはどうする事も出来ない「問題」、私が何も権限を有していない類の「問題」についてはどうなるのでしょうか?

世界には、私個人が直接関与していない問題が沢山あります。 アフリカでは沢山の人達がエイズで苦しんでおり、それに心痛めていますが、それは私の問題とは言えません。

それに関して私が出来る事は無いように思います。 世界中で飢餓で死んで行く人達がいます、それは「私の(私が直接関与している)問題」ではありません。  もし飢えている人が目の前に居れば、私は必ず彼が食べられるようにします。

「私のものではない」問題を(メディアなどで)洪水のように突きつけられていた場合、どうしたらいいでしょう?  (世界の60億分の一の)私の力に余るように見える問題にはどう対処したら良いのでしょう?

RAJ:
いい質問です。

もう一人の聴講者:
今私に瞬間的に「沸き起こって来た事」を言ってもいいですか?

RAJ:
もちろん。

もう一人の聴講者:

我々のマインドを精霊に捧げれば、精霊は我々の注意を「癒しを必要としているもの」に誘導します。

そして、私達のワークをしていて気付いたのですが、私が祝福できる人達、そして私を祝福してくれる人達だけが、私の前に現れるように思います。

私が根源的な承認を行なったとき、私の人生には偉大な秩序が現れているようです。 その承認とは、私の日々の各瞬間を精霊に統治させる(任せる)ことです。

RAJ:
その通りです。 先週、(全ての)マインドが繋がっていて、プライベートな(他のマインドから隔たれた)思考が存在しない事について話しました。

ですから貴方が(精霊)を聞いており、その導きに従っているとき、「貴方が聞いている」という事により、他の全ての人達も「聞く事」がより簡単に出来る様になるのです。

「聖壇に向き合う」行為が、精霊(或いは父、或いは私/イエス)に訊くという行為が、全ての人が参加している行為を作るのです。 たとえ彼らがそれを認識していなかったとしても。

「(「何が癒しをもたらすのか?」という好奇心と共に)質問を持って父と向き合う」貴方の行為は、全ての人を祝福するのです。 これは(巨大な)パン全体を発酵させる(微小な)パン種なのです。(これは、全ての人に影響を与える種なのです。)

私は、『貴方が「自分のマインドの中」で飢えた兄弟姉妹達と繋がり、貴方のマインドから彼らのマインドへ祝福する様に』に指示した訳ではありません。

貴方がする必要があるのは、貴方の「分離した自己感覚」(separate sense of self)からは何もせずに、「目覚めている(一つの)もの」つまり父と繋がる事です。 それが本当に祝福するという事です。 それが貴方の(地球上だけでなく)全ての兄弟姉妹を祝福するのです。

だからこれが(精霊/父と繋がる事が)、パン全体を発酵させるパン種なのです。
これをした後(繋がった後)貴方は何かをするように導かれるのです。 それは貴方のすぐ身近な事かもしれないし、あるいはより大きな範囲の事かも知れません。

しかし良いですか、貴方は、自分のマインド内の「コミュニティー(ご近所)という考え」の中に、自分の町以上のものを含めなければいけません。

貴方のコミュニティ感覚(ご近所感覚)はもっとグローバルに成っている必要があります。 貴方のコミュニティ感(連帯感)がグローバル(世界的)で、そこで貴方が意識的に癒しを求めていたなら、貴方が奇跡をもたらす「瞬間的な知覚のシフト」を「世界中の全ての兄弟」の為に求めていたなら、貴方はそれが貴方の日々の全ての側面に影響を与えている事を知るでしょう。 貴方は、今までとは違う行動/態度を示すようになるでしょう。

貴方が意識もせずに小指を動かした時さえも、それは宇宙的な影響力があるのです。

以前アメリカのテレビのコマーシャルで、「日本の蝶が、少し羽ばたいただけで、それが世界中に影響を及ぼしている様子を描写していた」様に。

それ以上に、貴方の世界の市民として、グローバルな兄弟姉妹として、貴方が意識的に気遣ったなら、
それを全ての人が体験し、その最上のものが貴方達を代表する政府(の行動)にも反映され始めます。

私は、全ての国の全ての人、全ての政府のもとで暮らしている全ての人、に話しかけています。
そこに祝福を与える意志があれば、そこに癒しをもたらす意志があれば、そこに幸福な夢(Happy Dream)を体験する意志があれば、貴方を代表している人達も、貴方のその意志を反映し始めます。
しかし、いいですか。 貴方はその意思を表明しなければ(ハッキリと表現しなければ)いけません。 貴方はその意志を、言葉で実体化しなければいけません。 貴方は「関わり合い」を持つ必要があるのです。 貴方は物事に関与する必要があるのです。

私は、ムーブメント(流れ)を起こそうとしているのです。 現在(貴方を呼び込もうとしている)「正義(私が正しくて、貴方が間違っている)」と言う流れに貴方が囚われてしまわないように。 

そうではなく、貴方が「癒し」に意識的に取り組めるよう(癒しと関われるよう)に(影響を与えようと私はしています)。 その為には貴方が、「幸福な夢を表していないもの」に対して「NO」と言えるように成る事が絶対に必要なのです。

「調和を表していないもの」、「危害を促進しているもの」に対して、貴方が「NO」と言えるように成る事が絶対に必要なのです。

貴方に与えられている役割は、とても些細な事に感じられるかもしれません。 自分がしていることは、大きな影響力を持っていないと貴方は感じているかもしれません。

しかし蝶の羽ばたきが起こした力は、確実にグローバルな影響を持っているのです。
私は、「瞬間的意識の変容」を体験できるよう、貴方の意識を導いていこうとしているのです。

聴講者: ありがとう。

RAJ: どういたしまして。読み続けてください。


“This establishes a state of mind in which the Atonement can be accepted without delay.”

〔これは、アトーンメント(贖罪)が(即座に)受け入れられる「マインドの状態」を確立します。〕

RAJ:
もう一度さかのぼって読んでください。

“The initial corrective procedure is to recognize temporarily that there is a problem, but only as an indication that immediate correction is needed. This establishes a state of mind in which the Atonement can be accepted without delay. It should be emphasized, however, that ultimately no compromise is possible between everything and nothing. “

〔一番最初にするべき修正行為は、そこに問題がある事を(まず一時的に)認識することです。 しかし、それはただ単に「ここですぐに修正をする必要がある」と示すものでしかありません。〕

これは、アトーンメント(贖罪)が(即座に)受け入れられる「マインドの状態」を確立します。 しかし、ここで強調して置かなければいけないのは、本当は、「全て」と「何も無いもの」の間に妥協を見つける事は不可能だという事です。〕

RAJ:
つまり、「貴方の信念」と「リアルなもの」の間に妥協を見つける事は出来ないのです(それらは両立出来ないのです)。 『物事が実際に存在する有り様』と 『物事に関する貴方達の「相互合意された定義群』は両立不可能です。 それらを混ぜ合わせることは出来ません。 貴方の信念は、最終的には完全に放棄されます。 


“Time is essentially a device by which all compromise in this respect can be given up. ”

〔「時間」とは、これら「妥協の試み」を放棄する為の道具なのです。〕

RAJ:
そう。 時間は、物事を解決する為に存在するのではないのです。 時間は、『「真理」と「貴方(達)の定義」を妥協させようという試み』を放棄する為に存在しているのです。  つまり貴方が真理(そこには、どの様な妥協もあり得ません)だけに全てを捧げられるように成る為に、時間は存在しているのです。


“It only seems to be abolished by degrees, because time itself involves intervals that do not exist.
Miscreation made this necessary as a corrective device.  The statement “For God so loved the world that He gave His only begotten Son, that whosoever believeth in Him should not perish but have everlasting life” needs only one slight correction to be meaningful in this context; “He gave it to His only begotten Son.”

〔それ(妥協の放棄)は段階を経て少しずつなくなって行く様に見えるだけです。(本当は全てすぐになくなるのです。) 何故なら、時間そのものが「実存しない周期」を内包しているからです。  これは、誤創造(Miscreation、間違った創造)故に、必要な修正装置なのです。「神が、世界をとても愛したので、神は自分がもうけた(たった一人の)子供を与えました。 神を信じる全ての者が、滅びる事無く永遠の命を持てる様に。」という文章には一つだけ修正を加えればいいのです。 「神はそれを自分がもうけた(たった一人の)子供に与えました」〕


RAJ :
「神はそれを自分のたった一人の子供に与えました。」

神は何を与えたのでしょう?  神は世界を与えたのです。

世界とは何でしょうか? それはただの世界ではないのです。 それは神の大国。 天国なのです。神は貴方に自身の全てを与えたのです。

神は貴方に創造を与えたのです。 何故なら神は、貴方の中に(貴方として)完全に現されているからです。  貴方がそれを信じて、それに自身を捧げたなら、貴方に永遠の命がもたらされるのです。

貴方がそれ以外の信念を持っている時、貴方が自分で作った信念を持っている時、貴方は自分の永遠の命を見えなくしてしまっています。 貴方の不滅性、貴方の永続性が見えなくなっています。 それは、貴方が自分で作った信念を尊んで、「相互合意した定義」の中で他の人と繋がっているからです。



質問者:
この点についてより詳しい説明をして下さい。
ここには〔待つ事なく(時間の遅れ無く)アトーンメントが受け入れられる様に。〕と書かれています。
そしてアトーンメントは愛の行為ですね?  「行為であるものを、受け入れる」とはどういう事でしょうか? んー。私はこれを正しく理解していますか? アトーンメントは役割で、愛の行為です。 これは自分の仕事を受け入れると言う事ですか?


RAJ:
アトーンメント(贖罪)は愛の行為です。 それが貴方の役割/機能と言っても良いでしょう。 それが貴方の目的です。 それが貴方の仕事と言う事も可能です。 「はい。私はそれ(アトーンメントを役目として)を受け入れます。」 これはシンプルな英知です。 しかし貴方は「軋轢の多い世界の中で自分を守る事」に夢中で、これが最重要事項だとは考えていません。

質問者:
残念ながら、貴方の言うとおりです。


もう一人の質問者:
RAJ、貴方は以前、問題は我々の「相互合意した定義群」だと言いました。
今突然ひらめいたのですが、それを解除するには、行なわれている事全てを「愛を求める行為」(Call for love、愛への呼び掛け)として見なければいけないのです。

RAJ:
そう、そして「行なわれている事全て」を、貴方が(愛の現れに成るという)役割を果たす機会、仕事を果たす機会として捉えなさい。

質問者:
そうです。 自分の目の前で行われている事全てを「愛を求める行為」としてだけ見るように決意すれば、「今行なわれている事を自分がどの様に見るか」決めている「定義」が取り除かれます。こうして全ての定義が取り除かれるのですね?

RAJ:
はい、そうです。 貴方の全ての定義は、防御の為に設置されているのです。 そして自己防御と愛を同時に行う事は不可能です。

質問者:
これをすれば、全ての原動力がシフトするのです。

RAJ:
もちろん。 そして貴方一人が、これを決意と共にすれば、「全体のシフト」へ計り知れない貢献をした事になります。

質問者:
これ明確に理解しておきたかったのです。 我々は辞典にも余るぐらい定義を持っているので。

RAJ:
そのとおりです。 だから、私は「全てのものを無垢な目(Innocent eyes)で見る」事を説いているのです。 無垢とは「相互合意された定義」、貴方が大切にしている信念、既に存在する考え方、などによって歪められていない、という意味です。

全てのものを好奇心と共に見る必要があります。 そこには現在貴方が見ている以上のものが存在しているからです。 そして、そこにある「貴方に見えている以上のもの」とは、視覚化された神の現れです。  だからそれが見れるように、好奇心を持ってみなさい。

質問者: 
そうすれば恐れも消えますね。

RAJ:
もちろん。 しかし、あえて愛する事をするまで、貴方は恐れが消えている事を見つける事が出来ません。  「勇気を持って愛する事が出来る」より多くの人が必要とされているのです。

あえて無防備に成るリスクを取って、自身の不可侵性(不死身)を明白に出来る人が必要なのです。

貴方の条件付けは、「自分を守り続けなければ、傷付いてしまう。」と言っています。

しかし、貴方は自分の防御を放棄できるように成るまで、愛する事は出来ないのです。

しかし上記の言い方では、貴方がテストされていて、テストに落ちてしまうかもしれないと感じられるかも知れないので、別の表現も必要でしょう。

貴方は、防御を放棄する事さへ忘れてしまって、思い切って愛する事が出来るのです
貴方は「愛情の対象」を持っており、「私の兄弟姉妹に幸福な夢を持って欲しい」と言えるのです。
あるいは貴方がマインド内にプリンシプル(道徳)を持っており、それ故に「世界に癒しをもたらしたい」と言うことが出来るのです。 

「私は、どうすれば兄弟姉妹の経験を幸福な夢にする手助けが出来るか、父に訊ねます。」
「奇跡をもたらす「瞬間的な知覚のシフト」の為に私は何が出来るでしょうか?」

こう言って、貴方は自己防衛を自然と放棄出来るように成れるのです。それを(防御の放棄を)考えて見る必要さえ無しに。

同胞への思いやり(気遣い)の衝動が貴方を動かし、「どうやったら自分の防御を捨てる事が出来るだろう?」と考え込んだ時に起こる「防御へのこだわり」をすり抜けて貴方は進めるのです。

質問者:
貴方が今強調している所へ私を導いてくれたのは、「外側に知らない人は存在せず、全員が、私がまだ会っていない家族や友達」だという考えです。 これが、出会いの不安を取り除いてくれました。

RAJ:
そのとおりです。

質問者:
その様な意識を保てれば、誰かが「私の事をどう思っているか」思い悩む必要が軽減されると思います。

RAJ:
それも、今夜私が言っている事のもう一つの表現方法です。 はい。 
質問者:
この考え方は私をとても良く助けてくれました。

RAJ:
そして、貴方を恐れている人がいたなら、貴方は彼を気遣い、彼の恐れを軽減出来る方法を探すでしょう。彼が貴方を恐れていても、貴方は関わり合い、彼が貴方を恐れる必要が無いと証明する方法を見つけます。

貴方は彼の友達として行動し、貴方が友達である確証を与え、彼が貴方を恐れる必要はないと証明するのです。 しかしこれをする為には、貴方を恐れている人、「貴方を恐れる正当な理由があるかの様に行動している人」と関わりあわなければいけません。

質問者: それが、「愛を求める行為」を認識するという事ですね?

RAJ:
そうです。

質問者:
彼(私を恐れている人)の行動を攻撃と解釈するのではなく?

RAJ:
そのとおりです。

“It should especially be noted that God has only one Son.  If all His creations are His Sons, every one must be an integral part of the whole Sonship.  The Sonship in its oneness transcends the sum of its parts.  However, this is obscured as long as any of its parts is missing.  That is why the conflict cannot ultimately be resolved until all the parts of the Sonship have returned.”

〔神には子供が一人だけしかいない事を知っている必要があります。神の創造の全ては神の子供達なので、全ての人が「神の子の共同体(Sonship)」全体にとって、かけがえない重要な存在なのです。 神の子の共同体は、一つのまとまった存在として、「全ての部分を集めた」総体を遥かに凌ぐものです。 しかし、そのどこかの部分が一部でも欠けている限り、これは明確には現れません。 だから、神の共同体の全ての部分が戻るまで、(根源的には)争いは終結しないのです。〕


RAJ:
そして私がここに貴方達と共に居るのは、私の愛の表現を示し、「目覚めている全ての兄弟姉妹」の愛を示して、貴方に(神の子の集まりに)戻ってくるよう促す為です。

貴方の為の「場所」が貴方を待っており、貴方の為に帰郷の用意が既に整えられている事を知らせるために。 貴方が故郷に帰る理由を見つけられる様に。

つまり、私は貴方の帰郷に対する恐れを軽減させようとしているのです。
『「貴方の事を敵と考えている人達」、「貴方を恐れている人達」と対峙した時に貴方が取るべき行動』を、私は貴方に対して取っているのです。

“Only then can the meaning of wholeness in the true sense be understood.
Any part of the Sonship can believe in error or incompleteness if he so chooses.
However, if he does so, he is believing in the existence of nothingness. The correction of this error is the Atonement.”

〔その時初めて、「全体」の本当の意味が理解できるようになります。神の子の一部は(貴方は)、間違いを信じる事も出来るし、(望むなら)不完全と言うアイディアを信じることも出来ます。 しかし、彼がそうしたなら、その時、彼は「無いもの(nothingness)」の存在を信じているのです。 (「無いもの」の存在を信じている)この信念の間違いを正すのがアトーンメント(贖罪)です。〕


RAJ:
“Any part of the Sonship can believe in error or incompleteness… “

〔「神の子の共同体」のどの部分でも、間違いを信じる事は出来るし、不完全(と言うアイディア)を信じることも出来ます。〕

これは罪ではありません。 「不完全さ」を信じる事は、失楽園(堕落)と呼ばれています。 しかし天国は今でもここに存在しています。

“Any part of the Sonship can believe in error or incompleteness if he so chooses. “

〔神の子の一部は(貴方は)、間違いを信じる事も出来るし、望むなら不完全と言うアイディアを信じることも出来ます。〕

これは大罪(滅亡に値する罪)などではありません。 これは貴方が故郷に帰ったとき、罰せられるべき罪ではないのです。

解りますか? 貴方は帰れるのです。 望めば貴方は帰れるのです。 しかしこれの意味する事は、(現在)貴方が「無いもの(Nothingness)」の存在を信じていると言う事です。 だからこれは罪ではないのです。 だから貴方は罰せられなどしないのです。

貴方は「真実でない事を信じて、何も起こっていないのに、何かが起こっている」と考えた事によって罰せられる事は無いのです。 また自分がしなかった事を、自分がしたと考えていたとしても、罰せられる事は無いのです。

この考え違いを正すのがアトーンメントです。それが「瞬間的な知覚のシフト」です。 それを体験すれば、兄弟姉妹に対して貴方が愛の行為(愛ある行動)を取れるように成り、世界の中で神を現す事が出来る様になります。 こうして、世界を「創造の真の現れ」にする事ができる様に成るのです。 これが幸福な夢なのです。

おお、何と! もう文章を二つも読んでしまったではないですか。(笑)


質問:
(神を)二度忘れた人も居るのですか? 一回帰郷して、それから分離の幻想に戻ってきた兄弟も存在しますか?

RAJ:
貴方以外にですか?  冗談です。 そのような人は居ません。

一度で十分。 一度学べば十分です。