はぐれそうな天使の備忘録

日々の覚書きですが、山口馬木也さんについて書くことが多いです。

そこまでしなくても(王女メディア1回目観劇)

2016-01-11 | 山口馬木也さん
待ちに待った「王女メディア」、やっと観てきました。

東京グローブ座は初めて行きましたが、
客席は日生劇場をコンパクトにした感じで、
奥行きがあまりないので、後方の客席でも
舞台が遠く感じないんじゃないかなと思いました。

チケットはD列となっていたので、4列目だなー、
前が通路だから窮屈じゃなくていいけど、
もうちょっと後ろでもよかったなぁと思いつつ
客席に行ってみたら、D列がまさかの最前列でした

馬木也さんをガン見するにはいいんだけど、
舞台全体が自分の視界に入るほうが好きなので、
最前列はあまり好きじゃないというのが正直なところ。

でも最前列になったからには、肉眼で馬木也さんをガン見するぞ~、と
開演前は意気込んでいたんだけど、私の座席は左ブロックで、
馬木也さんの立ち位置の関係で馬木也さんの背中を観ることが多く残念。
間近で観られたのはラスト近くの1場面だけでした。

その間近で観たシーンは自分の不実さが招いた結果を目の当たりにして
絶望する姿で、観ているこちらまで苦しくなってきました。

ストーリーとしては救いの無い話で、夫に対するメディアの復讐、
そこまでしなくてもと言う感じで、領主とその娘の最後を聞いている
メディアの顔、私の席からは横顔しか見えませんでしたが
怖かったです。

平さんのメディア、男性が演じているとは思えない
妖艶さがあったし綺麗でした。

子供達の足を拭いてあげるシーン、1人目を拭いた後
布の拭く面を変えて2人目を拭くところ、
細かいところまで演出しているなと感心しました。

これから観る方もいると思うので、本編に関してはこの程度で...

カーテンコールは3回。
3回目の時は平さん嬉しそうに飛び跳ねながら出てきました。
可愛らしい82歳です

プログラムと台本を買ったのですが、
それは書かなくても、と思ったことがあって...

馬木也さんの出演作に「まれ」が書いてあったんです。

確かに出ましたけど、ピンポイントの出演だし、
プログラムの出演作に書かれると、知らない人は
代表作のように受け取るんじゃないかと...
個人的にはそう思う人がいたらちょっと嫌だなぁと思います。

ちなみに、馬木也さんの写真の表情、ちょっと怖い感じです。
まあ、舞台のストーリーを考えれば、
ニコニコ笑っての写真はふさわしくないと思うので
ちょっと怖い表情なのは仕方ないと思いますが。
ご本人のコメントは載ってなかったです。

観終わって急いで駅に向かう道すがら、追い抜いた人のほとんどが
「あれだけの台詞を80歳になっても憶えられるなんて凄い!」
といったことを言ってたのがちょっと面白かったです。
コメント (6)