東京千秋楽、観てきました。
チケット完売で、追加チケットの立ち見で
20人ぐらい立ってる人がいました。
これまで初演を含めて5回観てきて、ずっと気になってたことがありました。
それは馬木也さんが使っている刀が他の出演者の刀より重さのあるものを
使っているんじゃないかということ。
場面によって軽いものと使い分けてるのかもしれないけど、
西方寺で花風を待っている時の刀を抜き差ししている音、
才蔵の脈を調べる時の鞘から刀を抜く音が
軽い模造刀では出ない音のような気がするんです。
確認しようがないので、あくまで憶測でしかないんですけど...。
柳下くん、脚のほうは21日とあまり変わりないような感じだったけど、
痛めてるなりに出来ることは増やすという感じで、
清海伊左とやり合うシーンはかなり動きが増えてたし、
1幕の殺陣シーンが一部復活してたし、
(八百屋舞台を滑り降りて「決まった」とポーズをとる場面)
撒菱をばらまくとか、才蔵さんに
「シュッとしてボンっとなるやつくれよ」って台詞が増えてました。
小介vs半蔵になっていた場面も、八百屋舞台の中段の所で倒れて
小介に斬られそうになる半蔵、というところが、
半蔵が下の坂の途中まで滑り落ち、手当てされたハナの側にいた佐助が斬りかかる、
に変更されてました。
東京千秋楽ということもあって、上川さんのアドリブがいつにも増して、
でした
秀頼の寝所に忍び込んだ佐助を幸村が扇子で叩く回数が
12日と21日は3回だけだったのに、今日は10回ぐらい叩いていて
佐助がそんなに叩かなくても、みたいな顔をしてたし、
めしやでの日替わりネタが今日は佐助の撒菱いじりでかなり長く
客席大爆笑でした。
上川さん、してやったりと思ってるのかな
幸村と十勇士が討ち取られた後で、巨大な月をバックに里見御大が
「徳川の世」と言わなきゃいけないところで「豊臣の世」と言ってしまい、
御大、固まってました
さすがにそのまま進めるのはまずいと思ったようで
「いや、徳川の~」と言い直してましたけどね。
カーテンコールは4回。
3回目で上川さんは挨拶するつもりだったみたいだけど、
キャストの大半(センターにいる上川さん、柳下くん、黒川さん、里見さん、賀来さん以外)が
舞台袖に引っ込んでしまって困ったような顔をしてたけど、戻ってきたのでご挨拶があったし、
今回一番苦しんだとも(柳下くん)からも一言、という上川さんの計らいで
柳下くんもご挨拶。
最後まで頑張ります、ということを言ってました。
福岡公演が終わるまで、柳下くんの回復具合に合わせて
少しずつ演出を変えていくんでしょうし、
(それに対応する役者さん達は大変だよね...)
それを観られないのは残念ですが、こればっかりは仕方ないので、
観に行った方々のブログやツイートを読ませてもらって、
勝手に想像したいと思います
再々演、あったら嬉しいけど、たぶんないだろうなぁ...。