リタイヤおじさんの日々

日常のほっとする風景を描いています

ひと昔

2010-05-21 19:39:44 | 日記
 十五年くらい前です。宇都宮の清原工業団地内の一事業所に一年ちょっと赴任し、宇都宮市内繁華街は避けて真岡市内の静かなところに単身で寝どこを設けていた時期がありました。

 真岡市は真岡木綿で一時は栄えたところと聞きました。帰任した当時は地域の活性化を目的に郊外に工業団地を作り大手の企業を誘致していた時期だったと記憶しております。

 が、ちょっと離れたところはのどかでした。休日は時折、市内のはずれを歩いて思わぬ発見をしたりして楽しんだものでした。

 そんな地(井頭温泉)に、たまたま、昔の山の仲間たち十数人と泊まりがけで集まり、久しのひと時を過ごしました。生憎の雨模様でしたが、ホテル近くの田植えの終わった田はココロを落ち着かせる昔のままの情景でした。

 山の仲間たちと別れた翌日、今はすっかり高層マンションが林立する町並みと化した宇都宮市街に住む友人宅を訪れました。
 ロケーションの良いマンションに住む友人と高層ビル群を見渡せる部屋で、「B級マンハッタンだ」と夜景を見ながら冗談を言う彼と夜の帳が下がるころまで飲み明かし交友を深めました。  

 翌日、帰路の車を走らながらかすかな記憶を辿りちょっとだけ遠回りをしてみました。昭和の高度成長期を過ぎ、今はすっかり落ち着いた町並みと言うか、建物群は少し変わったかな、、、田畑はまだまだ残っているな、と、感じつつ、新緑に覆われた郊外を走り抜けました。

 ひと昔前、ひと時、お世話になったこの地、真岡、宇都宮市街地はそれなりに変化しているのだろうが、なぜかひと昔と「変わっていないな」、という印象でした。

なぜだろう、、、、。
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